日本明慧


これらはみな政治と経済の利益上の交易による結果である

2004年1月30日 文/イギリス法輪功学習者 滕雪嶺

【明慧ネット2004年1月30日】私はイギリスに滞在する自由業の芸術家である。今月の22日、私はその他の数人の法輪功を修練する友達と一緒にパリに旧正月慶祝活動と演出行進を参加しに来た。24日、演出がないため、凱旋門に景色を見に来た。昼12:30ぐらい、私がもう一人の学習者の写真を撮ろうとする時、突然数名の警官がやってきてこの学習者を強引に連行し、身体検査をして何もなかったと分かった後、今度はまた暴力的なプラスチックの縄で手を後ろに縛った。私はこの突然やってきた異変に驚き、しかし本能的に警官に:“What's happening? We haven't done anything wrong.”(どういうことか?私達がいかなる悪い事をもしていない)と詰問する時、私も警官に手を後ろ縛られた。

警官が私達をぐいと押し、縄で縛った同時、手に持っているトランシーバーより、“Falun Dafa”を含む叫び声が何回も繰り返した。

12:30ごろ、私達はパリの第17区警察署に連れられた。パトロール・カーが警察署に着いた時、一人の普段着を着ている警官が車のドアから覗いてきて、にこにこして法輪功に良く知っているみたい「あははは、Falun Dafa。」と話しかけた。その時今度よかった、私達はすぐ釈放されると思っていた。しかし事実はそうではなく、私達四人の学習者は(そのうち若い女性二名を含む)一緒に長い椅子に手錠をはめられてまるまる3時間も放置された。16:00時頃になってはじめて、上の階の事務室の普段着の警官が私達と話した。 その時ちょうど中国の旧正月に際してパリでまた中国文化年を行うため、私がパトロール・カーから警察署へ連れられた時、二人の女性の警官は中国語で私に「お金儲けできますように」などと言った。私があなた達の「文化祭」の客であるのに、逮捕されるなんて、すぐ釈放してと言ったが、彼らは手錠を外すことを拒絶した。

最初、私に事情質問をする警官は男性で、私達を拘禁する原因はそこで宣伝ビラを配ってはいけないためであると言っている。どうして私達が宣伝ビラを配っておらず、法輪大法のスカーフをかぶるだけで逮捕されたかと詰問すると、彼は黄色のスカーフをかぶる法輪功学習者に宣伝ビラを配る人もいて、その他のスカーフをかぶる学習者も逮捕されたと説明した。また、私がスカーフさえ被っていなかったのに何で逮捕されたかと詰問すると、それは私達が一緒にいたという理由だけで、警官が間違えたと言い、なおかつ少しのミスは緊急時はしかたないと言った。

また彼は多くのことを聞かないで、これが上の命令であると言っている。彼個人として完全に私達を理解し、私達が平和的で、危険がないと理解している。中国の方面より私達が危険な分子であると中傷し誹謗するから起きたじゃないかと聞くと、彼は普段着のスパイが警官をまちがって誘導するかも知れないと言った。

その後言葉の問題によって、私はまた別の1人の女性の警官のところに移され、事件のあらましを説明する手伝いをする。この女性の警官は私達にとても同情する。私達が前の日まだ街頭で演出したが今理不尽に警察署に拘禁されている、このような事は現在中国、一つの独裁の国家でしか起きるはずがないのに、フランスという一つの有名な民主国家でこのようなことが起きたのは非常に残念に思っていたことに言及する時、女性の警官の目は涙で溢れそうになった。彼女は不注意でこれらはみな政治と経済の利益上の交易による結果だと漏らした。

約17:00ごろ、この女性の警官は私と彼女が担当で事務処理した二人の女性学習者を他の学習者より先に釈放した。

中国語サイト: http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/1/30/66214.html