日本明慧


参考資料:江氏集団上海へ逃げ出し避難 ネット民衆らは死を恐れる恥ずべきことだと攻撃

2003年4月27日

【明慧ネット4月27日付】
*国難が頭上にふりかかり、胡温呉氏は抗疫に忙しい、陰には江派がある

北京の疫情が未だに落ちつかない、人心不安の中、大勢の北京の民工、学生らが故郷へと逃げ出し、駐中国の外資系会社の職員らも北京から引き上げている。米国《ワシントンポスト》は北京駐在記者の推測を引用してこのように述べている:SARSが爆発してから、連日既に百万人に近い人が北京を離れた。最近北京の空港、駅はどこも人波で一杯で、北京を離れようとしている人々で込み合っている。報道によると、北京の大学キャンパスはますます空っぽになり、例えば民族大学はもう既に三分の二の学生が離れて去った。

リンゴ日報27日の報道によると、北京の疫情が継続して悪化して行く中、中国総理温家宝、呉儀は26日北京の地元の、スーパー、屋台、大学等重災区を巡視し、抗炎情況を調べた。更に北京大学の食堂で学生らと一緒に昼食を取り、実際の行動をもって民衆の抗炎自信を激励した。しかし、北京市委書記劉淇と代理市長王岐山は尋常でなくお供をしなかった。

中国官房媒体は4月26日に既に、中共中央政治局委員、国務院副総理呉儀が衛生部長を兼任し、SARSの疫情の処理に当たり、張文康の衛生部長の職務を免職するという正式任命の報道をした。

香港成報は26日北京の消息人が漏らした、中国共産党は近日戦時指導体制を起動して抗「炎」するという事実を引用した。消息人によると、中国共産党総書記、国家主席胡錦涛と国務院総理温家宝、国務院副総理呉儀等がAグループ指導者として、北京で留守をしながら第一線の抗炎工作を指示し;Bグループ官員は国家副主席曾慶紅、人大委員長呉邦国、常務副総理黄菊等が含まれているという。彼らはできる限り公開政務活動を案配しないことで、感染機会を減らそうとしている。しかし、中国共産党軍委主席江沢民及び退職して一ヶ月になる朱容基、李鵬及び大勢の既に党政軍指導地位から降りた政界老人、家族と未亡人らは皆既に分散して暫く北京を離れるよう案配されているという。

*SARSあらしに隠された権力闘争

中国官房媒体の報道によると、北京の大学の学生らは医者の許可なしに北京を離れることは禁止されていて、同時に現在4000人が隔離され家から出てはいけないと強制的に実執行させられている。北京市紀委、市監察局が24日連合で出した通知は「SARSを抗撃する特殊時期において、いかなる理由があろうとも勝手に職務を離脱し、危機の前から退却する共産党員に対しては、一切党籍を除名する。」と規定している。

北京市文化局は4月26日、SARSの伝播を防ぐために4月26日から全市の歌舞娯楽場所、“ネットショップ”、ゲームセンタ、劇場、映画館、ビデオ放映場所、ビリヤード庁、将棋トランプ室等人が集る文化娯楽場所の経営活動を暫く停止すると発表した。北京市文化局は更に北京電信工程有限公司に建議して、2003年4月26日から、北京市の全部の“ネット網”のネット上接続サービスを切断するようにし、いつ接続サービスを回復させるかは、SARSの防治進展情況を見ながら決めるとした。

また他の消息源によると、中国は現在高官の出境を制限し、大量の資金流出を制限しているという。
北京の匿名希望の戦略学者が大紀元に、当局の一連の動作は政治傾向が濃いすぎて、完全な防疫とはいえない、まるでSARSあらしの陰で隠された権力闘争を行うようであると指摘した。北京の一部の人の中には、現在の中国情勢を1989年64運動の直前に例える人もあれば、文化革命時期に例える人もいる。

*江沢民は上海へ逃げ出し避難している

江沢民は26日上海でインド国防部長費尓南徳斯と会見した。これは彼が北京の疫情が明らさまになって以来初めて公の場所に顔を出したものである。そして「我々は非典型肺炎(訳者注:中国政府はSARSのことを非典型的肺炎の呼び方をしていて、国民に対し病気の悪性を隠し、民心を安定させようとしている)を抑える面で明らかな効果を得た」と述べた。費尓南徳斯はわざわざ北京から上海まで飛び、江沢民に会った。

北京の疫情の抑えが失効に向っているため、江沢民は月初北京でベトナム共産党総書記農徳孟と会見した後から、再び公開の場所に顔を現していなかった。今週初もう既に流れた消息によると、江沢民はまだ暫くは厳重な疫情が出てない上海へ逃げ出し避難しているという。

中央軍委主席江沢民は26日午前上海で訪問中のインド国防部長費尓南徳斯に会った時に、中国は非典型肺炎を抑える面で明らかな効果を得たと表明し、中国は必ず非典型肺炎との戦いに勝つと強調した。これは中国で「非典」が爆発して以来、江沢民が始めて公開で「非典」問題を語ったものである。

リンゴ日報はこう指摘する:彼は胡錦涛、温家宝の最近の努力を敢えて否定はしないが、軍隊に地方政府の抗炎闘争を支持、援助するよう求めることについては、明確な態度がなかった。
事実上、膨大である軍隊が本当の協力を提供しなければ、中国抗炎闘争の大きな障害になることは必然である。

*ネット民衆らは死を恐れる恥ずべきことだと攻撃

北京大学学生は校内のネット上で新華社の上海からの江沢民のニュース報道についてからかって言った「上海は北京より安全なはずだが、軍委主席江沢民は上海にいる。」他、更には鋭く指摘する学生がある:「身をもって範を示すことではなく、上海へ避難しに行った!死を恐れるもの!何故前の日中央が全力で上海を守ると言ったかようやく分かった!」これらの文章は午後三時四十分頃に現れ、「宝兄」(温家宝)、「呉姉」(呉儀)が北京大学学生らと農園食堂で食事したという賞賛の文章とは、非常に強烈な対比となった。

しかし、江沢民の側近である、全国政教主席賈慶林は初期の態度は非常に曖昧で、他に江派のもう一人の腹心、科教、文化、衛生を分管する常務副総理黄菊は未だに顔を出したことがないし、温家宝を補助する役割も果していない。

北京大学論壇26日にまた《堅固して胡主席と温、呉総理を擁護し、あの恥ずべき隣でにぎわいを見ているだけの小人は必ず人民の非難に遭い、捨てられるだろう》のタイトルで書かれた文章の中には、「国難が頭上に降りかかっているこの時期、ある人らは積極的に抗病防疫の困難で苦しい仕事の中に参加するのではなく、隣の黄鶴閣で船が沈んでいるのを楽しんでいるように、苦労して頑張っている人らが恥をさらし、悪いこと、失敗などで事態を収拾する時を待っているだけだ。こういう小人らは正に恥ずべきものだ!必ず億万人民の非難を浴びて捨てられるに違いない、必ず悪名を後世に残すに違いない。」と書かれていて、矛先は直接袖手傍観している江派集団にむけられている。