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林慎立氏はAPEC(アジア太平洋経済協力)会議参加国の首脳宛に手紙を送り、自身の体験に基づき、中国で迫害されている法輪功学習者へ関心を寄せるよう呼びかけた

【明慧ネット】

各国首脳殿:

私はカナダ政府によって、中国から救出された法輪功学習者の林慎立と申します。2年間に渡り中国の強制労働矯正所で、非人道的な虐待と残酷な迫害を経験しました。

あの暗い労働矯正所の中で、毎日長さ30cm、幅18cm、高さ30cmの小さい椅子に座らせられて、話をすることも許されず、立つことも許されませんでした。警官は、精神病患者による殺人や自殺事件の罪を法輪功修煉者に被せ、私を洗脳しようとし、毎日13時間以上の労働を強要しました。長時間の重労働によって、胸、背中、お尻の大部分が爛れました。トイレットペーパーをお尻に当てて、毎日の強制労働に耐えましたが、トイレットペーパーを毎回換えるごとに、皮膚や肉の一部も剥れてきます。毎晩、半身になって寝ますので、とても寝入ることはできず、また、少しでも注意を怠り傷口に触れてしまうと、直ぐに痛みで目が覚めました。警官は、囚人に私を殴るように指示しました。また、信仰を放棄させるための「保証書」を書かせました。さらに、労働矯正期間を延期し一生監禁するなどと言っては、脅しました。

カナダ各界の善良なる方々からの呼びかけと、カナダ政府の手を尽くした救出活動の下、この魔窟から出てカナダに戻ることができました。しかし、現在も、弟の林鳴立は同じ労働矯正所で、同様の非人道的な虐待と残酷な迫害を受けています。中国では、幾千幾万の法輪功学習者が、人間性もなく苦しめられ、迫害により死亡する人も数え切れません。このような邪悪な労働矯正所は、“真・善・忍”を修煉して、よい人間になろうとする法輪功修煉者に、迫害を加えるという人間地獄です。

21世紀の文明社会の今日、“真・善・忍”を信仰し、よい人間になろうとする人に行った、各種の残虐極まる体刑と、死に至るまで行った残酷な迫害は、人々には想像もつかず信じ難いものです。しかし、これは中国の労働矯正所では、普遍的であり、生々しい事実です。私と弟は、まさにその生き証人です。

江沢民政権が法輪功を迫害して以来、一千人以上が迫害によって死亡し、数えられないほどの人が、残酷極まる体刑によって不具にされ、多くの家族が離散しました。江沢民氏は、射殺無罪命令をも出しており、警官はすでに銃を使い“真・善・忍”を信仰する法輪功修煉者を殺害しています。

法輪功は、世界60ヶ国に広がり、ますます多くの人々が法輪功を学び、“真・善・忍”を崇め尊ぶようになってきました。しかし、江沢民政権は、個人の私欲のために、憲法に違反し、法律上で凌駕し、国連人権規約を無視し、法輪功を迫害しています。これは善良に対する迫害、正義に対する迫害であり、世界の正義を守る善良な人々にとって、許し難いことではないでしょうか。

このような非人間的犯罪行為、善良な人々に対する残酷な迫害を非難し、正義と善良をもって、今中国で発生しているこの迫害を制止するようご協力頂くと共に、APEC会議開催期間中に、中国江沢民主席と対話を設け、迫害を停止するように呼びかけます。

2002年9月13日
カナダ国 林 慎立