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カナダ国会議員と各界の団体が連携して香港“23条”の立法に阻止するように呼びかけた

【明慧ネット】2002年12月13日、カナダ国会議員と各界の社会団体が連携して国会で記者会見を行い、23条の立法に反対する立場を表明し、カナダ政府に対して諮詢期間終了前に意思を表明するように呼びかけた。

記者会見では、元連盟党主席、外交評論家、国会議員のストックウェル・デイ先生。カナダ・アムネスティ・インターナショナル秘書長のナウェー先生。トロント中国民主運動支援会主席の関卓中先生。カナダ法輪大法学会代表の戴工羽女史が発言した。 

国会議員デイ先生は、発言の中で「我々は香港の基本法23条の立法に対してとても心配しており、この立法は民衆の自由を侵害することになる。香港民衆の権利が侵されるこの時に、これらの民衆に対して関心を示すことは、我々の責任である」と表明した。 

ナウェー秘書長は、「1997年に香港が中国に帰還した後、中国の悪人権環境の中で、僅かな人権の光が残されていた。しかし今、本当の危機が訪れた。この僅かな光が消えていくことになる。カナダを含め国際社会が早急に明確に反応を示すことはとても重要なことである。はっきりとメッセージを送り、香港の立法の変化は人権の強化を支持すべきで、中国の人権の泥沼の中に滑り込ませることは望ましくない」と述べた。またナウェー秘書長は「カナダは(23条に対して)果すべき役割をしっかりと果たすべきである。如何なる法律も基本的人権に罪を科したり、制限を加えたりすることの口実になってはいけない。人権は中国大陸で常に無視され、踏みにじられている。香港は人権を厳粛に守らなければならない」と述べた。 

昨日トロントで行われた香港23条の立法に反対する記者会見に参加し終え、今朝わざわざトロントから飛んで来た関卓中先生の話では、彼はバンクーバー、カルガリー、オタワの中国民主運動支援会の代表者と連携して、カナダ総理に手紙を出し、政府からの意思表明を求めた。手紙の中で「我々はカナダ政府に諮詢期間終了日の12月24日の前に23条の立法に反対する意思を表明するようにお願いしたい。更に我々はカナダ政府に国際人権問題における良好な評価を利用して、他の国に対して23条の立法に反対することを表明するように働きをかけてもらいたい」と述べた。

戴工羽女史は江沢民集団の様々な法輪功に対する迫害手段を挙げた。彼女は「アメリカの藤春燕さんは中国政府が精神病院を利用して法輪功学習者を迫害する実例を調査したことによって、“国家機密漏洩罪”として3年間の強制労働矯正に科せられた。アモイに在住の張玉輝さんはインターネット上で法輪功寄りの文章を載せたことによって、“転覆罪”として、10年間の懲役を科せられた。我々は江沢民集団が中国大陸で法輪功に対する迫害手段を香港にまで広げ、香港市民の基本的人権を侵すことを許せない。香港政府はこの立法を取り消すべきである」と述べた。

情報筋によると、アメリカ、イギリス、及びニュージーランドは近日中に意思を表明し、香港政府が23条を実施することによって密接に香港に対する衝撃があることを注意するよう表明する予定である。十数の民間団体は香港やアメリカで23条に反対するデモ行進に参加する予定である。カナダのトロント、モントリオール、バンクーバーで23条の立法に関心を持っている各界の人々が今週末に集会やデモ行進などの活動を行い、香港市民を声援し、全世界の23条に抵抗する正義の力に合流する予定である。これによって、カナダ政府に香港政府に対して明確な意見表明を呼びかけたい。

CFMT、中央社、世界日報などの各メディアがこの記者会見に訪れた。

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法輪功学習者代表の戴工羽女史の発言:
“私たちは江沢民集団が大陸での法輪功に対する迫害手段を香港まで広げていくことを許しません”