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アイスランド情報保護局は:アイスランド司法部がブラックリストを利用して法輪功学習者の入国を阻止した行為は非合法だ、と裁決を出した

2003年6月7日

【明慧ネット6月7日】2003年6月5日、アイスランド情報保護局(Data Protection Authority)は昨年、アイスランド司法部がブラックリストを利用して法輪功学習者の入国を阻止した行為について:“アイスランド司法部は法輪功学習者XXのアイスランドへの入国を阻止するために、彼らの関連情報をアイスランド航空会社、及びアイスランドのアメリカ、ノルウェー、デンマーク、英国、フランス在住大使館に提供したのは、非合法だ”、と正式に裁決を出した。

2003年6月11日から16日まで、前中国共産党主席江沢民はアイスランド訪問の間、アイスランド政府に巨大な圧力を掛け、法輪功に対する迫害を海外までもたらした。江氏集団はアイスランド政府に法輪功学習者の“ブラックリスト”を提供した。アイスランド司法部はこの“ブラックリスト”を用いて法輪功学習者のアイスランドへの入国を禁止した。この行為はアイスランド人民の強烈な排斥、抗議、及び非常に多くの国家政府、官員、マスコミと人民の関心をもたらした。

その後、‘法輪功?アイスランド対話委員会’のスポクスマン、カナダ法輪功学習者、エリ-トエンジニア李迅先生らは禁令の影響を受けた全ての法輪功学習者を代表して、アイスランドの著名な人権弁護士ラクナ-アドスチンスン先生に全権委託してアイスランド情報保護局に報告書を提出し、この事件に対して公正な裁決を下すよう要求した。

裁決書でアイスランド情報保護局は特別に法輪功学習者が提出した報告の一段落を引用して:“世界中のあらゆる自由、民主に関心を持つ国家に対して、アイスランドが平和的な法輪功学習者に対して‘ブラックリスト’を使用したその性質は極めて重大だ。これは中国政府以外の国家の中で始めて法律をきちんと守る公民に対して‘ブラックリスト’を使い、彼らの入国を阻止した事だ。これは個人のプライバシーの権利と安全に違反したことだ。これはまた本件に直接巻きこまれた法輪功学習者個人の威厳と名誉に対する攻撃だ。良好な名誉を持つ法輪功全体に対する攻撃だ。事実上、法輪功学習者は迫害停止を呼びかける活動に参加する中でカナダ官員から‘良好な秩序をもつ手本’と称賛された。マスコミの取材を受ける前に、アイスランドの著名な人権弁護士ラクナ-アドスチンスン先生はとても喜んでこの裁決の結果を‘法輪功?アイスランド対話委員会’に渡した。彼は:“私はこの有利な裁決が法輪功のアイスランド事件を解決する過程の中で重要な進展となり、私達の次ぎの行動に極めて重要だと思う。”と指摘した。

アイスランド情報保護局はアイスランド司法部の管轄を受ける独立した政策決定機関である。アイスランド情報保護局の法律顧問ソダ-スウォンスンは特別に:“この裁決はヨーロッパの管轄に属するアイスランド法律規定により出した。これはアイスランド司法部が警察とアイスランド航空会社にこのブラックリストを使用する権利を与えることはできない、即ちこのリストは非合法なのだ。”と指摘した。

“この正式な決定はアイスランド司法の裁決の公正さを充分表した。この決定はこのブラックリストの使用が非合法だと指摘しただけではなく、‘法輪功?アイスランド対話委員会’がさらにアイスランド政府が江氏集団の圧力により出した間違った禁令を全面的に直すのに大事な基礎を定めた。”と李迅先生は述べた。李迅先生は続いて:“この決定は特にアイスランド政府に圧力を掛けた黒幕の江沢民に甚だしい打撃を与える、共に既にアメリカで行われている、またこれから全世界で行われる江沢民を‘集団虐殺の罪’と‘反人類の罪’で起訴するに有力な左証を提供するのだ。”と指摘した。