日本明慧

内政干渉

文/小雨

[明慧ネット]隣の夫婦げんかを見て、世話をやいてもよくないけど、放っておくわけにはいきません。ですから目を閉じて、見ていないふりをします。なぜというと、いくら公正な裁判官でも家庭の内輪もめを裁くことはできません。これは一家の内政と言えるかもしれません。それぞれの家庭はそれぞれ違う特徴を持っているのですから。

でも、夫は体が丈夫なのを頼みにして、妻を虐めて、妻が生命の危険に直面しています。このとき、妻は大声で助けを求めます。この声を聞いた隣人が制止しようとしてもできませんが、そこでもっと多くの隣人を呼んで、一緒に制止しようとします。そのとき、扉が開いて、怒っていた夫が「あなた達はうちの内政に干渉している」と非難しました。

そして、皆は帰るしかできませんでした。このことから、「内政干渉」という言葉を言い訳にして、勝手にでたらめなことができるようになりました。

しかし、家は家のおきてがあり、国は国のおきてもあります、また国際法、国際公約、条約、憲章などもあります。最後に、人心、天法、天理もあります。これが「天網恢恢、疎にして漏らさず」というものです。この網を漏れ出ても、あの網は漏らしません。人の法がなくても天の法があります。日本に在住している金子容子さんは、中国の法輪功への迫害を制止するため、自らの危険を顧みず、ためらうことなく北京の町で同胞に法輪功の真相資料を配りました、その勇気には敬服します。考えてみて下さい。他人のため、自分の命さえ顧みない、それはどんなに立派、かつ偉大な人でしょう。多くの善良な日本人が聞いたら、ためらうことなく自分の名前を署名してくれました。ある人が「ただビラを配るだけで1年半の労働矯正をさせられて、まったくとんでもない話だ」と書きながら言いました。7月7日、金子容子さん救援会が容子さんの第二の故郷、日本の新潟県で署名活動を行ったとき、1日中で署名7100を集めました。現在、180あまりの国会及び地方議員が署名してくれるだけではなく、8万の普通の民衆が署名してくれました。

人類は21世紀を邁進していますが、中国は2200年前に逆行しました、逆行は民心を得ないので一時的です。冤罪がきっと雪がれ、間違いもきっと直されます。法輪功学習者が信じている「善悪には報いがある」という理は言うに及ばず、単に迫害指示を下した人や、大法弟子を迫害していた人は必ず法律の制裁を受けるはずです。

容子さんが不法に拘留されて、円満な家庭が打ち壊されています。ご主人の金子篤志さんが容子さんの釈放のために駆け回っています。彼の呼びかけもたくさんの善良な人々の心に影響を及ぼしています。最近、篤志さんが北京で容子さんと会ったとき、彼女の精神状態がよくないことに気がつきました。腕に殴られた跡があります。いつまで耐えられるかすごく心配しています。篤志さんのお母さんとお婆さんも容子さんの早く帰国することを望んでいます。

ある人がわれわれの国際社会を地球村に喩えます。それぞれの成員は村の規約を遵守しなければなりません、それぞれの成員は他の成員が村の規約を遵守するように促す義務もあります。もし誰かがふしだらなことをしても、制止する人がいなければ、癌のように転移してしまいますし、最後に自分さえ保護することもできません。江xxは法輪功に対する迫害を全世界に広げて、自由、民主、及び平和などの人類の普遍の価値観を破壊しています。江はドイツ、アイスランド、香港などを訪れて、邪悪をあそこに齎しました。多くの人が経済的利益に屈服して、邪悪の迫害を認めてしまいました。私は1000年前の北宋時代の大文豪である蘇洵氏の「六国論」を思い出しました。その中に「六国の破壊は、兵が弱い、戦争に弱いではなく、秦に賄賂を使うからである。賄賂を使ったから実力が弱くなる、それが破滅への道です」と述べられていました。

現在、江xxはテロリズムをして、全人類を毒しています。民衆がよく見ているとおり、法輪功への鎮圧は中国憲法に違反し、国際公約の公民と政治権力、及び世界人権宣言にも違反しました。
国際公約の公民と政治権力、及び世界人権宣言を遵守するのは、正義感と良心を持っている政府の厳かな承諾と職責です。さもなければ、各国の政府が国際連合の書類にサインする意義は何でしょうか?国連の書類そのものは効果があるのでしょうか?

将来のある日、法輪功の名誉を挽回し、法輪功弟子が自由になり、法輪功を迫害する邪悪が正義の制裁を受けるでしょう。そのとき振り返って見ると、人類を踏みにじるのを制止している正と邪の勝負の中で、われわれはいったい何をしているでしょうか?