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魏星艶さんが暴行された事件が海外で暴露され、重慶大学の副学長も迫害政策を認めた(写真)

文/アメリカ学習者 

【明慧ネット2003年12月7日】最近、中国重慶大学の副学長がアメリカのワートン(Wharton)商学院で行った中米教育座談会で質問に答えた時、法輪功学習者が信仰問題によって退学処分されたことを公に認めて、強烈な反響を引き起こした。

重慶大学の副学長張四平は「法輪功の外に、信仰問題によって退学させられることはない」と語った 法輪功学習者がワートン商学院の外で法輪功への迫害を止めるように呼びかけている

12月3日の夜、中国教育部(文部省)が企画した中国大学学長代表団と中国の留学生や専門家の座談会がアメリカペンシルバニア大学ワートン(Wharton)商学院で行われ、中米の教育問題について意見交換が行われた。最近、中国重慶大学に在学中の大学院生魏星艶さんが法輪功の修煉を堅持するために四川省沙坪バ(土+貝)鶴林看守所で警察によって人前で強姦された事件は世界中で注目されている。この大学の副学長張四平は今回の座談会に出席した20名の大学長の一人であった。
 
座談会の上で、ワートン商学院に留学中のある大学院生が、メディアで報道された重慶大学の学生が信仰によって退学処分させられたり、法輪功の修煉により警察に強姦されたことを張四平副学長に確認したところ、張四平は「そんなことはありません。我が大学には信仰によって退学処分されたことがありません」と強い口調で否定した。だが、彼はその後「法輪功を除けば」と一語を付け加えた。
 
そして、座談会に出席した留学生から 「法輪功を除けばってどういう意味ですか?」「なぜ法輪功を除くのですか?」「法輪功は信仰ではないのですか?」とたくさんの質問が出された。張四平は口が滑ったと分かって慌てて「いや、違います。法輪功も退学処分されたことはない。」と否定した。そして、最初にこの問題について質問した大学院生は「法輪功学習者は真、善、忍に基づいて修煉する人なのに、どうして信仰と修煉の原因で不公平な処遇を受けなければいけないのですか」と学長たちに言った。学長たちは「分かっています。分かっています。」と頷いた。
 
一つの中国語系のテレビ局は、この座談会の始終を現場録画した。座談会が終了した後、この座談会の主催者は当日の夜この座談会を録画した撮影記者の自宅まで追いかけて、座談会の内容を公に報道しないように要求した。断られても、深夜の3時まで記者の家に居座って求めた。翌日、主催者は再び撮影記者の家に訪れ、再度座談会の録画を公に報道しないように要求した。こんなにしつこい要求し続けた原因は録画の中に法輪功の内容があるからと主催者は認めた。この主催者は法輪功の学習者ではないのに、このことによって自分の未来、事業及び家族の生活が中国政府からの不利な影響を受けることを心配している。
 
この事実から、江沢民集団の法輪功に対する残酷な迫害は、海外の自由世界の中国人に対しても巨大な恐怖感と心理の陰影を与えていることは間違いない。そう考えれば、中国本土の法輪功学習者とその家族たちはどれほど圧力を受けているか想像できる。
 
江沢民集団は国民の基本的な生存権利を脅迫の手段として利用している。誹謗の宣伝とデマを流して人々の法輪功に対する恨みを煽動している。この罪悪な行為の悪影響は中国国内の人々だけではなく、海外の中国人にも及んでいる。たくさんの海外中国人は心から江沢民集団の罪悪行為を嫌がっており、法輪功及び法輪功学習者が求めている自由権利を心の中で支持しているが、公に表明することができない。一部の人は悪いことだと承知しながら、自分の良心を押し殺して、江沢民集団の悪行のために弁解したり、世人を欺瞞するために補助したりしている。これらの人は内心の矛盾によって相当苦しんでいるに違いない。今回のことは江沢民集団の残虐な迫害は一般市民に波及している証拠の一つである。
 
座談会会場の外で、法輪功学習者が「魏星艶さんが警察により乱暴された事実を隠蔽している重慶大学に抗議し、法輪功への迫害をやめさせよう」という横断幕を掲げて、現在秘密に監禁されている魏星艶さんへの救援を呼びかけていた。

ペンシルバニア大学ワートン商学院は世界で有名な工商管理学院である。たくさんの中国人留学生はこの学院で学んでいる。魏星艶さんが警察に乱暴された事件を聞いた中国の留学生たちは同情を表したと同時に、何か自分たちができることがあればと尋ねた。
 
明慧ネットの報道によると、魏星艶さんの事件は海外に暴露されてから、610事務局(法輪功迫害を担当する専門組織)は情報を封鎖すると共に、魏星艶さんを密かに移転して、重慶大学に対して対外の報道には魏星艶という学生の存在を否定し、魏さんが所属していた高圧直流送電と?真技術教室(高圧送変電専門)の存在も否定するように指示した。同時に、大学に保管されていた魏星艶さんに関するすべての資料を封印した。また、学生寮で魏星艶さんと同じ階に住んでいた学生たちは全部行方不明になった。その階のすべての部屋が全部空室になっている。
 
本部がアメリカにある“法輪功迫害追跡調査国際組織”は、すでにこの事件を立案して調査している。この組織はすべてのこの事件に関わりがある犯罪者及び容疑者を徹底的に調査し、必ず犯罪者と犯罪事実の隠匿者に法律の裁きを受けさせることを表明した。情報を知っている市民たちに犯罪者の情報提供を呼びかけている。