日本明慧

王均陶さんと王麗鑿さん夫妻の緊急救出の呼びかけ

2003年3月14日 文/オーストラリアの法輪功学習者

【明慧ネット】99年9月、王均陶さんは、法輪功を修煉していることが原因で、中国公安に不法逮捕され、虐待を受け足の感覚が失われた。99年10月、妻の王麗鑿さんは、夫に会うため拘留所へ行ったところ、拘留され虐待を受けた。三年前、妹のご主人も、法輪功を修煉していることで迫害に遭い亡くなった。

二年前、王夫妻は中国を脱出し、オーストラリアの息子の元へ行き、家族の団欒を持てるようになった。この60才以上になる老夫妻は、オーストラリア移民局に難民申請をしたが、移民局は、普通の法輪功学習者は迫害に遭うことがありえないとの理由で、申請を却下した。合法的ビザがないため、夫妻はシドニービラウッドにある難民拘留センターに収容されている。

2003年3月11日朝、突然夫妻は中国に強制送還されることになった。本件について移民部と交渉をしていた欧女士は“中国での法輪功に対する迫害は、大変酷いものであり、もし送還されれば、王夫妻は生命の危険に直面する可能性が高く、しばらく送還することを延期してくれませんか”と移民局へ要求した。しかし、移民部は明確な答えを出してはくれなかった。

シドニー移民局事務所によると、王均陶さんは心臓病が発病したため、夫妻はしばらく送還されなくなった。ところが、移民局は12日午後3時28分、再び二人を送還することにした。目下、王夫妻は難民拘留センターに収容されている。

移民局は相変わらず二人の老夫妻を強制送還しようと固持しているが、理由は普通の学習者は迫害に遭わないというものである。しかし、夫妻はオーストラリアに来る前に、既に迫害を受け、一家は破壊され親戚が死ぬなど、これは紛れもない事実である。

周知のように、江沢民政権は既に人間性と理性を失ってしまい、法輪功学習者に対して使う迫害手段の残忍悪辣なことは、正常な思惟活動にある人が、想像もつかないほど酷いものである。世界の関心と注目が深まる中で、江沢民氏は法輪功学習者に対し“殴り殺しても構わない。殴り殺しても自殺と見なす”という命令を下した。1999年7月20日以来、民間ルートを通じ報告された、迫害により亡くなった法輪功学習者の人数は629人に上り、30以上の省で確認されている。2001年10月末の中国政府の内部統計によると、逮捕中の法輪功学習者の死亡者数は、1,600人を超え、不法に刑罰を下された法輪功学習者は、少なくとも6,000人おり、不法に強制労働を受けている人は、10万人を超えているという。ほかにも数万人の人が、強制的に精神病院に送られ、中枢神経を破壊する薬物の注射で体を痛めつけられ、多くの法輪功学習者が、各地の“洗脳クラス”に拉致され精神的虐待を受けており、更に多くの人が、本来法律を守る立場にある人によって、殴打、性的暴行、体罰、恐喝などにあっている。

このような状況の下で、もし王夫妻を中国に強制送還したならば、どのような境遇に遭うのか想像し難いものではない。

皆さんは、皆さんの方法により、この二人が再び迫害の地へ送り込まれる危機から、脱することが出来るよう助けてくれることができます。議員の方々に状況を伝える、オーストラリア移民局に憂慮を表明する、できるだけ多くのメディアがこの問題に関心を持つように計るなど。そして、心から無事を祈るだけでも、助けとなることでしょう。

人類は互いに助け合い友愛に暮すべきでありましょう。正義が踏みにじられ、善良が迫害に遭った時、どうすべきであるか良心に尋ねてみてください。

どうぞ支援の手を差し伸べてください。宜しければあなたの手紙を以下へお送り下さい。

1. フィリップ・ラドック オーストラリア移民部長

2.ジョン・ハワード オーストラリア総理

3.国連難民高等弁務官事務所