日本明慧


オーストラリア移民部長へ:私の体験で“普通の法輪功修煉者が迫害を
うけない”の仮説が成立しないことを証明します

【明慧ネット】
(中国大陸の法輪功修煉者の明慧ネットを経由してのオーストラリア移民部長への手紙)

拝啓 ルドーク部長 様

私は25歳の女子大学卒業生です。中国大陸におけるごく普通の法輪功修煉者です。オーストラリア移民部が“普通の法輪功修煉者は迫害を受けない”を理由に、王均陶さんと王麗鑾夫妻を中国へ送り返すという事実を知り、とても心配しています。私の体験から申し上げますと、中国大陸においては“普通の法輪功修煉者は迫害を受けない”という言い方は成り立ちません。

私はごく普通の法輪功修煉者で、江沢民政権が法輪功を迫害する前、私は補導員ではありませんし、政府も私が法輪功をやっていることを絶対知らなかったはずです。しかし、弾圧が始まってから、自分の信仰を放棄することを拒否しただけで、以下のような迫害を受けています。国内で研究生になる権利を奪われ、学位証を剥奪され、国外留学する権利を剥奪され、拘留され(その間殴打され、絶食で抗議すると無理矢理食物などを詰め込まれる)、労働矯正を言い渡され、今の私はこの愚かしい迫害のため、普通に歩くことさえできなくなりました。

そのほかに、同窓生の中には、一人は迫害を受け植物人間になり、一人は精神病にされ、一人は今なお労働改造所で監禁され毎日酷刑を受けています。また、二人が今までも行方不明です。彼らは私と同じ“ごく普通の法輪功修煉者”です。この迫害のため、私の周りの普通の修煉者で、家にいられなくなった人は、大きな比率を占めています。(80数歳のおばあさんと10歳足らずの弟を含みます)迫害を受けていない人は一人もいません。

もし、オーストラリア移民部が、老人夫婦を中国大陸へ送還することをあくまで主張されるならば、彼らは私が受けた迫害よりさらにひどい迫害へと追い落とすことを意味します。なぜなら、この事件でこの老夫婦の名前は、インターネット上で公開され、彼らはもう“普通の法輪功修煉者”ではなくなりましたから。さらに、避難法は難民を保護するためのもので、手続き中での困難や曲折は、難民保護を実行しないという口実にはならないでしょう。難民保護の基点は、人道と正義であるはずです。夫妻はもう若くはなく、自分の信仰のために異国に逃げなければならず、全く知らない法律環境で生活しなければならず、たとえ全てうまくいったとしても、生命に関わることでしょう。

この老夫婦の年齢は、私の両親に近く、私の両親も普通の法輪功修煉者ですが、この4年間ずっと迫害を受けています。ですから、王さん夫妻のお子さんの心情は、十分理解出来ます。一人の娘としての心配している気持ちで、この手紙を書きました。彼らを救い、彼らにオーストラリアに避難する権利を与えて下さい。

もし、貴方の手助けにより、彼らが危機を脱することができたならば、世界中の多く同情心あるこの事件に注目している方々と同様に、貴方及びオーストラリア政府に対し、深い信頼と感謝を致します。 

敬 具 

2003年3月15日

中国大陸のごく普通の法輪功修煉者

よろしければ、明慧編集部より下記の人士の方々へもお渡し願えますか。

ジョン・ハワード首相
FAX: +61 2 6271 5414

アレクサンダー・ダウナー外務大臣
FAX: +61 2 6273 4112
Email: a.downer.mp@aph.gov.au

ミッシェル・サウレィ駐米大使
FAX: (202) 797-3168, (202) 797-3100 (DIMIA)
国連難民事務所 マリー・キャロット・マッケナ女史
FAX: +61 2 6290 1315
Email: mckennam@unhcr.ch

オーストラリア国会議員