WHOは夏の洪水時期中国に再びSARSが流行することを心配
【明慧ネット5月24日】“WHO(世界保健機関)”からの警告によると、夏の洪水時期、中国においてSARSが再び流行する可能性があり、下水道から溢れて来た汚水によってウイルスに感染するからである。
5月21日アメリカも、WHOの同様の危惧を報道した。《金融時報》によると、21日中国が報告したSARSの新症例はただ17例だけで、中国政府はSARS制圧の成績を得たと喜んでいるが、WHOは夏の中国の洪水は、あふれた下水道の汚水により、病気を感染させる危険性を増大すると報道。
北京に住む“WHO”のスポークスマン迪茨によると、SARSウイルスは水により感染したのではないと見ていたが、しかしこのウイルスは便の中で生存でき、下水道の汚水により感染することが可能である。毎年中国の南方、中部、及び東北地方では大水害があり、多くの住宅が洪水で浸水した。洪水は下水道の汚水と混じり、飲料水を汚染する可能性がある。「我々はこれが隠れている脅威だと思う、予防すべきだ。SARSは又流行する可能性があるから」と《聯合通報》は迪茨の話を引用していた。
先週、中国の湖南省、福建省、広東省に豪雨があり、洪水の氾濫と山崩れを齎した。少なくとも73人が死亡し、数万人が故郷から逃げてしまった。しかも広東省はSARSの最初の発症地と思われている。中国の広くて貧しい農村では医療施策はすでにSARSにより大きな打撃を受け、この重い負担に勝てず、もし水害により加えられた被害と他の疾病が加われば、さらに耐えられなくなる。
《イギリスBBC放送》は迪茨の話を引用し「洪水を無くすことはできないし、短期間内に下水道の状態を改善することも不可能だ」という。
一方、情報によると、 WHOは中国において、SARSがエイズ患者に対しても可能な影響に関して調査を行なった 。“WHO”の専門家は河南省でこの調査を済ませて北京に戻ったばかりだった。河南省の何千人もの村民は非法的機構に血液を売ったため、エイズに感染した。専門家たちは彼らの調査結果を発表するところだということだった。今、WHOは調査団を派遣し、内モンゴル自治区、四川省及びSARSの打撃の大きい山西省を調査しようとしているところである。
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