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カナダ法輪功の上訴が成功 法廷を軽視する“事件中の事件”も間もなく審理される

【明慧ネット7月1日】2001年11月、カナダモントリオール市中国語週報《華僑時報》は連続して法輪功を攻撃する文章を発表した。其の後カナダ法輪功学習者は《華僑時報》及び文章の作者、中国共産党女性スパイである何兵をケベック高等裁判所に起訴した。裁判所は即時保護令を下達し、《華僑時報》と何兵は法輪功を中傷するいかなる文章も発表することを禁止した。この“誹謗事件”に対して法廷は調査と証拠集めなど全て終了し、既に最終審理を2003年11月10日〜11月25日と確定した。

しかし、保護令が下達された後も、華僑時報は依然として法輪功を誹謗した。昨年の2月2日には12ページに亘る“特別号”を発表して、誹謗を繰り返し、その中で2ページはその前の週と内容が全く同じであった。其の後、法輪功学習者により“法廷を軽視している”として再び起訴され、“誹謗事件”主案件から生み出された“事件中の事件”——法廷軽視事件となった。

2002年4月15日法廷軽視事件の裁判があり、裁判官が書かれた言葉の意味が“曖昧ではっきりしない”ということを理由に、簡単に審理の終了を決定した。法輪功学習者はこの審理を棄却する判決を不服として上訴した。

2003年6月27日、カナダケベック州高等裁判所上訴法廷の重大な責務のある裁判官は、本案件を棄却する誤った判決を破棄する裁決をだした。裁判所は本案件を全面的に審理するよう命令を下した。

裁決では:民事事件か刑事事件かに関わらず、法廷軽視は深刻であると指摘した。裁判所はこれに対して特別厳しくかつ公正な対処をした。今回高等裁判所上訴法廷は本案件の更なる調査を通して、慎重な審理を経て、元の高等裁判所の間違った判決を破棄し、元の保護令は内容もはっきりし、明確であると認めた。

法輪功を代表する弁護士ボグマン先生はこう指摘した:“この決定は、法輪功学習者がもう一度司法勝利を獲得したことになり、カナダで法輪功への憎しみを煽ることを全面的に制止させる重要なプロセスになる。”

注意するに値するのは、重大な責務のある裁判官ヒョウ棟氏が裁決の中で特別に指摘したことである:“法輪功は中国での一種の心身ともに健康になる精神原理である”又こう指摘した:“2001年11月、12月及び2002年始め、華僑時報は出版とそのホームページを通して起訴側の権利を著しく侵害する資料を発表した。法輪功メンバーは色々な犯罪行為で訴えられ、中には政府転覆と破壊活動に従事したとも書かれている。見たところ、全ての資料ではないとしても、大多数の資料はみな中国政府の声明に似ているところがある。その目的は色々な手段を用いて法輪功学説の伝播を防止することにある。又法輪功学習者の海外の中国人居住区域での名誉を汚している。”

原告代表李迅はこう指摘した:“華僑時報はカナダでの江氏集団の法輪功をそしるメディアとして、法律を無視し、憎しみの煽動を海外にまで及ぼそうとしている遣り方は既に壊れてしまった。華僑時報を待っているのは全面的な正義の審判である”。