BBC報道：“人権観察”の報告によれば、中国は異見者を弾圧し続けている

【明慧ネット】BBC 2003年1月14日の報道で、人権組織である“人権観察”は、1月14日発表の年度報告書の中で、中国は昨年一年間を通し、言論の自由を制限し、監査を行い、異見者を弾圧し続けたと指摘した。

米国に本部を置いているこの人権組織の年度報告書中、かなりのスペースで、中国における人権現状が報告されている。報告書は、中国の外交は中国への人権批判を見事にかわし、国連の中国の人権記録を非難する決議案の提出を阻み、中国の指導者は、全世界の反テロ運動を巧みに利用して、国内の異見者や分離独立主義者への弾圧を覆い隠したと指摘した。

また報告書によると、昨年11月の中国共産党第１６回党大会を迎える際、及び党の指導者を変更する期間中、中国の指導者は、とても慎重に人権問題に対応していた。“政権交代の間に、北京の指導者は、経済及び社会の安定を図り、慎重に軽く叩く時期と厳しく弾圧する時期の使い分けを計っていた。”

中国当局は法輪功を弾圧し続けている

報告書は、また次のことを指摘した：中国の指導者は、中国の東北地方に起きた大規模かつ持続的な労働者デモに対して、最低限の武力しか使わなかった。HIV感染者を有効に抑制できなかったことを暴露されたことに対しても、中国指導者層の反応は寛容的なものだった。しかし、中国当局は、法輪功、異見者、分離独立者への弾圧を停止してはおらず、言論の自由も緩めていない。インターネット上の情報に対しても、引き続き厳しく審査していることも変わっていない。