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香港立法委員らによる香港誣告事件及び香港の一国両制度に関する発言 


【明慧ネット】法輪大法インフォ・センター8月14日の報道によると、香港立法会議員 司徒華氏、何俊仁氏、及び特区議会議員 陶君行氏の3名は、香港誣告事件及び香港の一国両制度の見通しについて、同センターの取材に応じた。

先ず、誣告事件に対し、司徒華氏は次のような見解を述べた:

1.法輪功学習者には罪がない。彼らの行動は平和的だったにもかかわらず、警察を襲ったという罪と通行妨害の罪で起訴された。今回の誣告事件は政治的な起訴であることが明らかである。

2.董建華氏は立法会で「法輪功は“邪教”であるに違いない」と指摘したが、それは誹
謗的な発言であり、法律的な根拠は一つもない。法輪功は裁判所で“邪教”とは言い渡されなかったのに、なぜ董建華氏がそう断定できるのであろうか?香港では“邪教”と決めつける法律は一つもない。彼がそのように言ったのは江主席の意見を受け入れ、香港で法輪功を迫害するための理由をつけているに過ぎない。

3.これまで、法輪功学習者の活動は合法的であった。“邪教”の罪は香港では成り立たないため、彼は交通妨害、警察襲撃の罪で誣告した。これは警察の職権を濫用している。

4.もし法輪功学習者が有罪であると言い渡されれば、それは香港の人権法治に対する巨大な損害である。彼の遣り方は香港を中国大陸と同化しようとしている。一国両制度の区別はどこで現れるだろうか?香港では集会結社言論の自由、宗教信奉の自由があり、法律にさえ違反しなければ、そのような自由を所有できる。今彼は警察権限を利用し起訴したことで、香港の人権法治を侵害し、香港の結社集会、信奉の自由を脅かしているのと同じである。それはただ法輪功のみの問題ではなく、香港の人権法治にまで影響している。今日は法輪功学習者がその迫害を受けているが、明日他の多くの人々が同じ迫害を受けるに違いない。

また、司徒華氏はさらに、次のことを皆さんに注意してほしいと話した:
法輪功の論理を理解できない人がいますが、それよりも大事なのは、人には信奉自由を与えてあげるべきだということです。特に印象を受けたのは、法輪功の活動はすべて平和的であり、彼らの言った、真?善?忍 この三つの文字と同様に、特に忍に対し、彼らは多くの出来事に耐えてきており、他人に損害を与えないようにしています。もし、誰でもそのような性格を形成できれば、世界は平和になるに違いありません。法輪功の内容、信奉、活動に対し、賛成するかどうかは別として、彼らの信奉自由の権利を守る必要があります。西洋のある言葉のように「貴方の意見には賛成できなくても、貴方の意見を発表する権利を守る為に努力する。」法輪功を理解できない人達もそのような態度を取るべきだと思います。このような弾圧、迫害行為に反対し、彼らの抗争に同情及び支持の意を表すべきです。

一方、今回の誣告案に対し、陶君行氏は次のように述べた:
法輪功の活動に対し、香港政府はますます厳しくしていますが、その根本的な原因は中央政府からある命令が下されたためです。その裏にある政治的理由は明らかです。法輪功は健康活動の一種ですが、どうしても、それを宗教活動であるとしたとしても、香港市民は是か非を自由に選択できる権利を持つべきだと思います。

また、香港の一国両制度に関して:

記者:香港が返還されて以来、民主自由が立ち後れている状況はありますか?
司徒華:今回法輪功学習者が起訴された事件は、単なる法輪功のことと見なしてはいけないと思います。今回の事件は香港の自由民主制の人権法治に関係していることに注意して欲しいのです。一旦突破されれば、将来立ち後れる現象は更に大きくなると見られます。

陶君行:香港が返還されてからの状況は益々深刻化しています。最初の2年間では、国際社会、香港市民を安心させる為、ゆとりのある状態を保持していましたが、5年目に入ると状況は益々深刻化しています。実は、香港市民もこの状況を観察しています。警察は異なった法例でデモや陳情を行った人々を起訴しています。そのような状況は市民に不信感を起こし、更に国際社会の関心を寄せています。
記者:現在の状況から判断すれば、香港は今後、専制独裁的な政府機構になると思いますか?

何俊仁:政府は中央政府の路線に沿って歩もうとしているのが見て分かると思います。中央が好まない言論、団体を打撃しており、法輪功もその中の一つです。法輪功の他に、過激とみなされた団体、例えば四五運動、のような学生連合会なども攻撃されました。もちろん、最初は過激な団体、次に少し過激な団体、過激でない団体、最後に平和であるが協力しない団体も攻撃していきます。少しずつ行おうとしています。十分な民意的基礎を持っておらず、また国民も信用していません。警察の力により統治し、権威を維持しようとしています。特区政府の統治権威は、最終的には中央共産党の支持に頼らなければならず、中央または共産党エリートに好かれなければならないのです。中央または共産党エリートの機嫌を損ねるような、いかなることも禁止するのが彼らの出発点なのです。

陶君行:デモ及び集会の自由を厳しくするのは第一歩であり、次は基本法第23条の立法、更に中央政府からの政治的な圧力を加えれば、香港の状況はますます深刻化していくと見られます。香港市民の人権と自由は厳しくなる一方です。