「見てみなさい！ これがあなた方の隠蔽の結果だ！」
——中国のSARS（新型肺炎）感染情況隠蔽に関して、カナダ外相が記者に答弁

【明慧ネット】4月13日、カナダのビル・グラハム外相は、バンクーバーのウェスティン・ホテルで同市の各区、各コミュニティのトップと面談し、併せてカナダ外交政策についての円卓会議を行った。会議後、中国系マスコミの記者から、中国のSARSに関する情報封鎖についてのカナダ政府の見解を問われ、ビル・グラハム外相は率直に回答した。

現地の中国系マスコミの記者は、以下のような質問を提出した。「過去4ヶ月において、中国は関連情報を封鎖し、SARSの感染情況に関して国際社会を欺いています。この手法と中国による厳重な人権侵害問題の隠蔽は同じであり、例えば、4年来用いられている法輪功迫害事実に対する種々のペテンと隠蔽手法などと共通のものです。外相にお尋ねします。カナダ政府は、その中からどのような経験を得たのでしょうか？ また、今後カナダの対中国外交政策にどのような影響がありますか？」。

これに対して外相は以下のように述べた。「私は、これはとても良い観点に立った質問だと思います。現在、私はまだ中国の新外相と会う機会にありません。しかし、もし新外相と会うチャンスがあるなら、私は必ずこの意見を提出します。私はかつて、元の中国外相唐家?に対して法輪功問題を提出したことがあります。私たちは、以前から中国に対して人権問題を提出し続けています。SARSの爆発的流行によって、私たちは中国政府に対して以下のようにはっきりと言えるでしょう。『見てみなさい！ これがあなた方の隠蔽の結果だ！』。民主主義社会は複雑化が顕著になっています。しかしながら、大変高い透明性があるという利点があります。国民は、一体どのような問題が発生したのか、はっきり知ることが出来ます。例えば、エイズの問題でもしその存在さえ認めなかったら、当然適当な措置を取ることができません。ですから、私たちはこの問題を例として、中国政府に意見を述べることが出来ます。『私たちを仲間に加え、更に開放政策をとって下さい。国際社会があなた方の問題解決を助けられるようにして下さい。なぜなら、長い目で見れば、あなたの問題は必ず将来、私たちの問題となるのです。ですから私たちは、どうしてもあなたと一緒に問題を解決する必要があるのです』」。