李祥春医師が牢獄での内情を詳述した手記が出てきた(写真)
【明慧ネット6月10日】109ページに亘る小さな文字でびっしりと、またきちんとていねいに書かれた文章が中国の監獄から外部に出てきた。この筆者は8日に亘る断食後、やっとこの文章が中国側から出されることになった。文章の中で69ページは筆者の両手がきつく手錠をはめられた状態で3昼夜かけて完成したものである。当時は4月の始めで、筆者は冬逮捕された時の洋服をそのまま着ていた。酷い匂いがしていても着替えは許されなかった……
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李祥春医師の手記 |
この手記の筆者はアメリカ国籍の中国人李祥春医師だ。彼は今年1月22日中国に帰った時、飛行機から降りた途端に逮捕された。その後“テレビ放送を破壊する準備をした”という罪で監禁され、判決を言い渡された。その5ヶ月の間、彼はアメリカにいる婚約者との電話も許されなかった。5月8日南京監獄に移された後、アメリカ領事館の官員さえも彼に会うことはできなかった。中国政府はずっと彼が良好且つ人道的な待遇を受けていると主張している。
この手記は李祥春さんが記憶に基づいて3月21日法廷審判の詳細を記録した53ページの中英文2部と、40ページに亘る中英文起訴書2部、アメリカ領事館官員へ書いた手紙1通、公衆への公開状、及び13ページに亘る中国当局が、所謂法律手段を利用して彼に与えた精神的肉体的な非合法的迫害の詳しい経過だった。
文章中彼は1月に逮捕された時3日間断食抗議をした。その間酷い殴打を受け、そして連続3昼夜に亘って車輪尋問をされ続け、寝る事も許されず、その後は強制的に法輪大法を中傷するビデオを見せられた、と書いている。彼と長く接触している看守が彼に漏らした情報によると、彼がアメリカ国籍なので、法輪功に関連するいかなる罪名も信仰の自由に反するので、操作し難く、それで中国政府は“法輪功”を避けて、テレビ放送を撹乱したという名目で彼に罪を被せた、と言う。
この条理が明確な控訴書の結論部分に、彼は、“……テレビを利用して広範な大衆に法輪功が迫害されている真相を説明するのは国にも人民にも有益であり緊急に危険を避ける行為である。刑法21条によると、不注意によって、微小な損失をもたらしても法律責任は負わないはずだ。しかも広範な大衆に真相を知らせることは中国憲法と刑法に対する守りでもある。真に被告席に座るべき者はあの法輪功を迫害し、弾圧した殺人犯らだ。”と書いた。
彼のアメリカにいる友人達は依然として方々手を尽くして救出活動を行っている。続々と多くの法輪功学習者がワシントンDCに集まって来て、中国大使館前で断食請願を行っている。
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ワシントンDC中国大使館前で断食請願を行い
李祥春医師の緊急救出活動を多方面にわたって展開している。 |
法輪功の各地中国大使館、領事館前での平和的な請願は数年間も続いている。今年の1月から、彼らはまた:李祥春医師を緊急救出しよう、と書いた横断幕を追加した。
アメリカ公民、法輪功学習者李祥春さんは現在南京監獄に監禁されている、南京監獄の電話番号は:0118625-359-1246。
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