日本明慧


香港の中学生が、父の日に深セン中級裁判所宛に父親(孫鍾文さん)を釈放してくれるよう手紙を書いた

【明慧ネット6月16日】

深セン中級人民裁判所へ:

私は香港の孫婉禎と申します。現在中学の6年生です。かつては、父、母、祖母と一緒に暮らしていました。ところが、2002年5月17日から、家庭には一人が欠けてしまいました。父である孫鍾文は、法輪功の真相資料を持って深センに行く時、地元の国家安全局に捕らえられ、帰れなくなりました。その後ずっと深セン市龍崗区の留置所に入れられており、非人間的な生活を強いられています。更に酷いことに、今年の3月、秘密の内に深セン裁判所で、4年の裁判に処されました。

今日は父の日です。他の子供達はお父さんと一緒にお祝いしていますが、私の父は不平等な裁判をされました。父に会いたいですし、とても心配です。中国の真実をいう裁判所や裁判官へ、父を返してくれることをお願いします。

父が捕らえられたことは、家族に衝撃と苦しみ、心配と憤慨をもたらしました。大陸の法律と政府をいかに信じればよいのでしょうか?私は法輪功修煉者ではありませんが、物心付いたときから、良好な家庭道徳教育を受けて来ており、善悪や正邪を判断することは出来ます。父は非道義的なことや道徳良心を裏切ることをしてはいません。自分の良心により、公理や正義のために真相を伝えることを、私は良く知っています。どうして真相を伝える良い人をごろつきや殺人犯と一緒に監禁し、同じ処分をするのか納得できません。現在の社会は、理非曲直が混同され、善い人と悪い人の区別も付かないのでしょうか。

私は父をとても愛しています。古代から「父は家庭で最も威厳がある人である」と言われています。つまり、非常に厳粛で厳しい人だと言われます。しかし、父の体格は逞しいですが、とても優しく、正直かつ温厚で善良です。いつも、気配りをしてくれ、愛情に溢れています。もっと幼い頃には、父の語る物語を子守歌代わりに寝ていました。自分が若い時の面白い話をしてくれたり、歴史上の人物の偉業を語ってくれたりしました。休日になれば、しばしば家族を旅行に連れて行ってくれました。お正月には、家族で一緒に花火を見ましたが、父はいつも嬉しそうに喝采していました。父の少年のような顔を見て、あどけない一面が残っているということがよく分かりました。

父は子供のころから、武術や気功等が好きになり、神様や佛様、修煉等に興味があり、自分に合う功法をずっと探して来たと言っていました。たくさんの功法を試し、たくさんの師を拝んだそうですが、思った通りにはいかなかったそうです。1999年に友人の紹介で法輪功を学んでから、本当の人生の目標が見つかり、方向を明確にしたそうです。法輪功は、父の心身に大きな変化をもたらしました。偏頭痛と半身麻痺の病状は、煉功してからなくなり、身体は軽くなり、性格もより穏やかになりました。昔は母と意見が一致しないと、いつも言い争いをしましたが、今は母が冷静になってから、落ち着いて穏やかに自分の考えを話します。家庭はますます睦まじくなり、トラブルが少なくなりました。私は自分が幸せな家庭に生活していることを、ますます深く感じることができました。

父が法輪大法を修煉して受益したことは益々多くなりましたが、大陸の政権が法輪功を弾圧し、嘘で世の人を騙すことは一層酷くなっています。父は「私はより多くの人に、法輪功は素晴らしいということを知らせたい。より多くの人が、真・善・忍から受益できるように、より多くの人に法輪功が大陸で迫害されていることを知らせ、特に嘘の宣伝の下で生活している大陸の同胞に知らせたい」と言っていました。

そこで、法輪功の真相資料を深センに持って行き、深セン羅湖大陸海関で捕らえられ、自由は剥奪され刑事犯と一緒に監禁され、また4年の懲役を言い渡されました。なぜ真相を伝える善い人が、このような仕打ちを受けなければならないのですか?父の留置所での生活条件は非常に悪く、冷たい水を使わなければならず、いつも十分食べることも出来ず、十分寝ることも出来ず、蚊も多く、身体の状態もますます悪くなりました。家族は皆心配し、落ち着くことが出来ません。しかも、深?公安局は父を一年間も監禁してから、明るみに出せない様な判決を下しました。

このような父の処遇に対し、とても憤慨しています。

愉快で温かな家庭は、このように破壊され、現在は私と母と祖母が助け合って、生活しており、家庭は寂しい限りです。親戚達も非常に心配しており、祖母は常に涙を流し、息子が一日も早く安全に帰ってくるように願っています。一番激しい打撃を受けたのは母です。多年お互いに助け合ってきましたが、突然引き裂かれて、逢うことも出来ないため、悲しみに暮れるだけでなく、商売の全てを母一人で、担わなければならなくなり、この重圧は母を潰すに余りあるものです。

父を返してください。

2003年6月15日

孫鍾文の娘 孫婉禎


編集者注:

この手紙は、香港の法輪功学習者の孫鍾文さんの娘である孫婉禎さんが、父の日に深セン中級裁判所宛に書いた手紙です。奥さんによると孫さんの控訴を、中級裁判所はすぐに受理するので、皆さんはこの事件に注意を払い、孫さんを一日も早く救出しましょう。孫さんの情況は以下の通りです:

孫鍾文さんは香港永住民で、2002年5月17日に、法輪功真相資料を持参したため、深セン羅湖海関で、国家安全局に不法に取り押さえられました。5月18日、国家安全局の職員が、孫さんの深?にある住宅を捜査し、VCDと真相資料を没収したそうです。国家安全局の職員は孫さんを強迫して、法輪功修煉を放棄する保証書を書くように促しましたが、失敗しました。2003年3月26日、深?市龍崗区人民裁判所は孫さんに、4年の懲役を言い渡しましたが、奥さんも今まで面会することが許可されていません。最近孫さんが、奥さん宛に書いた手紙の中で、すでに上訴を申請したとのことです。

張雨蒼さん 孫鍾文さん

そのほかに、張雨蒼さんも同じ理由で逮捕されました。張さんも香港永住民で、2002年5月8日、羅湖で深センに入管する時法輪功真相資料とVCDを持参したため留置されました。2003年3月26日、張さんの家族には、何の知らせもなく、深セン龍崗区人民裁判所は、張さんに3年の懲役を言い渡しました。家族は弁護士に頼んで上訴しました。

現在、孫さんと張さんの二人は共に、深セン龍崗区留置所(住所:深セン龍崗区黄閣坑、No.8ポスト)に監禁されています。孫さんは8号室に監禁され、張さんは31号室に監禁されています。
深セン中級人民裁判所の法輪功学習者に関する責任者と連絡先は:
王氏:86-755-83535067