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米国会530号決議案を採択、政府にジュネーブで議案提出を呼び掛け

【明慧ネット2004年3月4日】(明慧記者林展翔)2004年3月3日、アメリカ国会衆議院は賛成402票、反対2票の圧倒的多数で530号決議案を採択した。同決議案はアメリカ政府に3月ジュネーブでの国際連合第60回人権会議に議案を提出し、中国に対し人権侵害活動をやめるように呼びかけるものである。

530号決議案は江氏政権が中国の広範な法輪功学習者及び他の宗教、並びに異なった思想を持った人達への虐待と迫害に関心を払っている。議案には、アメリカ国会が中国政府に“必要な措置を取り、すべての宗教の人達に対する迫害を停止し、基本的人権を守る”ことに対しアメリカ公民の李祥春(法輪功学習者)を含めたすべての良心犯を釈放するように促した。

530号決議案によると:

中国は今尚、自由を制限するような法律と法規を廃除或いは訂正しないで、国際上認められた信仰、言論及び結社の自由に関する標準を遵守する意志を表明していない。

中国政府は引き続き邪教或いは異端組織のレッテルを貼った団体を取締り、そして打撃を加えている。

中国政府が一貫して登録されていない宗教団体、精神運動及び政府に認められていない宗教活動を抑圧し、撹乱、監視、雇用差別、巨額罰金、超期勾留、肉体虐待、監禁、祈祷場所の閉鎖及び破壊などの手段で、持続的に民衆を迫害している。

国際人権組織の報告書によると、勾留期間中の拷問、虐待、酷刑などが中国の司法組織内に蔓延している。

法輪功学習者に対する迫害は一貫して特別に残酷である。

中国政府は残酷な政治運動を引き起こし、中国国内の法輪功学習者を根絶しようとしている。

大勢の法輪功学習者を捕らえ、厳酷な転向教育を受けさせたが、転向を拒否した一部の人達は虐殺された。

法輪功学習者の報告により、アメリカ及び他の国において、平和的な活動を行う際に、外国人(中国共産党関係者)からの悪質な嫌がらせ及び侵害行為が引き続き発生している。

FBIはアメリカで起きた法輪功学習者を襲撃した事件と中国政府の関連性を調査している。

以上のことに鑑み、アメリカ国会は530号議案で以下のことを決定した:

アメリカ政府は中国が基本的人権の原則に従い、国民がこれらの権利を完全に享受できるよう引き続き堅持すべきである。

スイスジュネーブの第60回国際連合人権会議に、アメリカ代表は議案を提出し、中国が中国国内での人権侵害活動を止めて、国際社会が認める人権標準に適合するように呼びかけるべきである。

アメリカ政府の閣僚及び他国政府の閣僚は国際会議及び他のあらゆる機会を利用して立ち上がり、中国の政治活動と宗教自由に対する抑圧に反対すべきである。

530号決議案の発起人である国会議員のスミス氏はあるニュース原稿でこのように話した「中国は色を変えているという説もありますが、我々の報告では中国の人権記録は持続的に劣悪であることを実証した。政府は引き続き多くの重大な人権虐待を犯していて、しかも現在では抑圧が更に悪化しつつある。」

彼は更に、「宗教の面においては、自分の信仰を実践しようとしている人々を残虐に迫害する弾圧が発生している。法輪功学習者は日常的に身柄を拘束されて拷問され、拘束中に数百人が虐殺された。同様の弾圧はカトリック教徒、チベット仏教徒、ウイグル族回教徒等にも蔓延している。」と話した。

530号決議案には42人の発起人があり、49人の共同発起人がある。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/3/4/69183.html