日本明慧


甘肅天水市の楊克強は精神異常になるまで迫害された

 文/大陸の法輪功学習者

 【明慧ネット2004年5月11日】楊克強は、男性で今年59歳。天水市自動車運輸総公司旅客輸送支社の職員である。1998年から法輪功を修煉し始めた。

 修煉する前に、楊克強は胃下垂や気管支拡張症など数種の病気を抱えていた。時には気管支拡張症が発作し、すぐ吐血してしまう状態であった。頻繁に入院し、その費用は高く、また病状はなかなか治らなかったのである。ふだんは、薬と離れることができなかった。病気の苦しみで彼の健康状態がますます悪くなり、一日中気力がなかった。病気の心配と苦しみで心がいらいらして気持ちが乱れ、意気消沈の状態だった。

 法輪功を修煉して以来、絶えず法の勉強と動作の煉習を続けることによって、短い時間ですべての病気の痛みが消え、生まれて初めて本当に病気のない気楽さを体験した。それから元気がみなぎり、心境も快く楽になった。彼は「真・善・忍」の標準で自分を保っていた。家庭でも、社会でも、職場でも自分の心性を高め、道徳の高尚な良い人であるように努力していた。職場には早めに出勤し、そして家には遅く帰宅し、また彼は仕事を選ばなかった。さらに彼は同僚とうまく付き合い、他人を助け、近年はよく幹部と同僚の賞賛を受けていた。

 しかし、1999年7月20日に江沢民は法輪功に対する嫉妬で、国の「憲法」を凌いで、権力を法に代え、政府の決定を覆した。全国範囲で国営メディアを利用して法輪功に嘘をつき、誹謗、誣告をして、恨みを扇動して、真相を知らない民衆を毒した。楊克強は国民に真相をはっきりと伝え、邪悪のデマを暴露するため、2002年5月8日に「法輪功は素晴らしい」と書いた横断幕を市政府の入り口につけたことで、秦城公安支局の警官に不法に逮捕された。

 同日(5月8日)、秦城の私服警官は楊克強の妻を追跡し、自宅の敷地に押し入り、強制的に家宅捜査を行った。彼の妻は前に出て阻止し、柳という警官に力いっぱいに押された。彼が力を入れすぎたために、二人は同時に地面に倒れた。このとき、別の警官が一人上がって来て、彼女の腕を掴み、背後に力いっぱい押さえた。あの柳警官も起きて、彼女に暴力を加え、少しでももがいたら更に酷く暴力を加えていた。当時、楊克強の妻は腕や胸部等、身体の至る所が我慢できないほど痛み、呼吸するだけでも痛みを感じていた。結局、警官は楊克強の妻を強制的に連行した。公安局で、楊克強の妻は吐いて咳き込み、吐き出したものに血がまじっていた。最終的に彼女は「公務執行妨害罪」によって10日間不法に拘留されることになった。留置場に送られた当日の夜、彼女は身体中が痛くて眠ることができずに、やむを得ず夜明けまで座っていた。

 楊克強は拘禁され、2日間手錠をかけられた後に、呂二溝留置場に押し込まれた。33日間後、当局は家族に3000元の「保証金」(係長の裴貴林はみずから現金を受け取った。)を支払うように強いた上で、ようやく本人を釈放した。

 しかし、楊克強がどんな残酷な迫害を経験したか分からないのだが、釈放されて自宅に入ったとたんに騒ぎ出して、精神異常に家を駆け込んだり走り出し、ナイフ、棒、糸を見る度に掴もうとし、そして妻を見たらすぐ暴言をはいたり、乱打したりするようになった。その騒動で家族は毎日のように内心びくびくして、また何か恐ろしいことが発生するのを恐れていた。
一人の正常な人間と、一つの平穏無事な家庭が迫害でこのようになった。一家の生活ができなくなった。収入の元が絶えて、元々困難な家計が更に苦しくなった。現在、楊克強は無理をして出勤しているが、精神状態は依然ぼんやりしている。彼の同僚と昔の彼を知っている人の話によると、楊克強はまるで別人になったようだという。

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2004/5/11/74344.html