法輪功迫害追跡調査国際組織が「浙江省の毒殺事件」についての調査レポート(二)
2004年1月6日
【明慧ネット2004年1月6日】2003年6月26日、浙江省温州市蒼南県竜港町で数人の乞食を毒殺する事件があった。メディアの報道によると、この事件は中国公安部部長周永康と浙江省委員会の指示を得た後、7月2日、新華ネットで盧晶と署名している記者の文章を発表した。そしてこの事件は7月1日夜にすでに解決され、 “その犯罪容疑者が一人の法輪功分子である”と公言した。2003年12月30日、浙江温州市中級法廷は容疑者陳福兆に死刑の判決を下した。“追跡調査国際組織”は今年7月2日より、調査を展開し、7月3日に最初の調査結果を公表した(http://upholdjustice.org/NEWS/hotcase_22/2003-09/1064256350.html)。この事件は公安の上層部と新華社が罪を法輪功になすりつけたもので、さらに法輪功を迫害しようとしていることが分かった。追跡調査国際組織は約半年の調査を通じて、さらなる結果を得次第、順次公表すると言った。
家人:事件が起きる前、陳福兆を精神病院に連れて行ったことがある
事件が起きて間もなく、2003年7月中旬、追跡調査国際組織は陳福兆の父陳細豹と連絡が取れた。陳の父は、次の様に言った。陳福兆と妻余暁玲(音訳)は私達親と一緒に住んでいる。子供はまだ2ヶ月で、現在妻余暁玲はすでに子供を連れて実家に帰っている。“事件が起きる前、陳福兆を内安(音訳)精神病院に連れて行き、半ヶ月ぐらい見てもらった。”“陳福兆は食事をする時ご飯をテーブルの上に置いたり、柳葉フォークを碗の中に置いたりした”、“陳福兆はふだん家でも一日中何も話をせず、テレビの報道と違います”;“(福兆の仕事先)病院の楊院長が彼によくしないので、けんかした”。“毒殺事件の後、竜港町で500人の警官が調査をした。町のすべての人が尋問され、私(陳の父)も尋問された。福兆は尋問された後、殺人容疑で捕らえられた。”陳福兆が捕らえられた後、公安は家人と陳福兆の面会を許さなかった。私は陳福兆の殺人容疑についてもテレビの報道から分かった。
政治と法律委員会の官吏:事件が起きた時、陳福兆の頭がはっきりしていたかどうか分からない
2003年8月、蒼南県の法輪功の弾圧を担当する“政治と法律委員会”のある官吏は調査を受けた時、以下の様に言った。“事件が起きた時、陳福兆の頭がはっきりしていたかどうか分からない。陳福兆のやったことと言ったことが本(《転法輪》)と逆で、私もおかしいと思っている。”“この事件は“特別査問グループ”が担当で、私は“特別査問グループ”に入っていないので、具体的な情況は分からない。”
診療所の責任者:陳福兆は精神的な障害がある
北京時間2004年1月3日、蒼南県のある診療所の責任者が調査を受けた時、以下の様に言った。陳福兆を知ってすでに7-8年になる。“彼(陳福兆)は精神的な障害がある。精神病にかかって一度直ったが、多くの人が彼を殴った後再発した。”“彼が精神病になるには、要素がある。私達はもともと知りあいで、彼(陳福兆)は良い人です。ここの衛生関連部門は彼に就職チャンスをあげないのだ。この衛生関連部門も精神病になる一つの要素で、彼は病院で働いたが、首になった。そして自分で診療所を開いたが、また失敗させられた。その後、彼は5万元を以って芦浦診療所を買い取った。しかしそこでまた収入もなく、その上内部でけんかして彼は殴られた。以上の様ないろいろな要素で彼は精神病の再発をもたらされた。”
“彼はずっと昔、竜興(音訳)病院にいる頃から、調子が悪かった。” “彼は病院で見てもらったことがあるが、よく再発するのだ。”“私達医者の分析によれば、両親が第一の要素である。それは7-8年前彼が大学を卒業した時、親が婚姻を取り決めたことである。彼はそれが嫌で、婚姻の契約を解消したかったが、すでに2、3年も経っており、取り消しできなかった。… 第二の要素は衛生部門で、衛生部門は彼に道を開かなかった。彼は大学を卒業したが、仕事の手配をされず生計の道を閉ざされていた。”(説明:陳福兆の今の妻余暁玲は後に付き合って結婚した。彼女とは結婚して2年ぐらいです。)
もう一人の陳福兆を知っている医者は調査を受けた時、“陳福兆が精神病にかかったのはもう何年も前である。”と表明した 。
記者:陳福兆は取材を受けた時、頭は時にははっきりしていたし、時にははっきりしていなかった。
陳福兆を取材したことがある一人の記者は、以下の様に言った。陳福兆が取材を受けた時、“頭は時にははっきりしていたし、時にははっきりしていなかった”。報道した後、 “陳福兆は見るところでは精神病のようです。”と多くの視聴者から電話が掛って来た。
追跡調査国際組織はまた温州竜港では法輪功を修練する人がとても少ないことを明らかにした。竜港で1人の他郷で商売をしている人が、今まで法輪功の本を読んだこともなく、ただ2回の動作を学んだだけで法輪功学習者と見なされ、“転化クラス”に送られた。
事件が起きた後の数ヶ月の内に、追跡調査国際組織の調査員はまた蒼南県のある弁護士事務所に連絡した。弁護士はこの事件について討論したことがあると言った。被告がもし精神病であれば、死刑に処されるべきではないと思っている。ただし陳福兆の事件はきわめて微妙で、異なる判決になるかも知れない。2003年12月30日浙江温州法廷は陳福兆に死刑の判決を下した。これは中国と各国の法律に反するだけではなく、更に殺して口を塞ごうとする疑いがある。
追跡調査国際組織は近頃、さらなる調査の証拠を発表した。それによると現地の公安と公安の上層部を含めて、メディアを利用し恐怖と高圧的な手段を取って人々をペテンにかけている。更にこの事件を利用して法輪功にすべての罪をなすりつけている。これはさらに弾圧と迫害の目的を達成しようとしていることを暴露したものである。本組織の近日公表するニュースを注意して下さい。
この事件に関係する重大性に鑑み、そして関連する証人の生命の安全のため、以上のすべての調査の証拠は、文字、写真、録音とビデオを含め、全て“追跡調査国際組織”が書類を保存します。そして適切な時機に関連する法律の機関に提出するので、しばらくメディアには関連証人の名簿を公表しません。
中国語サイト:
http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/1/6/64151.html
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