中国の法輪功学習者へ関心を寄せるようトロント俳優協会の主席がクレチアン首相へ書簡を送る
2002年8月16日
クレチアン首相殿
カナダ映画、テレビ、ラジオ放送局の芸術家同盟(ACTRA)のトロント俳優協会は、ACTRAの中で一番大きな組織であり、アンダリョ州では1万3000人を上回る会員を持ちます。私はこの協会の主席として、ここで法輪功学習者が中国(江沢民政権)の迫害を被っている問題に関して、総理に重大な関心を寄せて頂きたく願います。
アムネスティ・インターナショナルのような大規模な人権組織は、すでにこの迫害の重大性を確認し記録しています。多くの中国の法輪功学習者が、残虐な拷問と極度の虐待によって死亡しています。更に非常に多く(数千数万)の学習者は、各種の情況の下で継続的迫害を受けています。この異常な迫害の中で、中国と世界の法輪功学習者は終始、平和的な方法を持って、法輪功の原則
——「真・善・忍」の放棄を拒絶するだけであるということを私は知っています。
中国で迫害を受けているこの数多くの法輪功学習者の中で、私たちの同業者である芸術家や俳優も数多くいます。一部の海外で生活している中国の有名な俳優と芸術家は現在、中国に帰国できません。一度帰国すれば、法輪功を修煉していることにより、(江沢民政権の)迫害に直面するのです。著名な芸術家である張昆侖教授は、様態の優れない義理の母を見舞うため帰国した際、法輪功を修煉しているということで、中国の労動矯正所に入れられ、残虐な拷問で苦しめられました。カナダ政府は張教授の釈放に対して、積極的に働きかけてくれましたので、同業芸術家一同感謝しております。しかし、依然として、非常に多く(数千数万)の法輪功学習者が、中国各地の労動矯正所と刑務所の中で監禁され、深刻な虐待と残虐な拷問を被っています。
芸術家と俳優にとって、真理というものは自らの職業を照らす灯火です。この職業に身を投じる多くの人は、公正かつ寛容な社会を築き上げるために、自ら貢献できることを願っているのです。カナダは、世界で最も寛容な社会の一つであると公に認められています。政府はこれらの貴重な原則を守るために立ち上がることは、道義上断れない責任があるのではないでしょうか。これは、カナダ国民のためだけではなく、全人類のためでもあります。「真・善・忍」を修煉する人々への深刻な迫害を必ずや譴責することを願っております。
ACTRAトロント俳優協会主席
リチャデイ− ハデケー
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