米国之音(VOA):人権大赦は中国で昨年の人権状況が悪化したことに失望したと指摘した
【明慧ネット5月29日】米国之音(VOA)5月28日の報道によると、ロンドンにある人権組織「大赦国際」は水曜日に発表した「大赦国際2003年年度報告」の中で、中国政治運動と行政命令は政府が法治を打ち立てる努力を弱めて、中国2002年の人権記録状況が悪化した結果になったと指摘した。報告にはまた、数万人の中国人が言論の自由、結社の自由それに信仰の自由を平和的に行使したため、ゆえなく拘留され、監禁されたと指摘した。
大赦国際のエリセンさんは「中国の人権状況を基本的に改善する気配は少しもありませんでした。ある方面で人権状況はさらに悪化しました。昨年中国で数万人の失業工人のデモ行進が数回起こった。工人リーダーはただ彼らの言論の自由と結社の自由を行使しただけだが、逮捕され長期懲役を言い渡された。これに対して、非常に関心を持つことを表します。」と言いました。
合法的な起訴を通さない重大な破壊事例
報告には、中国国営企業の管理階層の汚職により、多くの失業工人が発生した。給与も延び延びになり、危険な仕事条件などで起こった紛争とデモ進行は続いて増えている。中国当局は武力を使って、デモ進行に参加した工人を鎮圧して、そして様々な罪名で工人代表を逮捕します。遼陽市工人運動代表である姚福信と肖云良は当局に「国家政権転覆の罪名」で、7年と4年の懲役を言い渡されましたと書いていました。エリセンさんは、大赦国際が関心を寄せていたもう一つの人権問題は中国政府が非官方の精神宗教団体を鎮圧することだと指摘しました。
エリセンさんは、「我々は中国人民が宗教信仰の自由な権利を行使したために、逮捕されたことを続けて見ました。また我々の報告中には、法輪功と他の非官方の宗教団体人員が逮捕されると、ひどく殴られたり、拘留中に数百人が不自然な原因で死亡したことを現している。」と言いました。大赦国際報告には、中国政府は法輪功を含めての宗教団体と少数民族団体を鎮圧しています。百万人以上の中国人が合法で起訴されないまま、労働矯正所に拘留された。その中の構成員の多くが法輪功メンバーだと書いていました。大赦国際のエリセンさんはまた、中国政府はあいまいな国家安全法を使って、言論の自由と結社の自由を行使している政治批判者とインタネット使用者を逮捕して監禁していたと指摘しました。
エリセンさんはまた:「中国はいつも言論の自由を抑圧しています。中国政府はインタネットの使用に対していろんな制限を加えました。我々の報告中には、数千名以上のインタネット使用者がインタネットで彼らの政治見解を発表したり、あるサイトを訪問したことにより、逮捕されました。中国またはインタネットの使用に対して数百の法規を発布して、さらに中国での言論の自由を制限すると表明しました。」と言いました。
新しい指導者が人権を守ることを希望している
人権組織「大赦国際」は2003年の年度報告の中でそう強調しました:中国政府が全世界のテロリストに反対すると言う名目で、人権に違反する行動で鎮圧した新疆とチベット地区の人民を弁護します。なお、大赦国際は香港が国家安全自由を守るために、23条を立法することに対して、関心を持つと表明しました。大赦国際は、香港居民の合法人権と言論の自由が影響されることを心配しています。エリセンさんはまた、大赦国際は中国の新しい指導者が中国人権状況を改善することを希望しています。中国の法律制度が中国人の人権を、虐待と酷刑から防ぐことを保障し、合法によって起訴されない場合は懲役を言い渡されないよう司法を改革することを希望していると表示しました。
|