日本明慧


容子さんの解釈から感じたこと

文/日本大法弟子

【明慧ネット2003年11月29日】先ほど同修から電話があり、容子さんがすでに成田空港に着かれたと聞きました。一人の修煉者がどのように非人道的な迫害と暗い監獄の中で18ヶ月を耐えたのか、容子さんの様態はどうなのか、私はこらえきれず涙を流しました。同修は、今夜11:20の番組で容子さんを取材した生放送があると教えました。

容子さんのご主人(修煉者ではない)も、数日前に、つまり容子さんが無理矢理逮捕されて受けた判決が満期になる一週間前に、日本テレビの晩11時の番組に容子さんに関する、そして後一週間で釈放されるというニュースを報道し、このことに関心を持っていると話しました。私はこの番組を見ることができなかったことをとても残念に思いました。同時に、日本テレビが法輪功の迫害を受けている真象を理解して、正義の挙動を取り、真象をもっと大勢の日本の国民に伝えたことに喜びと安堵に感じました。

23日は、容子さんの満期になった日であり、夜6時半頃、テレビ局はまたもう一度この番組を放送しました。番組は容子さんと篤志さんの結婚から始まり、幸せなシーン一つ一つを放送しました。そして突然、話題が変わり、天安門広場での中国警官の法輪功に対する迫害が放送されました。そして、迫害を受けた身体の局部の写真もあり、それは人をぞっとさせるものでした。容子さんは、ただ一枚の法輪功の宣伝ビラを配ったことで逮捕され、しかもいかなる法律的根拠のない情況下で、1年半の懲役を受けました。今日は彼女の満期になった日で、日本の姑とおばあさんが毎日彼女が無事日本に戻ってくることを祈っていると、説明しました。この一年半は、2人の心に大きな傷害をもたらしました。彼女たちにはずっと納得がいかないことがありました。善良な息子の嫁は一体どんな罪を犯したのか? ただ彼女が気功愛好者であるだけで、でたらめな理由だけで? この時、アナウンサーがレンズを篤志さんに向けて、妻の消息は得られましたかと聞きました。彼は「大陸の容子の家族の話しによると、彼女はすでに釈放されて、今北京で日本への手続きをしています。」と言いました。

私は、容子さんが逮捕されたばかりのことを思い出しました。みんなは、急速に彼女の救援に手を尽くし始めました。ある人は容子さんのために町に行って署名をもらい、ある人は記者に事件の過程を説明し、ある人は容子さんの家に慰問に行きました。容子さんのことを中心にして、すべての人は思いました。私は同修の容子さんのために何ができるのか? みんなはすぐ一つの全体となり、全体の力を発揮しました。

一時期、みんな少し停滞した時期もありました。そんな時、かつて中国で迫害を受けたことのあるカナダ弟子の林慎立さんが容子さんの救出のために、わざわざ日本に来て、多数の都市で記者会見を行って、自分自身の遭遇を述べることによって、日本社会に中国公安に不法に逮捕されている日本人妻に対する重視を呼びかけました。彼本人、そして中国大陸の幾千幾万の法輪功学習者の刑務所で遭った迫害を語り、そして私達に、刑務所での毎日は大法弟子にとって命が失われる可能性があるため早く行動するようにと提案しました。それから、私達の地区の日本語が上手な若いお母さん二人は、議員の署名を集めに動きました。その他の学習たちもしっかり力を合わせて、資料の作成や、発正念をしました。数ヶ月の間、大多数の議員の方が署名され、しかも救出に力を尽くしますと表明してくださいました。このようにして、外交部も態度を変えて、容子さんが日本国籍ではないことを理由に断っていましたが、いま、日本人妻であるため彼女の境遇に関心を持つと表明してくれました。

ここで、私達はみな始めの頃の自分を強調する態度から、小さい我を全体の中に溶け込ませることまで昇華し、これこそが修煉であると悟りました。

容子さんは、戻って来ました。私達日本の大法弟子は彼女の受けた迫害の事実を結び付け、更に迫害の真象説明を新しい段階へと昇華しなければなりません。

積極的に容子さんの救出に参加されたすべての善良な方々に感謝致します。

不適切なところがありましたら、慈悲をもってご指導のほどお願い致します。