日本明慧


回顧文章:「6.10」は毒瘤である

文/ロシア大法弟子

【明慧ネット7月17日】癌のことを言うと虎の話をしているようである。癌は不治の病と言われているが、それは人の命を奪うからである。癌にかかる人がいれば、癌にかかる国もある。「6.10」はわが国の体に寄生している致命的な毒瘤である。それは癌細胞のように狂気じみており、癌細胞のように陰険悪辣である。それは国全体を毒で害している。

二年前から中国に現れた「6.10」事務所は奇形胎児である。党章や憲法からも「6.10」が存在する根拠は見つからない。それは不法なものであり、それの存在は文明に対する風刺である。しかし、中国ではそれが存在するだけではなく、中央から地方までの各級党政機関の上に群臨しており、彼らに対して無言の圧力となっている。これは奇形胎児であり、「6.10」の出現は党の混乱の始まりであると同時に、国の混乱の始まりである。「6.10」の出現は、この国には法律が無いに等しく、独裁政治がここに極まった感がある。これは「文化大革命」で行った無知の繰り返しである。

「6.10」は、1999年6月10日に成立され、専門的に法輪功を弾圧するためのものである。それは江沢民の暴力の道具であり、人民を殺害する厳重な包囲網の別動隊である。それは捕まえ、殴り、監禁し、殺害し、判決などすべての権利を持っている。さらにいろんな残虐きわまる体罰と暴力を押し広める権利もある。一言で言えば、法も神も眼中に置かない横暴なふるまいである。

国には国法があり、家庭には家庭の規則がある。これは正常な政治活動と社会規範を示す。本来、憲法には国は国務院が管理すると規定しており、党章には党は党中央が管理すると規定している。「6.10」は何者であろう?それは人類の良知を残虐に損害しており、自国の人民を情け容赦なく弾圧しており、国の憲法と法令を野蛮に蹂躙している。党の原則と伝統を勝手な振る舞いで破壊している。法輪功は常に「眞、善、忍」を堅く信仰し、「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない。」を守っている。この「6.10」が弾圧しているのは民衆であり、踏み躙っているのは党の原則であり、破壊しているのは国家の政治活動であり、迫害しているのは国家の根本的利益と民族の将来である。

「6.10」は悪辣だというのは、それらの行為が凶暴残虐で人間性がないからであり、それは始めから殺気を持っているからである。悪漢である江沢民は「法輪功を処罰する」ために、「名誉を汚し、経済的に苦しめ、肉体的に滅ぼせ。」と手先に命令した。「肉体的に滅ぼす」とは殺人だろう!このような上層部の勢力を頼りにしているため、手先達が殺人するのは当然だろう。「6.10」は好き勝手に人を殺している。しかもその手口は極めて残酷である。例えば人を無残にも撲殺したり(全国的な手口)、無残にも焼き殺したり(北京、淮安)、車で引きずって殺したり(湖北)、更に酷いのは悪者が人を高い建物から投げ落として(遼寧、山東)殺したりする。こんなに酷い行為をすることは、少なくとも人間性のある人にとっては信じられないことである。しかし、それらは事実であり、今日の中国で発生していることである。更に、女修煉者は強姦され、侮辱された。数多い大法弟子は精神病院に監禁されて踏み躙られた。数十万人が監禁され、労働矯正所に収容や拘留され、洗脳された。数多い大法弟子が故郷を追われている。これは「6.10」の功績ではなく、これは「6.10」の狂気である。

「6.10」は悪辣な犯罪をなすがままに任せている。「6.10」それ自身が犯罪であり、それは僅かに残っている法制度を完全に破ってしまった。「6.10」は人権悪辣である江沢民の意図を受けて手下を脅迫し、利で誘っている。最も典型的なのは「打ち殺してかまわない、自殺とみせかける。」であり、「身元を問わず、直接火葬する。」ことである。これから分かるように、「6.10」は如何に凶暴で下品なものであろうか。それは気が狂って法制度を害し、法律を破壊している。悪人が氾濫すると、民衆が安心できるわけがないだろう?!

「6.10」は政府の名義を横領して犯罪している。個人の下劣で恥知らずな目的を実現するためには、陰謀活動をするしかない。これらの陰謀は全て綿密に画策したものであり、しかも国家機関や国庫財力を利用して実施する。それらの陰謀は法輪功を迫害するために出来たものである。江沢民は全てに嫉妬し、全てに憤慨している。「6.10」を設立する前の「4.25」事件は、法輪功を弾圧するための口実を造ると同時に、江沢民の私憤を晴らすものであった。「焼身自殺」は弾圧をさらに進めるために造った口実であり、江沢民が是非を転倒させ、自分を打ちたてるためのものであった。馬三家は「6.10」が作った迫害の手本であるが、そのやり方は中国現代国家テロリストの生き字引である。

我が民族、古い文明を持っている中華民族!私はそれのために心配している。「殴打、破壊、略奪をはたらく」は「文化大革命」が播いた災いの元だと言える。そして現在の「6.10」の狂気じみた残酷さは、我が民族を人類文明史に最も暗い一ページとして残した。「6.10」の毒瘤を取り除かなければ、中華民族は更に大きな災難に直面するだろう。

(本文は2001年10月12日始めて発表した)