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オーストリア法輪大法協会の会長は、川口外務大臣へ金子容子さんの救出を呼びかける書簡を送った

【明慧ネット】

外務大臣 川 口 順 子 殿

オーストリア法輪功学習者の名義でこの手紙を書いております。この度大臣が中国を訪問される際、中国当局に法輪功学習者の金子容子さんを解放するよう促すことを懇請致します。

2002年8月12日、私どもはオーストリア駐在日本大使館へも手紙を送りましたが、その中でも彼女の訴訟事件に、注目していることをお伝えしました。

金子容子さんは、日本の会社員金子篤志さんの妻です。彼女は今年5月、北京の街頭で法輪功の資料を配ったため、6月24日に1年半の労働による再教育を言い渡されました。この処分は中国憲法に背くものであり、また中国が署名している市民的及び政治的権利に関する国際規約にも抵触するものです。

法輪功は中国伝統の修煉功法であり、「真・善・忍」という原理に基づき、中国の文化にも深く根付いているものです。1999年7月、江沢民政権は法輪功に対して残酷な迫害を始めました。当時から、無数の法輪功学習者が留置所と刑務所に閉じ込められています。現在まで、少なくとも461人の学習者が、虐待や拷問により死亡し、その中には赤ん坊や老人もいました。

金子容子さんは、中国当局にこの迫害を停止することを呼びかけるため、社会に向かってこの迫害の真相と法輪功の真実の情況を伝えました。彼女は人々に「真・善・忍」を示し、迫害の中で苦痛を被る人々を支持しました。彼女のこの行為は、正義のため、人間性の尊重のため、世界平和のためではないでしょうか。
現在、金子容子さんの生命はとても危険な状態にあります。彼女の夫が中国で面会した際、金子さんは残酷な拷問により苦しめられ、虐待されていることが明白となりました。

大臣が中国を訪問される際、中国当局に対し金子容子さん事件について言及していただき、彼女が解放されるよう助力願えますでしょうか。

大臣の訪中が成功されることと日本国民の皆様の幸福を心よりお祈り申し上げます。

ウィーンにて
オーストリア法輪大法協会 会長
マーティン スクロード