ドイツラジオ放送局は香港の裁判について報道した:「香港」は特別行政区として自治権を有しているが、現地政府はますます「北京の圧力」に屈しているようだ
【明慧ネット】ドイツラジオ放送局は、2002年8月14日に香港が行った裁判に関して、次のように報道した。(香港の裁判)事件の原因は、3月に中国政府香港連絡弁公室前で行われた一回の抗議活動にさかのぼる。司法官は16名の被告への非難告発が成立したと、宣言した。しかしこれらの訴えに対しては、比較的に軽い処罰──それぞれ40から125ユーロまでの罰金を課した。
報道によると、主席の司法官Simon Wangが弁解し、彼らが有罪判決を受けたことは、法輪功学習者であるということとは関係なく、彼らが公共の秩序を乱したためであると述べた。しかしこれに対し、法輪功スポークスマンの許女史は遺憾の意を表明した。「私達はこのような判決を下されたことに対して驚愕の思いでいる。司法官は全体の訴訟の中で偏見を持ち、重要な証拠を無視し、反対に全く証拠不足のものを取り上げた。」
報道によると、700万の人口を抱える香港ではこれまで、約500人の法輪功学習者の活動について、妨害を受けてない。中国大陸の法輪功に対する弾圧が始まって以来、彼らはいつものように北京政府への抗議活動を行ってきた。香港は特別行政区として、自治権を引き続き有しているが、しかし現地政府はますます北京の圧力に屈してきているように見える。今回の判決は法輪功スポークスマンの許女史に対して、これまでの最も明らかな一つの信号として、香港の自由な権利は名ばかりで、ますます実質がなくなっていることを告げるものとなっている。
許女史は「この判決は香港の基本法に違反しているだけではなく、また私達がずっと誇らしく思っていた、法律による保障の理念を損なった。それによって江沢民による統治下の迫害が香港まで拡大した。中国の権力者は私達の法律およびその他に対して影響を与えることを企てている。」
報道によると、最新の情況が明らかとなり、許女史が述べたことは正しいということが浮き彫りにされた。香港総督の董建華が法輪功をX教と称して以来、各種の兆しのあらわれは、禁止へと向かう形勢をはっきりと示している。法輪功はすでに公共建築物の前で活動する許可が得られなくなった。アナリストは、「政府はすでに一つの厳しい反転覆法を作り、北京を批判するすべての人達を受け入れられないことから身を守るため、法律上の基礎を築いている」と心配した。
許女史は今なお彼女の方が合法的だと思ている。「香港で大陸の幾千幾万の法輪功学習者のために喚声を上げ続ける。迫害が停止しない限り、彼らには話す自由がないからだ。私達は活動の中でずっと法律を守ってきたので、必ず事前に警察に知らせていた。だから私達はこのような結果となったことを遺憾に感じている。香港にとってこれは暗黒の日の始まりである。」
許女史は声明により、理不尽な判決に対して控訴すると表明した。
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