日本明慧


マスター・キイを持つ ─ 大法弟子との面談

記者: あなたが電話で真相を伝える方法について話されるのを、少なくとも三度の法会で聞き、深い印象を受けました。電話で真相を伝える事は何時始められたのですか?

大法弟子: 2000年末に始めました。中国の大法弟子達が北京の天安門へ大法を証しに行き、40人程が逮捕されました。公安は彼らを中心人物と見做し、1ヶ月以上も釈放しませんでした。私の兄もその40人中の一人でした。結局彼らが北京の公安局に留置されていることを知り、数人の同修と共に私はその公安に電話することにしました。最後には、私達は彼らを感動させ、彼らは上司に情況を説明する意思表示をしました。実に1ヶ月以内にこれらの同修は次々と釈放されました。その時から私は電話をかけることの作用が非常に大きいと感じるに到り、この方法を続けました。過去四年間中国人民は流言によって騙されて来ました。私達が真相を説明すれば、彼らの考えを変えることが出来、公安も含む人々を救済することが出来ます。真相を知って初めて、彼らは迫害を止めそして救済される機会を得ます。電話で真相を伝えることは様々な人々に直接複雑な事件について説明し、心に想ったことをそのまま伝えることが出来るので、最も速く効果のある方法です。

記者: 電話は一種の双方の交流であると理解していますが、相手の質問に答えるのがより効果があるんじゃありませんか?

大法弟子: そうです。過去三年間とても効果がありました。例えば、警察に電話したことがありますが、彼は始めはとても粗暴で、私がどうやって彼の電話番号を知ったのかと聞きました。私がインターネットのリストに載っていたと言ったら、とても驚いていました。私は更に続けて、法輪功迫害に関係する人の多くが、このリストに載っていると言い、悪いことは止め、過去の過ちを改めて、天理による報いから放免され、良い未来を持つよう忠告しました。彼はじっと聞き入り、私の忠告通りにすると約束しました。

もう一つの例は、ある派出所の所長が、ある大法弟子を収容所へ送り、そこでその弟子が拷問により死亡したケースです。その所長を見つけた時彼は他の派出所の所長になっていました。私は、彼がその弟子の死に直接責任があることを告げました。始めは彼は粗暴で、自分を尋問するなど私にどんな権利があるのだと言って、電話を切ってしまいました。もう一度その番号にかけると、電話に出た人が、所長はたった今受けた電話に非常に緊張させられ、「610」に報告する為に町へ行ったと言いました。

これらの例から分かるように、これら悪人は表面では邪悪に振舞っていますが、実は恐れでいっぱいなのです。数日前、テレビが大法を毀損する放送をしていました。私はその番組の責任者の家に電話しました。彼に真相を説明し、態度を改めるよう忠告しました。彼は私が何故そのように気にするのかと聞きました。翌日彼のオフィスに再び電話しました。電話に出た人が二度と電話をかけるなと私に言い、更に付け加えたのは、その日早くにディレクターが緊急会議を開き、この件について話したので心配するなということでした。その番組を放送するのは止めにしたのでした。このことは電話で真相を伝える効果が本当に良いということを示します。単にもう一つの電話だと考えたり、相手の態度を気にしないことが重要です。

記者: 一般の人に真相を伝えるのはどういう風にするのですか?

大法弟子: 相手の特徴に応じて話題を選びます。例えば、老人に話す時は、大法が健康とも幸福と長寿にもたらす効果について話します。多くの人はこれを聞いて迫害が間違っていると気付くと、態度が良くなります。学生に話す時は、海外の小弟子についてはなし、心に大法は良いと想わせる種を植え付けます。

数日前私は一警察の家に電話しました。8才の息子が電話に出ました。私から真相を学んだ後彼は「法輪大法は好い」と二度繰り返して言いました。私はその子に、お父さんに良い人を迫害しないよう伝えてくださいよ、と念を押しました。その子は「有難うおばさん。僕はきっと言うよ。おばさんもお父さんと話して下さい」と言い、私に父親の携帯番号を教えてくれました。私が電話すると、彼はどうやってこの番号を知ったのかと聞きました。私は善悪の報復の道理を彼に話しました。更に良い未来と幸福な家庭を保証する為に、大法弟子をやさしく扱うよう告げました。彼は黙って聞いていました。

医者や看護婦には、天安門の真相に関する医学の常識に全く合わないことに焦点をしぼります。例えば強度の火傷患者が病院で隔離されなかったこと、もう一つは気管切開の後歌を唄うことが出来たことです。彼らは私の言うことを聞いた後突然明白になったと、言いました。これは私達が真相を伝える時、流言を根絶し、人々を救済するということを示します。

記者:天安門の焼身自殺について真相を説明することは特に重要ですか?

