日本明慧


ニューヨーク中華街で映画を見せて真相を伝える活動の感動的な物語

背景:毎週日曜日、法輪功弟子のグループは、ニューヨークの中華街で、中国語の映画を見せる。この映画を見せる活動は、法輪大法の真相を伝える記録映画を見せる手段として、三年前に始まった。後程大法弟子達が、中華街の公共映画館では中国語の映画を見せなくなったことに気付いて、これらの映画を見せ始めた。今では大法の記録映画は幕間の休憩時間に見せる。大法弟子達はこれら無料の映画を提供することにより、コミュニティーとより良い関係を築くと共に、真相を伝えることが出来る。夏期には屋外の公園で映画を見せ、何百人もの住民が見に来る。この冬は、学校の講堂で映画を見せている。又、廊下に真相を伝える資料を置くテーブルを用意し、映画の終わりに籤引きをやり始めた。この籤引きは観衆を楽しませているようだ。以下はその感動的物語である。

 映画が始まる寸前に一人の男が私の処へやって来て、泣きそうな、それでいて道理をわきまえた厳粛さと、慈悲、正義感を伴った面持ちで言った、「もう十分だ。迫害は終わるべきだ。今すぐ終わるべきだ! 殺人が多すぎる。拷問が多すぎる。善良な人々が殺害されている。この邪悪は滅びるべきだ。私の心は傷付き、裂けそうだ。どうして政府が自分の民衆を殺害するほどまで悪くなれるのだろう! 江沢民はゆがんだ嫌悪と嫉妬から、全メディアを操って善良な無罪の人々を押し潰している。私は大法弟子ではないが、一市民として良心がある、心がある。私は善人とは言わないが、心があるのが分かる。私は自分の心に聞かなければならない、私の心は泣いている。血の通っている者なら、この偉大な法輪功学習者の残忍な迫害を止めるよう叫ぶべきだ。彼らは模範的市民だ。彼らはこの世で見つけることの出来る最も良い人々だ。あなた方法輪功学習者を観察し、私はその善良な心とマナーの良さに印象付けられた。あなた方は私心がなく、無条件でコミュニティーに奉仕して・・・・」

 彼は江沢民の邪悪さとその頼りなさについて話し続けた。彼は又、政治に関係することなくこの迫害を終わらせようとしていることに洞察力があった。彼は私達がやっていること、暴力を使わずにこの不正と悪を終わらせようとすることを、心から支持した。

 目前に正義の人、自分のために、又彼の無限の世界とそこに住む無数の衆生のために輝かしい未来を選んだ衆生を見て、私は一生懸命涙を押さえる努力をした。

 終わりになって、私は彼に敬意と感謝を示すために、一箱のチョコレートを渡した。彼は受取るのを辞退した。「私は戴くことが出来ません。私にはそれを受取る価値がないのです。毎週日曜にあなた方の映画を見にここへ来るのが私にとってどれ程の楽しみかあなた方には分かりません。あなた方からは多くを受取り、何もお返ししていません。どうしてこの上更に受取ることが出来るでしょうか。私は心底からあなた方に深く感謝しています。このチョコレートは来週の籤引き用に残して下さい。あなた方にとって、お金を得るのは簡単ではないことを知っています。あなた方の苦痛を、中国にいるあなた方の同修の苦痛を、軽くしてあげる能力が私には無いことがとても悔やまれます」。彼は涙を流しており、その声は震えていた。

 私はもう涙を押さえることが出来なかった。

2004年2月14日