“肉親を救出する"一枚の届くことのないラブレター
【明慧ネット】法輪大法インフォ・センター2月17日の報道による、2月16日のポストガゼット紙は、真・善・忍を堅く信仰するために、家族が離散させられた悲惨な物語を報道した。
* * *
ラブレターの正面に漂っている2匹の蝶は、徐才録氏の願いを表していた。それは、結婚して14年となる妻が、改めて自由を得て、米国で彼と再会する希望の表れでもあった。
徐才録氏と妻の賈暁梅氏は、共に法輪功を修煉している。法輪功は、ゆっくりとした動作からなる功法で、心身健康と精神を高められるものである。2001年11月から、賈氏は、北京市女子労働矯正所に拘禁された。そこでは、拘禁された修煉者が、睡眠を奪われ、栄養は乏しく、高温のもとに晒され、電気警棒で苦しめられるなどのことを、しばしば報道された。賈氏の音信は現在までも無い。
夫の徐氏は、妻賈氏の安否をとても心配している。労働矯正所から解放された修煉者の発言によると“所内では多くの残忍な手段を用いられている。彼女は、もし法輪功を放棄すれば、すぐ自由をもらえると言われた。”
徐氏と賈氏は、1987年に北京学院で知り合い、一年後に結婚した。二人は1996年から法輪功を修煉し始めた。2000年6月、賈暁梅氏は、家の外で煉功をしたため30時間拘留された。賈氏は数回拘留されたことがあり、また拘留されないためには、家から出るしかなかった。しかし、法輪功の真相資料を配り逮捕された。徐氏は妻の衣類を持って、二度面会に行ったが拒否された。
妻が監獄に入れられてからというもの、徐氏は恐怖の中に生活してきた。翌2001年の7月に、ポストンの学術検討会に参加した後、やむなく米国にとどまった。これにより、北京にいる13歳の息子は、親の保護から離れてしまった。徐氏は合衆国政府の働きかけにより、妻が釈放されることを願っている。
徐氏は、可能であれば手紙を通じて、「貴女はいつまでも、私の心の中で良い人で、良い妻で、いつまでも愛している」と妻へ告げたいという。
徐才録氏は農村の出身であるが、幸いにも文化大革命(1966-1976)の難から、逃れることができた。1978年徐氏は、浙江大学に入学し、材料工学を専攻、卒業後北京学院に入学、1985年航空材料学の修士学位を得た。1990年から公費奨学金をもらい、ドイツのミュンヘンに留学し、そこで博士号を得た。1996年に帰国し、清華大学に勤務した。
法輪功は中国の古い気功の一つで、1992年に公開されてから、中国及び世界各地で歓迎されてきた。法輪功学習者は、真・善・忍という宇宙の法理に遵っている。教育学の専門家である万英博士が説いたように“共産党は人々が集まることを好まない、彼らは不機嫌になる。彼らは人々をコントロールしたいのである。”
|