大法弟子:全国民がそれを知っています。テレビが長期に渡ってそれを宣伝目的に使いました。その矛盾を暴き、そのウソの実質を暴いて初めて人々は真相を知ります。それに加え、インテリに話す時は、法輪功が本当の科学であることを言います。初め彼らはそれを信じず、神の存在を否定します。すると私は例として電波は見えないが存在することを言います。階下に居る人には上階の人が見えず、上階に居る人には階下の人がはっきり見えます。これは見えないことは存在しないという意味ではないことを証拠付けます。このように説明すると、彼らは容易に受け入れることが出来ます。

記者:2000年以来、あなたは継続的に電話を掛けています。電話を掛ければ掛ける程扱い方がうまくなります。この事についてどう思いますか?

大法弟子:法を正す時期の大法弟子として、私達は法を正す活動に参加しなければなりません。真相を伝えることは、私達の最も重要な活動の一つです。その上に真相を説明している間に、その過程が如何に神聖であるかを実感します。私は何層もの自我を突破しました。一日でも電話を掛けないと、何かが欠けているように感じます。電話を掛ければ掛ける程、私は益々活気付きます。一晩中電話を掛けていても眠くならないことも、時々あります。初めの頃は私は怖くて、実際震えていました。私は相手の態度に影響されていたのです。一回毎の電話の前に、多くの準備が必要でした。数年間で完全に変わりました。今では電話を持ち上げるなり、言うべきことが分かっています。相手の態度がどんなに悪くても、私はビクともしません。これは一つの修煉の過程であり、絶えず昇華していく過程です。電話を取るなり、大法が私に与える慈悲と智慧が途切れなく溢れ出てきます。私の声が相手に届くと、相手は本当に自分にとって良いと感じます。私はどういう風に話そうかと考える必要がなくなり、聞き終わると相手は心の底から有難うと言ってくれます。貴い中国人を救うのは、私達の神聖な使命です。

記者:今でも多くの人が電話を取る勇気がありませんが、その障碍はどこにあると思いますか?

大法弟子:電話を掛けたことがなければ、最初は少し難しいです。これは訓練が必要であり、自我突破が必要ですが、電話を掛けて初めて突破出来るのですから。電話を取ることは修煉であり、もしも自分の心態が落ち着き、恐れがなくなるのを待って掛けるのであれば、永遠に出来ません。これらの執着は、実践中に自分を磨き上げて初めて除くことが出来ます。ただ坐って昇華を待つことはあり得ません。自分は修煉が十分出来ていない、もっと良く修煉してから洪法したい、と言う人がいましたが、それは正しくないと思います。私達は人間社会で修煉をしているのですから、完全になることは期待できません。よく修煉が出来るまで待てば、法を正すことは終わってしまい、機会は失われてしまいます。真相を伝えることも同様です。行なう過程で自分を高めて行くことが出来るのです。その行動をとることの重要さを認識しさえすれば、よく行なうことが出来ます。電話を掛けることは、最も便利な方法の一つです。それはあなたの日常に影響しません。十分で二つ電話を掛けることが出来ます。数回掛けた後、どうすれば良いか分かってきます。

記者:毎日どのくらいの時間を、電話を掛けることに費やしているのですか?

大法弟子:電話を掛けるのは既に私の生活の一部になっています。その他にも当然真相を伝える仕事をしています。毎夜退勤後煉功し、夕食が終われば電話を掛け始め、朝の2 、3時頃まで掛けます。5時に起きて正念を発し、そして仕事に行きます。出勤しない日は、更に数時間掛けます。

記者:何時法の勉強をするのですか?

大法弟子:通勤時間にします。職場は地下鉄で3、4時間かかる遠い処ですから、毎日二講あまり読めます。家に帰って来たら更に息子と一緒に半時間勉強します。これで法を学ぶ時間は保証されます。

記者:即ち、三年余りの間、あなたは基本的に毎日2、3時間しか眠っていないのですか?

大法弟子:時間は限られています。法を学び、真相を伝え、煉功もします。電話を掛けるのは一般に夜の2時頃までですが、特別な場合はもっと遅くまでやります。

記者:どのようなお仕事をなさっているのですか? 疲れませんか?

大法弟子:私はある寿司加工工場で、立ち仕事をしています。速度も早く、軽い仕事ではありません。

記者:あなたは一度寝るのを忘れたと聞きましたが、本当ですか?

大法弟子:その通りです。去年の夜勤の時でした。朝の6時過ぎに帰宅し、食事をした後領事館へ行き、それから中国人街で資料配りをし、出勤の時間になって、同修が何か忘れ物はないかと聞き、寝るのを忘れたことに気付きました。

記者:どうしてあなたは疲れないのでしょう?

