日本明慧

AP通信:法輪功学習者が訴訟事件で罪に問われたことを通して、香港人の人権尊重の剥奪が懸念される

【明慧ネット】AP通信8月15日の報道によると、木曜日、16人の法輪学習者が香港の中国駐香港連絡弁公室前で請願活動を行った際「通行妨害」で訴えられ、起訴が成立した。この訴訟事件について人権弁護士は、香港の自由を脅したと称した。

報道によると、香港で法輪功学習者が犯罪だと非難して訴えられた事件は初めてである。
Magistrate王司法官は全員の被告を判定し(スイス国籍4人とニュージーランド人1人を含む)、2つの罪(通行妨害と公務執行妨害)を犯したとしている。
このうち9人の香港人の被告はさらに重い罪と懲役を言い渡された。3月14日に警察側からの請願活動を中止する勧告を無視し、さらにその中の3人が同時に警官を襲撃したというのである。

報道によると、王司法官によって判決が下されたとき、法輪功学習者たちは感情的な反応はなく静かであったとのこと。6月から続いていた訴訟事件はこのような結末を迎えた。

人権活動家と反対派の立法員は、今回下された判決が江沢民らの機嫌を取るため、と非難した。

香港の法輪功学習者たちはこれまで大陸からの弾圧に抗議してきた。また、弾圧により現在まで数百人が死亡したそうだ。香港の法輪功学習者たちによる抗議活動は香港政府は不安を感じているようである。というのも、香港がイギリスから中国に返還された1997年から50年間は、言論の自由が約束されていたにもかかわらず、江沢民らは法輪功に対して取締りを行なおうとしているからだ。

報道によると、王司法官は判決を下す際にこの訴訟事件について、被告が法輪功を修煉しているかどうかは無関係であると述べた。

事件当時、法輪功学習者たちは決して通行を妨げるようなことはなかったが、弁護士は最終的にこの訴訟事件について、この一角を警備していた警官こそが道を塞いでいたと弁護した。

刑を執行する日時について、王司法官は触れなかった。

法輪功スポークスマンの簡鴻章は判決について控訴する意向を述べた。

香港政府は香港での法律に則った上での自由な講義に関して、法輪功のみ度外視することはないという意向を示した。報道によると、スイス国籍の数人の法輪功学習者は中国へのビザが下りなかったため、北京での請願が出来なかった代りに香港で請願活動を行なったとのこと。

通行妨害罪で5,000香港ドルの罰金あるいは3ヶ月の監禁を判定することができる。それによって恐らく通行妨害の行動で500香港ドルの罰金あるいは3ヶ月の監禁を判定することができる。

訴訟事件の中で最も重い「公務執行妨害」は2年間の懲役を課せられることがある。しかし、公務執行妨害罪は5000香港ドルの釈放金で懲役は6ヶ月間に軽減される。

ダウ・ジョーンズ ニューズはAP通信を通してこの事件の速報を流した。速報ではある有名な香港の人権人士のアナリストLawYuk-kai氏が言及した。「もし、法輪功学習者に有罪判決が下されれば、今後の抗議活動に制限されてしまうことになるだろう。抗議は結果的に場所を占拠することになる」と。さらにLawYuk-kai氏は、「たとえこの法輪功学習者の判決が取り消されるとしても、このことは一つの良くない先例となり、今後は弁護という憲法で認められている保護される権利が必要となってくるであろう」と述べた。