法輪功学習者への人権侵害事件にフランス政界が注目する

　【明慧ネット2004年4月22日】2004年1月下旬に発生していたフランス警察が理由なしで法輪功学習者を拘留した事件に対して、パリの元市長を含め、フランス政界は法輪功学習者の呼びかけに積極的に答えた。

　2004年1月下旬、民主国家のフランス政界の一部の人は江沢民独裁政権の圧力と誘惑に屈して、中国伝統的な文化に根付いた法輪功団体のパリパレードへの参加を拒否した。その期間、フランス警察は数十名の法輪功学習者に対して不法に取り調べ、拘留を行った。世界各地からの法輪功学習者のパリパレードへの参加、および胡錦涛に対する歓迎、江沢民を容赦なく厳罰すること、法輪功への弾圧を制止しようと呼びかける活動を阻止しようとした。

　これらの妨害行為は自由国家の基本価値に背き、公民の合法的な権利を侵害した。同時に江沢民独裁政権の法輪功学習者への弾圧の気炎を助長した。ゆえに、法輪功学習者はフランス政府、議員、法曹界、警察側、マスコミ、人権団体および社会民衆に積極的に真相を伝え、法輪功学習者に公道を戻すようと呼びかけた。

　フランス政府の元部長、パリ市の元市長、フランスの現職国会議員、パリ市第五区区長のJean　TIBERI氏は学習者への返信の中で、「学習者からの手紙で、中国の法輪功に対する迫害、特に2004年1月胡錦濤主席がフランス訪問の際に中国のこの伝統功法の学習者に起きた尋問逮捕事件への関心を引き起こされた。まず、あなたとパリを訪れたあなたの台湾の友人が尋問されたことに対して、遺憾の意を表したい。如何なる動機と理由があっても、法律を守っている人々を逮捕することの言い訳にはならない」とコメントした。更に、「フランスは人権を重んじている国であり、フランス政府もこの名誉を失いたくはない。わたしは必ずこのことの進展をお知らせします」と述べた。

　フランスの元司法部長、フランスの現職参議院議員、憲法、立法と選挙と行政法規委員会の委員である人権研究チームのメンバーRobert BADINTERは、フランスの警察官に理由無く拘束された女性学習者への返信の中で、学習者から手紙が来たことにお礼を述べた以外に、これから引き続き法輪功のフランスでの状況を見守ると書いた。

　パリ市第九区の区長Jacques BRAVOは学習者への返信の中で、既にパリ市の副市長に状況を照会しており、その結果を必ずお知らせすると述べた。

　国会議員のLionnel LUCAは、パリで起きた法輪功学習者を拘束逮捕した事件について、内政部長に対してこの行動の動機と原因について書面をもって照会しており、部長の返答は国民議会の「オフィシャル　ジャーナル」で発表され、法輪功学習者にも転送すると答えた。

（中国語：http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/4/22/72888.html）