大法弟子:本当に疲れて眠い時に、電話を取って真相を話し始めると、もう疲れを感じません。話せば話す程、目が醒めてリラックスします。電話をするといつも、相手は質問もしないで真相を聞き、時には親戚や友人の電話番号をくれ、その人達にも電話するよう頼みます。人のはっきりした一面は、救われる為に真相を聞くのを待っています。私達が一体となって行動すれば、効果は更に大きくなるでしょう。

記者:同感です。電話を掛ける同修達が話を整理し、もっと多くの人と交流するよう希望します。

大法弟子:電話の効果は本当に大きいです。私達の一人の同修が迫害死したので、ある610組織の幹部に電話をしました。彼はそこで仕事に着いたばかりだと言いました。真相を聞いた後、彼は大法弟子のことをよく理解出来ると言いました。この同修の家族は大きな経済的困難に遭っており、私が彼の元の職場に電話してこの問題を解決するよう要求しようとしていると説明すると、私が話しても聞かないかもしれないから、彼が話そうと言ってくれました。彼は又時々電話してくれることを望んでおり、私が帰省の際には彼を訪問してくれることを歓迎すると言いました。一般の人には、私は大法の美しさ、好さ、心身の健康に与える益について話します。一度ある人がこれを聞いた後、自分は喘息持ちなので、法輪功を学びたいと言いました。私は、今学ぶのが難しければ、常に、法輪大法は好い、と唱えるように言いました。後に再び電話すると、彼は本当に良くなったと言いました。

私は又私の家で起きた事について、二つ話したく思います。私の父は90数歳で、この新年の祝い中に心臓発作を起こし、医者にもう2時間しかもたないだろうと言われました。電話を受けた時私は、皆に早く父親の周りを囲んで煉功するように、そしてもしも目が覚めれば、彼に「法輪大法は好い」の文字を見せるよう頼みました。皆が煉功を終えてまもなく、彼は目覚めました。紙に書いた、法輪大法は好い、を見せると、彼は頷きました。以来彼は日夜この句を唱え、一週間後歩けるようになりました。注射もせず、薬も飲みませんでした。今では自分の身の廻りのことは自分で出来、外へも出かけるようになりました。これは本当に、法輪大法は好い、と唱えたためでした。

私の80歳になる叔母が寝たきりになり、電話を掛けると、自分はもうだめだと言って泣くだけでした。私は、早く「法輪大法は好い」と唱えるよう奨めました。孫に書いてもらい、以後彼女は毎日唱えて、一ヶ月後に床から降りられるようになり、二ヶ月後には外に出られるようになり、今では完全に良くなりました。彼女の子供達は皆法輪功の学習者ではありませんが、彼女が「法輪大法は好い」を覚えたために良くなったのだと、言っています。

見て下さい。私達の一回毎の電話は本当に人を救っています。師父は私達に何と大きな能力を与え、それは何と神聖な使命でしょうか。将来振り返って見て、自分がそのような能力を持ちながら、それを利用しなかったと知れば、それは莫大な遺憾と損失となります。電話一本が一個の生命を救う、それは何と偉大で神聖なことでしょうか!

記者:私はあなたの電話の掛け方を何度も聞き、私自身激励されました。あなたはどうやってこのように出来るようになったのですか?

大法弟子:私も100%成功した訳ではありません。通常、真相を聞き入れない人には一回以上電話を掛けます。私達は善を修めますから、相手にとって良いことだけが心にありますから、次々と掛けます。相手は罵りから沈黙に変わり、話を聞けば変わって行きます。今では私は電話を取っても恐れる心はありません。これは実行により磨き上げたのです。昔は他人が言うことを非常に気にしましたが、今はどのような情況にも心が動かされません。

記者:あなたは実に充実しています。大事件が発生すれば、必ず電話を掛けますか?

大法弟子:掛けます。例えば、長春事件が発生した時は、私は二晩眠れませんでした。全市の公安局と派出所に電話を掛け、数人の友達まで出来ました。ある派出所の人が、すぐに私と会いたいので人民大街で待つようにと言って、すぐに電話を切りました。翌日私がもう一度電話を掛けると、彼は、昨日は彼が警察の服を着ていたので怖くなかったかと、聞きました。私にどうやって自分を保護するか教えたかったのだと、言いました。

数日前、私はある非常に悪い「610組織」の頭に電話をしました。初め彼の態度は非常に粗暴で、電話を切ってしまいました。私はもう一度掛け、まず彼に「同郷の人よ」と声をかけてから彼に言いました、「同郷の人よ、私は今日は本当にあなたの為を思ってこの時間と電話代を使っています。もしもあなたが聞いてくれなくても、私は失うものはありませんが、あなたの損失はかなり大きいのです」。彼は信じませんでした。続いて私は、国内で大法迫害をした為に報復を受けた、有名人の名前を挙げ、更に言いました、「確かに私はあなたと何の関わりもありませんが、人が天罰を受ける時にはどうしようもないものです。善悪の報いは天理です。あなたの為に忠告します。あなたが私の言うことを聞かないのでしたら、私はあなたの為に残念に思います」。彼は終わりまでじっと聞きました。態度の悪い人に対しては、始終善意的な態度で対応するようにします。良心のある人なら、真相を理解すれば大法を支持するようになります。

記者:どう支持するのですか?

大法弟子:魏星艶事件で重慶地区に電話を掛けた時、二人の弁護士が真相を知った後、重慶大学の要人に電話して、人権の角度から魏星艶の釈放を要求したいと希望しました。

記者:それは良かったですね! 三年間あなたが掛けた電話の数は厖大で、多くの人の心を開き、無数の人が深淵の縁から落ちるのを防ぎました。話を聞かせて戴き有難うございました。

2004年2月4日