日本明慧


デンマーク国民がパリで理不尽に逮捕されたことに対し、
デンマークの議員が憂慮と憤りを表明

【明慧ネット2004年2月8日】2月6日、デンマーク議会司法委員会長、社会人民党のアンナ・バーストラップ議員と団結党のソエレン・ソエレンデルガード議員は、デンマーク国民である法輪功学習者が、パリ警察により理不尽に逮捕され、不当な扱いを受けたことに対し、メディアへ談話を発表した。

 その主旨は、「国会議員として、私は人権問題に高い関心を持っている。なぜかと言えば、これはとても重要な問題であるからだ。私はデンマーク国民である馬可-徐氏の手紙を受け取った。彼はパリで警察に逮捕されたことを伝えた。原因は1本の黄色のマフラーをつけたためだという。このことを聞いて非常に憤りを感じる。これは全く信じることが出来ない様な話である」。

 「既に外務大臣へこの問題を提起しており、フランス大使館の本件への説明を求めている。もし、私たちが一つの平和な世界を望むならば、人権と民主のために必ず戦わなければならない。決して、いくばくかの金銭を得るため、国家の利益のために、民主的な理念を捨ててはならない。このようにすれば、世界の平和は必ずや脅威を受けるに違いない」

。  団結党の外交事務を主管するソエレン・ソエレンデルガード議員は、「フランスで発生した事件を聞いた時、憂慮すべきことであると感じた。中国では、人民の言論の自由がないことは、明らかなことであり、中国に対し多くの批判すべきことがある。しかし、この問題は中国で発生したのではなく、ヨーロッパなのである。なぜヨーロッパで、中国の指導者が聞きたくない事を議論することが許されないのか?このような事が伸展することは、とても気掛りな事である」。  

 「一見、フランス政府は民主を持って、経済的利益を獲得するための交換条件としているようである。中国に、民主があるとでもいうのか?民衆が自由に話す権利があるというのか?中国では、非民主的な階層が社会を制御しているが、西側では自由民主主義が、社会を掌握しているのである。 この問題を解決するには、民主的社会が立ち上がって、話をすることが必要である。私にとって、これは法輪功だけに留まらない。民主的な社会で、彼らの理念に賛成していく必要性はない。彼らが平和的で非暴力でさえあればよいである」。

 「今の問題は、非民主の中国の影響が拡散していることにある。このような事件がフランスで発生したことを見ると、以前アイスランドで発生したことを思い出す。アイスランドで、デンマーク国民が、アイスランドに入国し民主的な集会に参加することを拒否された。どうしてこのような事が発生するのであろうか?議会にこの問題を提出したことがあるが、明らかな回答は得てはいない。先週、私はアイスランドを訪れ、再びこの問題を提起した。彼らは、このような事態は、二度と起こることはないと言ってはいる。私たちもそれを望んでいる。毎回、受け取った報告に出てくるものは、組織、デモ、言論の自由など皆民主的権利に対しての侵害である。私たちは絶えずこの問題に対し、提起していかなければならない」。

 中国語サイト:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/2/8/66905.html