入国管理局は在日難民申請者に「定住」の在留資格を許可する方針であることを告知した
【明慧ネット】2003年1月24日午前、最初に難民認定を申請した5名の在日法輪功学習者は、東京入国管理局で難民とは認めないことを告知された、しかし、同時に彼らは「定住者」の在留資格変更を許可する方針であることを告知した。難民認定しないにもかかわらず、日本当局が在留資格の変更を許可するのは極めて稀である。
最初に難民認定を申請した5名の在日法輪功学習者は、申請から1年10ヶ月を経た1月24日午前に、東京入国管理局に出局するよう通知された。担当官と面談した結果、法輪功学習者であることを理由とした迫害を受けるおそれがあるという申立は証明されず、法輪功学習者であることを理由として迫害を受けるおそれは認められないので、難民とは認めないと告知された。しかし、「定住者」の在留資格への変更を許可する方針であることを告知した。
当事者の5名の法輪功学習者は、難民認定されない状況の下で、日本当局が在留資格の変更を許し、「定住者」の在留資格への変更を許可する方針だというのは極めて異例だということを知った。これは、迫害を受けている法輪功学習者に対して、日本政府が人道的保護を与えているといえる。日本政府の温情に対して法輪功学習者は感謝の意を表した。しかし同時に、江沢民政府による法輪功学習者への人権侵害に対して、日本政府が正面から認めないことに遺憾の意を表した。
1999年7月以降、法輪功は非合法化された。中国国内では多くの法輪功学習者が虐殺され、逮捕され、非法に拘束され、労働教養所や監獄で酷く拷問されている。甚だしきに至っては、精神病院に送られ、薬物によって迫害されている例も報告されている。在日の中国籍法輪功学習者は、母国へ帰国を拒否され、日本に強制送還されている。また、パスポートの期限が迫っている学習者が、中国大使館でパスポートを更新しようとしても、法輪功学習者であるという理由だけで拒否されている。今回の5名の申請者は、母国への帰国を何度も拒否されている。
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