大陸独裁者に対する審判は中米外交関係に良好な結果をもたらすであろう
【明慧ネット】今一度、想像してみてください。もし、第二次世界大戦の前、ナチスの迫害を受けたユダヤ人がアメリカでドイツ独裁者ヒトラーを起訴したとき、一人のアメリカ政府の弁護士がこの起訴が米ドイツ関係に重大な結果をもたらすと不平をこぼしたとしたら、この弁護士の良知をどう評価すべきだろう? もし、今回のイラク戦争の前、サダムの迫害を受けたイラク人がアメリカでサダムらの暴行を起訴したとき、一人のアメリカ政府の弁護士が、これが米イラク関係に重大な結果をもたらすと不平をこぼしたとしたら、この弁護士の道徳レベルをどう取り扱うべきだろう?
アメリカ共同通信社の先日の報道によると、一人のアメリカ政府の弁護士が、1989年の六四事件(学生運動)の被害者が2000年ニューヨークで行った李鵬に対する起訴を、中米関係に「重大な結果」をもたらすと警告し、裁判官にこの案件の受理決定を撤回するよう要求した。この報道ではまた、法輪功支持者が近来シカゴで行う中国大陸の独裁者江沢民に対する起訴が大陸政権から強烈な抗議を受けたことにも触れた。
ここで筆者は、アメリカ政府の弁護士と官員がいわゆる外交関係を言い訳に江沢民の起訴案件を妨害しないよう心から希望する。これは絶対に行ってはならない。これは正にヒトラーやサダムのために弁護するのと同じで、歴史に悪名を残すだけではなく、その悪い報いはこれだけではないかもしれない。
大陸の独裁者は絶対に中国を代表することは出来ず、絶対に中国人民を代表できないし、更に中華民族も代表できない。逆に、この残忍な独裁者は中国に害を及ぼしている。中国人民の中の最も善良な人達を迫害している。中華民族の道徳を腐敗させている。政界人民の未来と福祉を脅かしている。大陸独裁者に対する起訴は中国と中国人民に対する起訴ではなく、多くの無辜の人民を殺害した人とその共犯者に対する起訴である。これらのもっとも基本的な概念を曖昧にしては行けない。
アメリカ裁判所が大陸の独裁者に対する起訴を受理したことが大陸政権のいわゆる「強烈な抗議」を招くかもしれない。もしかすれば、アメリカ政府が外交方面で大陸政権から、いろいろな妨害をもたらし、少し不便になるかも知れない。但し、アメリカの最大な利益はアメリカ建国の基となる価値と原則で、即ち信仰の自由と自然が与えた人権だという事をアメリカ政府の官員が忘れないよう希望する。もし、ほんの少しの外交上の利便のためにアメリカ建国の原則を放棄し、野蛮に信仰自由と基本人権を踏みにじる一人の邪悪な独裁者に屈従するのでは、これは非常に見識が浅い行為で、アメリカの精神の反逆になりうる。このようにする人はアメリカの民選政府の官員になる資格は無い。彼は自分の良知を失って行った行為のために巨大な代価を払わなければならない。
アメリカの政治原則は三権分立で、アメリカ裁判所とアメリカ政府は完全に独立している。アメリカ裁判所が出した決定は政府に左右されない。アメリカ政府の首脳であるアメリカ前大統領さえ法廷に召喚され審問されたことがある。もし江xx政治ならず者がアメリカ裁判所の決定に対する怒りをアメリカ政府に暴発するとしたら、アメリカ政府に度重なる報復を行うとしたら、アメリカ政府は正当な道理をふまえて厳しい言葉でもって、この政治ならず者の行為を厳しく非難すべきであり、絶対に政治ならず者の抗議を受けたとして、アメリカ裁判所と政治ならず者を起訴した人士に責任をなすりつけてはいけない。江沢民らは一貫して度重なる手段で恐怖な統治を行った。アメリカ政府は絶対にこの政治ならず者の報復に屈服しては行けない。
大陸の独裁者江xxは才能も徳もない。ただ凶暴で残虐で、恥を知らないものであり、彼の強暴な統治に強いられ中国人民は公に自分の彼に対する憤慨と軽蔑を表せない。大陸政権の官員は彼の脅しと利益に釣られ、一時的に表面上、彼のために働くこともありうる。但し、江xxは中国人民と政府官員の印象では、ただの一人の完全な政治ならず者だ。この民心を失った政治ならず者、人権迫害者に対する審判は決して中米関係に影響しないだけではなく、逆に、人心を大いに喜ばせる正義なことであり、長い目で見ると、必ず中国政治の明朗に良好な影響をもたらし、中米外交関係に良好な結果をもたらすであろう。
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