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合衆国連邦裁判所は江沢民氏の告訴に関する国会議員の陳述書を受理した(写真)

【明慧ネット6月13日】米国中部時間の午前10時、イリノイ州北区連邦裁判所法廷での公聴会が終了した。法廷は、江沢民氏への告訴に関して、6月11日数十名の国会議員により提出された、審議を継続していくための法的根拠となる陳述書を受理した。

2002年10月22日、江沢民氏の訪米初日に、イリノイ州北区連邦裁判所によって発行された通知書を、法輪功側の代表者が、シカゴ・リッツカールトンホテルで、江氏の警護を担当している中米双方の警備員に渡した。写真は、2002年10月22日通知書を渡した当日、シカゴ・リッツカールトンホテル前に立つ法輪功学習者らである。

本件の支援者である「法庭の友」米国国会議員は、連邦裁判所イリノイ州北区分院に提出した法的根拠となる陳述書の中で、前中国共産党の指導者である江氏が、集団虐殺罪と反人類罪などの罪状で起訴されたことについて、継続審議をしていくことを促した。
江氏への告訴は、連邦裁判所イリノイ州北区東分院に受理された

この陳述書を作成したのは、カリフォルニア州から選出された国会外交委員のトム・ラントス議員である。陳述書は6月12日法廷へ提出され、冒頭このように記述されていた“合衆国国会議員として、本件に重大かつ継続的関心を持っている” 

米国国会議員「法廷の友」は、江氏を告訴する件に関する法的根拠である陳述書の中で、以下のことについて表した“米国司法省によると、江氏は、国務院が江氏一行を保護できず、法廷からの通知書が届けられたら、テキサスにおけるブシュ大統領との会談を中止すると、国務院を脅迫した”結局、昨年の10月22日、江氏の訪米初日に、シカゴ連邦裁判所からの通知書が、滞在先のホテルに届けられた。

米国国会議員「法廷の友」は、江氏訴訟に関する審議を取り消すことのないよう法廷へ申し立てをした。また、中国共産党の指導者が、米国へ報復するという脅迫手段を利用して、自らの犯した人権侵害の暴行に対して、米国法廷での裁きを回避しようとする行為を非難した。

陳述書を提出した議員は“人権問題は合衆国外交の重要な一面であることを中国に説明すべきであり、また、この訴訟は中国の面子を潰そうとするものではなく、中国での法輪功に対する迫害を止めること、及び中国人民の人権を尊重することを勧告しようとするものである。国務院は本件を支持すべきであり、これは国務院が設立した各年度の世界人権報告の目的と一致している”と述べた。
ワシントンの法輪功学習者が駐米中国大使館前で請願をしている

米国国会議員「法廷の友」は、以下のように強調した“江氏は1989年の民主運動の弾圧により、政権の座に座った。彼が統治していた期間を国務院は「独裁統治」と称している。アムネスティインターナショナルや人権観察などの組織はもちろん、国務院の人権報告でさえ、江沢民政権が自国の人民に対して、組織的残酷な人権侵害を行っていることを記載している”。