日本明慧


北京中央部委員会には既に81人のSARS感染者が出ている

2003年5月24日

【明慧ネット5月24日】北京消息筋によると、5月16日までに、中国国務院各部(日本の省庁に相当する)委員会委員中81名が既にSARSに感染し、財政部の部長1人はSARSで死亡している。合計百箇所あまりのビル(家族が住んでいるビルも含める)が隔離された。

聯合報の5月22日の報道によると、SARSの侵入を防ぐために、解放軍総政治部、総参謀家族ビルは四月末以来、殆ど閉鎖状態である。北京中央部委員会の多くの部は集団感染を避けるために、三交代制勤務とっている。一部の付属部署は、機能が完全ストップの状態に陥った。

消息筋によると、北京部委員会など各部内の発症状況は想像よりも深刻で、家族による感染、病院の職員との接触での感染、または原因不明の感染もある。

衛生部新聞弁公室は5月21日午後4時、5月20日10時から5月21日10時までで、北京でのSARS臨床診断症例は8例、死亡は2例だと報じた。

最近の北京通報によると、SARS症例はある程度減ってきているが、世界保健機関の専門家は、中国の北京と他の地方の病院に対する調査により、中国で一部の医師は症状の程度が中等度の症例を統計数字から排除している可能性があり、これによって患者数を実数より少なくしている可能性があると認めた。専門家たちは、こんなやり方は危険であり、このような患者を隔離しないと、彼らが他の人にSARSを感染させ、従って再度SARS拡散をもたらすといった。