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中国に帰省して誘拐されたオーストラリア女性法輪功学習者が香港に帰還


【明慧ネット】法輪大法インフォ・センターの情報によると、成都国家安全局に誘拐され、9日間監禁されたオーストラリア公民、法輪功修煉者ナンシー・チェン(Nancy Chen)さんと6歳の娘が30日夕方香港国際空港に着いた。彼女は感慨深かった。ひとつの国が誤って法律を施行すると、被害者は個人だけではなく、社会全体が被害を受ける。
ナンシーさんはオーストラリア政府の救援に感謝した。彼女が監禁されている間、外部と全く連絡できなかったが、看守達の会話の中から、ある法輪功の迫害を追跡する国際組織があり、彼女が誘拐されてからオーストラリアの議員は外交部と連絡したことを聞いた。さらにオーストラリアのマスコミが広く彼女の誘拐と監禁を報道した。同じオーストラリア公民の法輪功修煉者の章翠英さんが北京で夫と一緒にレストランで食事をとっていたとき警察に逮捕され、中国大陸に8ヶ月も監禁され酷刑をうけた。ナンシーさんは自分が誘拐されたその日にオーストラリア領事館に連絡をとり事情を暴露したことで、深刻化される前に救援された。

ナンシーさんは今年1月8日、6歳の娘を連れてシンセンから四川省の宜賓に年寄りの両親に会いに行ったとき、その22日夜成都で国家安全局に誘拐された。直前に彼女は後をつけられていることがわかり当地のアメリカ領事館に助けを求めた。午後4時ころ、アメリカ領事館の担当者が彼女に領事館内で宿泊はできないと告げ、彼女にホテルを予約してあげるといった。しかし担当者が離れた後、10数名の公安に囲まれ強制的に連行された。

彼女はあるホテルに連れて行かれて、国家安全局と自称した人物に尋問された。彼女の話によると、毎日尋問され、なにか証拠をつかもうという感じだった。彼女は成都で数日間監禁され、そして彼女の故郷の宜賓に連れて行かれ、娘と家族に会うため家で2時間泊まることが許された。

監禁期間中、彼女がもしオーストラリア大使館に連絡すれば、彼女は国外追放されるが、娘を連れて行けないと脅迫された。さらに、刑決がなければオーストラリア大使館に連絡しないという保証書を強制的に書かされた。

宜賓にいく途中、見張りは彼女を四川省楠木寺女子看守所につれて行き、ここが法輪功修煉者を監禁する専門のところで、数百名の法輪功修煉者があそこで監禁されていることを教えられた。あそこで彼女は、ほとんど年寄りの女性が立たされていることを見た。

彼女が感慨深かった。中国国内で法輪功が国家安全に危害すると当局に定められ、彼女は看守所で出会った老人たちがどうやって国家安全を脅かすか納得できなかった。さらに、彼女を見張った人は海外の法輪功に非常に興味があり、彼女はそこで彼らに、法輪功は政府に反対するのではなく、中国政府の法輪功弾圧に同意できないだけであると言った。さらに、中国が国際化に向かって、それは民主、法制を意味することで、中国が将来法輪功に対する見方を改めるだろうと信じていると加えた。

宜賓から釈放される前に、彼女はずっと四川省宜賓市共産党の学校ホテルに監禁され、30日朝になって彼女はようやく中国を離れ、3年間中国に入国できないと告げられた。彼女の携帯と電子手帳が没収され、その後彼女は娘と共に空港まで連れて行かれた。