日本明慧


スウェーデンの学童が「真、善、忍」の字を教室に掲げた

2003年4月17日  文:スウェーデンの法輪功学習者

【明慧ネット4月17日付】2002年の初めから今まで、私は時々ボランティアで学校の代理教師を務めています。私はあるクラスを任されるようになりました。そのクラスには静かに座っていない生徒がおり、すっかり授業にならないので、学校も心配していました。私の前にこのクラスを担当した数人の代理教師はここで働きたいとは思わず、正式の教師も辞任しようとしていました。私は数日そのクラスの面倒をみて、生徒と私とは比較的慣れて、しかも彼らも私との付き合いが居心地よくなったのか、教室は依然トラブルが絶えないのですが、クラス全体としてはうまくいくようになってきました。
 
全く教師の経験がない若い男がこのような成果を出したので、学校の先生方はとても驚きました。そのようなことがあったので、校長は学校の終業式の日に、私に対する感謝の演説を行いました。しかしその中では、いったい私がどのようにしたのか、またなぜうまくできたのかについては語りませんでした。しかし、これこそが私が教室内に秩序をもたらすことができた理由ですので、先生一人一人が皆知るべきだと思います。その秘訣は本当に真、善、忍という3つの文字で表せるものです。私は先生方に、この3つの文字は中国古来の修煉方法である法輪功の基本法理であり、法輪功を修煉することを通じて私はたくさんの善の心と忍耐を以って学童に接することができたのだと言いました。その後たくさんの先生方が法輪功に関すること、そしてこのような良いものがなぜ中国で迫害を受けているのかを聞きたがりました。
 
このようなことがあって、私はこの学校の他のクラスの代理教師にもなり、生徒達は私が法輪功を修煉しているということを聞きました。ある時、いつもは生徒たちが法輪功の功法を練習して授業を終わるのですが、第5功法の静座功法を一緒に煉功するときは特別で、生徒達はもはや秩序を守らない状況にはならず、しかもたくさんの生徒がそれぞれの内にある穏やかさを求めようとして、あんなに騒々しかった生徒がごく短い数分間に小天使に変り、とても神秘的でした。

あるクラスで、生徒達が「芸術」の題目について語っているとき、私は法輪功学習者が書いた絵を印刷してきました。生徒達はその学習者の事情について調べてきました。私は、この画家は真、善、忍の生活を堅く守るよう努力しており、その中で心の静けさに到達したのであり、しかもこの静けさはこのような美しい作品を作るのに必要であると言いました。一部の生徒が我慢しきれずよくしゃべる時、私は自分で黒板に書いた「真、善、忍」という漢字を指差して穏やかな口調で「もう少し耐えてみてください!」と言います。すると生徒たちは比較的おとなしくなり、さらにこらえて授業を受けつづけます。2ヶ月後、私がそのクラスに再び戻ることになって、教室に入ったとき、私はほほえましい光景を見ました。黒板の前に大きな絵が掛けてあり、その上には3つの美しい「真、善、忍」と、そのスウェーデン語の訳語とが書かれていたのです。