日本明慧

「中国で迫害を受けている親族の救援活動」

輪功学習者がブッシュ大統領宛に手紙を送り、親族が故郷に戻れるよう支援を呼びかけた。

【法輪大法インフォセンター10月19日】中国で迫害を受けている法輪功学習者22名の海外の親族は、17日ブッシュ大統領に手紙を送り、「米中関係を強めることが基本的人権の犠牲を代償とすべきでなく、我々の親族が故郷に戻れるように力を尽くしていただきたい」と呼びかけた。

手紙は以下のように述べた。「この3年半、江沢民政権の法輪功への弾圧はすでに全ての中国人に波及しており、現在、その迫害は海を越えてアメリカまで影響している。現在、我々の親族を迫害から救出することは、我々の生活における焦点となっている。」

ある統計によれば、現在まで500名あまりの法輪功学習者が、酷刑による虐待により死亡した。ところが、実際の数字はこの統計データを遥かに越えている見通しである。しかも、現在監禁されている法輪功学習者は極めて危険な境地にある。テキサス州立大学に在学中の王暁丹は、最後に父親の姿を見たのは3年前のCNNの番組であった。当時、彼女の父親は北京法輪大法研究会の世話人であったために、中国当局に16年の懲役刑を言い渡された。

また、手紙は「我々の親族はただ正直かつ良い人間になろうと努力し、自分の精神信仰を放棄したくないだけで投獄され、そこで苦しめられている。我々が今回の活動を発起した目的は、彼らが自由の身になることを支援することにある。」と今回の活動の目的を強調した。情報によると、今回の活動の参加者は四つのグループに分かれ、それぞれワシントンDC、アトランタ、トロント、シアトルから車でヒューストンに向かって出発した。全米各地を訪問し、21日にヒューストンで合流する予定。今回の活動を通して、より多くのアメリカ人に中国での迫害の真相を知ってもらい、彼らの親族への救援を求めている。

手紙は、江沢民主席との会談で法輪功の問題を提出し、アメリカ国民の中国の親族を直ちに釈放することを中国側に申し入れるよう、ブッシュ大統領に要請した。同時に、「法輪功への迫害は米国にとっては受け入れられないことであり、米国は米中関係のため、基本的人権を犠牲には出来ない」ということも、江沢民氏に伝えていただくよう、ブッシュ大統領に要請した。

また手紙には、カナダ政府の努力によって救出された、法輪功学習者の例も挙げられている。最後に、22名の法輪功学習者は「ブッシュ大統領がこの残酷な迫害は、絶対許されない行為だと強調することができれば、我々の親族は必ず自由の身になれる」と表した。