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外部評論:北京が嘘をついて、数字が信じられない

 【明慧ネット】(本ネット転載した資料は非修煉界の人が書いたもので、法輪功修煉者の認識と必ずしも同じではない。)

 中国政府は数字ゲームに長けている、ある数字を大きく膨らませ、その成長を誇示し、ある数字を故意的に小さくし、脅威の成分をなるべく隠そうとした。しかし、大きくしたにしても小さくしたにしても、世の中の人の目をごまかせない。

 中国国家統計局が最近公布したデータが示したように、中国今年上半期(2002年上半期)経済成長率は7.8%になる。しかし、このすばらしい成績表の下、中国大陸の統計データの真実性は長く疑問を持たれている:中国総理朱鎔基が2002年10月国家統計局を査察したとき、統計法治をとくに強調した。朱がさらに明らかに言った:"一部の地方と会社が名利を追うあまりに、統計法と共産党規律を無視し、にせ統計データを出している、この現象を制止しなければならない。"
 統計データは中国政府が施政する上、外部が中国を認識するとき、あるいは外資が大陸に投資するとき参考にする重要な根拠となる、しかし、中国官方が公布した各指数や統計数字は、多くの場合、外部や内部に疑問視されている。

 中国国防予算を例にとると、毎回公布するとき、各国が中国の本当の国防予算を公布するときとなる。

 中国の2002年国防予算が人民元で1660億元で、中国の言い方すると、これは"17.6%の成長率を保持した"となるが、その後のアメリカ連邦武器管制及び軍縮総署の評価では、中国のその年の実際の軍事費用は人民元で4980億元以上のぼっており、公布した数字の3から4倍以上になる。隠された経費は、非軍事部門とプロジェクト部門であった。

 1999年、中国共産党の機関紙「人民日報」が、相関機関がデータ捏造を攻撃した。報道によると、「一部の地方と機関のリーダーが統計法への重視度が足りず、偽統計資料や統計資料を報告するのを拒否するなど違法行為がときどき発生し、まんえんする恐れがある。」

 「人民日報」去年6月再び指摘した:「統計上でデータ捏造は厳重な政治問題で、危害が非常に大きな腐敗行為である。」朱総理の最近の言い方すると、これらの問題は3年後の今日でも改善されていないことを示した。

 中国大陸経済統計データ信用度が低いという見方に対して、多くの国際媒体と経済学者が同感している。国際権威媒体「Newsweek」が大陸の統計データ不正を指摘し、「Newsweek」去年1月の報道の中で、1998年朱総理が8%の経済成長率を定めたが、この数字を保つため、一部の貧困地区の幹部はデータを改ざんし、上級を取悦した。地方官員が直接統計資料収集を制御しているため、偽造されたデータは簡単には査覚できない。

 中国大陸経済成長を専門としたアメリカピツボウ大学教授トーマス・ロスキーさんが表明した:"1998年以来、大陸国内生産高資料が著しく誇張された。"ロスキーは大陸の電気消費に目をつけ、その実質経済成長率は公布したほど高くないと疑っている。

 台湾を訪問した有名な経済学者ソーロ教授は、その名作「資本主義の未来」において、中国大陸が公布したデータに疑問をもち、中国がその成績を大きくしたといった。

 中国大陸当局もこの問題の重要性を認めて、コントロールしようとしている。中国国家統計局、監査部と司法部が全国で大検査を行ったが、なかなか解決できなかった。なぜ?どの政権も改革開放をやって、市場経済をやりながら、人々に名利を追求する心を制限することはできないから。

 中国大陸社会で"官が数字を出す"、"数字で官を出す"、"嘘がうまいやつが官僚になる"などのスローガンがあり、これら行為の最高の注釈になる。