文/李平山
(明慧日本)
(注:本ネットが転載している参考資料は修煉者でない人が書いたものであり、必ずしも法輪功学習者の認識とは一致しない。)
2月20日午後、トロントの中国領事館内に国家宗教高層代表団がでたらめでおかしな記者会見を密かに開いた。葉小文団長、傅鉄山中国カトリック教愛国会主席と曹聖潔中国キリスト教会主席が発言し、中国宗教は共産党の配慮の下で「盛んに発展しており」、本当の「宗教の自由」を実現したと吹聴した。その後、共産党の頭目を怖がらせた法輪功への非難を行って、いい加減に終わった。
この明白な茶番劇に、海外華人は嘲笑した。歴史は今日まで発展してきており、中国共産党——ルンペン・プロレタリアートに起源を持つ無神論政党はまだこの国の宗教をリードしており、しかも各宗教のリーダを任命している。もっとおかしいのは、これらの任命された宗教頭目が神や佛を信じず、徹頭徹尾の共産主義者であることである。彼らはせいぜい宗教の仮面をかぶった政客に過ぎない。
「中国宗教迫害真相調査委員会」の創始者である李世雄が言った通りである。「世界の如何なる国家の宗教指導者は神のために働いているが、中国の愛国宗教指導者である傅鉄山と曹聖潔は優秀な共産党員であり、彼らは直接江沢民、党中央に責任を負う。彼らの主は神ではなく、党中央と江沢民である。」本部をニューヨークに置いている「中国宗教迫害真相調査委員会」は近年、海外のマスコミに中国当局による大陸のキリスト教徒への迫害事実を暴き出している。その中で、中国の警察がキリスト教徒に酷刑を用いたり、女性キリスト教徒に性侵害を行ったりするなどの迫害事実がマスコミと海外社会の注目を集めている。
最近発足した「国際法輪功迫害追及機構」は相次いで560人あまりの法輪功学習者の虐殺された情報を公表した。同時に、10万あまりの学習者が不法監禁され、彼らが労働矯正所で残酷に虐待された事実も暴き出された。また、より多くの著名なマスコミ、例えば、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどはずっと「中国のローマカトリック地下教会」、「法輪功」、「家庭教会」などの各宗教と精神信仰団体が中国で受けた弾圧と迫害に関する報道を行っている。確かな証拠があるにもかかわらず、これらの宗教政客は、現在は中国宗教の最もいい時期だと吹聴する。それ故、これらの政客にとって官職は最も重要なものであることは一目瞭然であろう。
中国当局のコントロールしているネットである人民ネットはこれらの宗教頭目の発言を報道したが、文章は古くさくて中身のない言葉が満ちており、実質的なものは何も見えない。昔と同様に中国当局の法輪功への中傷と誹謗の言葉がひたすら引用され、「天安門焼身自殺」が再び使われた。中国当局は「焼身自殺」の話を持ち出す限り、法輪功は手を上げるしかないと思っていたが、数年経って、焼身自殺の真相が海外の人々だけでなく、国内の国民までその真相が知れ渡り、しかも法輪功が殺生と自殺に反対するものであることが分かった。数年間、大量の人力、金銭を法輪功への弾圧に用いたが、法輪功は消えるどころかますます強まっている。かつて法輪功という言葉を聴いたことのない人も現在、時々法輪功の真相資料をもらっている。しかも共産党高層も法輪功問題に淡白であろうとしており、現在、国内のテレビ放送においても法輪功の内容はますます少なくなっている。
しかし、これら共産党に任命された宗教頭目は、迫害を受けて苦しめられているキリスト教徒に関心を寄せるのではなく、喜んで共産党の手先になり、共産党の法輪功への弾圧に口実を探している。神の信者への愛はどこに現れているのだろうか?可哀相に。
葉小文氏はいわゆる法輪功の恐喝電話を、法輪功が自分を陥れようとした証拠として披露した。人民ネットにこの恐喝電話の内容を載せた。「あなたは神を信じているのです。あなたのやったすべては神が見ており、このような良心に背くことをやると、将来に報いに遭うでしょう。あなたの未来の生命と霊魂のためによく考えてください。この良心に背くことをすると、あなたは安心することが出来ますか?」
私には彼の考えが理解できない。この内容には恐喝らしいことが何も見えず、かえって悪事を働く人を忠告しているように見える。私が皆さんに教えたいのは、この中国国家宗教局局長である葉小文氏は神を信じておらず、彼は徹頭徹尾の無神論者、共産党員である。彼に生命と霊魂の未来を話すのは無駄である。なぜなら、彼は未来の生命を信じておらず、将来はないからである。この宗教局局長の発言によると、無神論と宗教は全く同じ事であり、これこそ中国宗教の最も悲しいところである。