法輪功の迫害に参与した責任者薄煕来がワシントンを訪問
【明慧ネット2004年4月20日】(明慧記者米国ワシントンDC報道)第15期中米商業貿易連合委員会に出席する、中国側代表の中国副首相呉儀氏と随行した商務部長薄煕来及び中国人民銀行頭取周小川氏等一行は20日にワシントンに到着する予定です。日程では、20日の午後、米国貿易代表ズオリケ氏が薄煕来と会談を行う。21日と22日、中国側の官僚はズオリケ氏、米国商務部部長スノー氏、農務部部長ウィニメ氏と、会談を行う。これは薄煕来が商務部長に就任して以来、商務部長としての初めての海外訪問です。
就任したばかりの商務部長薄煕来は2004年3月25日ドイツを訪問する予定でした。ところが、ドイツの法輪功学習者と人権団体は続々と薄煕来に対し激しい非難と抗議を行いました。そして彼等はドイツ政府に対して薄煕来の入国を拒否するように求めました。これによって薄煕来の非常に不名誉な人権記録は人々の広範な関心を引き起こした。中国側は最終的に薄煕来のドイツへの訪問を延期させた。
薄煕来は、現在商務部部長を務めているが、元中国共産党の遼寧省委員会副書記で遼寧省長だったし、元大連市委員会書記で市長だった。1999年7月20日、江沢民が法輪功を弾圧して以来、遼寧省の法輪功学習者は残酷な迫害を受け、厳しい状況に置かれている。薄煕来は遼寧省の法輪功学習者に対する迫害を直接監督し、指揮してきた。遼寧省の法輪功への迫害に対する最も主要で直接的な責任者の一人である。 明慧ネットの資料によると、2004年4月18日まで、遼寧省で迫害により死亡した法輪功学習者は既に103人に達し、全国で第4位となっている。遼寧省にある多くの労働教養所、例えば馬三家労働教養所、大北刑務所、張士教養所、竜山教養所、大連教養所などでは、法輪功学習者に対する迫害手段がきわめて残酷である。
また遼寧省には於いては、少なくとも3つの精神病院(遼寧省鞍山市唐家房精神病院、営口精神病院、凌源市某精神病院)が法輪功学習者の迫害に参与したと確定された。
明慧ネットの報道によると、薄煕来が大連市長を務めていた時、法輪功への弾圧政策を徹底的に実行したという。例えば:
1、大連から出る北京行きの列車には、全ての車両の入り口に2〜3人の警官を見張として配置した。そして列車に乗る全ての人に対して、必ず警官が持っていた法輪功と法輪功の創始者を中傷する資料を読ませた。これを読まない人は乗車を拒否した。
2、大連市は全国で法輪功への迫害が最も深刻な都市の一つとなった。今日まで迫害により死亡した法輪功学習者は既に15名になったが、この数字は迫害経過が分り、迫害を受けた者と犯罪者がすでに明確にされた事件だけである。他に大量のまだ完全に明確されていない事件は含まれていない。
3、大連市労働教養所は全国の“教育転化”の“模範団体”に選ばれた。大連市政治法律部門は積極的に江沢民に追随し、法輪功に対し全面的な迫害を行ったので、公安部は大連市公安局に集団一等賞を贈った。江沢民は自ら薄煕来を遼寧省の省長に抜擢した。
馬三家労働教養所、大連教養所などの労働教養所の法輪功学習者に対する性的な虐待は国際社会を震撼させた。
馬三家労働教養所では2000年10月に女性法輪功学習者18人の服を脱がして、男性牢獄に投げ込んだ悪質な事件が国際社会で暴露された。その後、当該教養所は国際記者を招請して、馬三家労働教養所には男性犯人がいないとか迫害は起こっていない等の工作をした。しかしその後、国際メディアに暴露された。
薄煕来は大連市長、大連市委員会書記、遼寧省長を務めた時、何度も会議上や報告中において法輪功への迫害を総括し、指揮した。“法輪功迫害追跡調査国際組織”の調査によると、薄煕来が法輪功への迫害を直接指揮したもので、公にされた記録は以下の書類に含まれている:
1、2000年1月大連市委員会で学習、討論した時の発言。
2、2001年2月18日遼寧省第九期人民代表大会第四次会議における遼寧省政府活動に関する報告。
3、2001年5月省政府で開催した省長事務会議。
4、2002年2月22日遼寧省第九期人民代表大会第五次会議における遼寧省政府活動に関する報告。
5、2003年1月20日遼寧省第十期人民代表大会第一次会議における遼寧省政府活動に関する報告。
江氏に追随して法輪功を迫害している人物は皆汚職、腐敗分子である。海外における中国語メディア《中国を見る》と《大紀元》などの報道によると、薄煕来は経済において汚いだけではなく、“権力”と“学業”の交換も行った。薄煕来は東北財政経済大学の学位を買取り、“権力”を以って“博士の帽子”と交換したという。東北財政経済大学学長夏徳仁は薄煕来に協力し学位を売った。学位を得た薄煕来は遼寧省副省長に抜擢され、その後、大連市長に抜擢された。
海外メディアの報道によると、薄煕来は生活が堕落していて、人柄が非常に悪く、恩義を忘れる人であるという。例えば、薄煕来は文化大革命の時、日和見をし、親戚も他人とみなしたことがある。
現在までに、法輪功を迫害する元凶江沢民はすでに米国、ベルギー、スペイン、ドイツ、台湾、韓国などにおいて次々に“集団虐殺罪”、“拷問濫用罪”、“反人類罪”、“人権踏付け罪”、“生存権利剥奪罪”、“密謀罪”、“良知、信仰自由剥奪罪”などの罪状で起訴されている。また薄煕来は法輪功への迫害に参与した江沢民の共犯者、例えば:羅幹、曾慶紅、李嵐清、趙志飛、劉淇、夏徳仁、周永康、呉官正、孫家正、宋法棠、楊光洪、王東華、唐憲強、徐有芳、聞世震、宋善雲などと一緒に、米国、ベルギー、フランス、アイスランド、フィンランド、モルドバ、アルメニア、スペイン、台湾、韓国、ドイツなどの国と地区で告訴された。
2004年1月末、薄煕来を含め45名の各クラスの中国共産党委員会委員、“610”の責任者、政府の官吏と労働教養所にいる悪警官、犯罪者は、カナダの皇室騎警監視名簿の中に載せられた。もしこの人たちがカナダに入国しようとすれば、直ちに調査を受けるようになる。結局ビザの発給を拒絶されたり、入国を禁止されるようになり、さらにその犯した“反人類罪”によってカナダで起訴されることもありうる。
2004年3月9日、“法輪功の友”と“法輪功迫害追跡調査国際組織”は米国政府に江沢民、羅幹、劉京、周永康、李嵐清、王茂林、薄煕来を含めた102名の法輪功迫害に積極的に参与した主要な責任者の名簿を提出した。そして米国政府にこの人たちの入国を禁止するように求めた。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/4/20/72827.html)
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/4/25/47383.html)
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