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法輪功迫害にかかわったことで犯罪を繰り返した薄熙来がワシントンで起訴された

 【明慧ネット2004年4月23日】(明慧記者、蘇晶氏による報道)アメリカ・ワシントンを訪問している中国商務部長の薄熙来は、アメリカ東部時間2004年4月22日午後、「残酷な刑罰罪、群体絶滅罪、反人類罪」のかどで、アメリカ・コロンパス特別区域の法廷において、法輪功学習者によって起訴された。

 訴状の配達人の話によると、彼(編集者注:薄熙来)は22日午後6時35分にワシントン市中心のM街にあるFairmontホテル(2401 M Street, N.W.)の入り口で、訴状と訴状に関する文献を薄熙来本人に手渡している。薄熙来は自分が起訴されたことに気がつくと、その場で書類を地面に投げつけ、つきそっていた者がとっさに配達人に肉体的攻撃を加えている。

 *江沢民に追随し、法輪功を迫害したことで薄熙来の悪名はとどろいている

 薄熙来、現職は商務部長、前職は中共遼寧省委員会副書記、遼寧省省長、中共大連市委員会書記と大連市市長であった。1999年7月20日、江沢民集団が公然と法輪功を弾圧してから、薄熙来は直接大連市と遼寧省を操り、法輪功を迫害した。これら地域は法輪功学習者を迫害する手段が残酷で、人間らしく生きる権利を根本的に奪われている。薄熙来は最も主要な直接の責任者である。

 薄熙来が大連市市長に在職していた時、大連市の要員達は法輪功学習者に暴力を加えて洗脳したり、財産を没収したり、不法に拘留したり、各種の方法で残虐に苦しめたり、長期間に渡って強制労働させたりしたため、大連市は全国で法輪功弾圧の最もひどい都市となった。明慧ネットによると、今までで少なくとも17人の法輪功学習者の迫害死が実証されている(迫害事実の経緯、迫害された人、そして加害者がすでに確認された案件を示している。はっきり確認されていない多くの案件は含まれない)。

 悪名高き大連労働教養所の法輪功学習者に対する性的虐待、苦痛を与える行為は、その残虐さゆえに、人の怒りを買っている。しかし、このことで全国の「教育転化(編集者注:無実の学習者に、人を善に向かわせる法輪功を放棄させるよう“強引かつ邪悪な教育”をし、無理やり法輪功に反対するよう転じさせることを意味する)」の職務の「模範」となったのである。大連市政法部門は江沢民に追随し、力ずくで法輪功を全面的に迫害したため、公安部は大連市公安局に集団一等功労を与えている。江沢民は自ら薄熙来を遼寧省省長に昇進させているのだ(編集者注:善人を迫害する悪人であればあるほど高く評価する、という腐敗した中国当局の実態がここからも分かるであろう)。

 薄熙来が省政府のリーダーであった時、遼寧省は法輪功迫害の最もひどい省の一つとなったが、瀋陽市近郊区域の馬三家労働教養所は、人身を痛めつけ、良心を打ち砕き、残虐な刑罰を加えることで国際的にも悪名が高かった。2004年4月19日までに国際人権組織によって証明された迫害で死亡した法輪功学習者は103人に達し、全国第4位となっているのだ。遼寧省では少なくとも三つの精神病院が法輪功学習者の迫害に加わっていることが確認されている。それは、遼寧省鞍山市唐家房精神病院、営口精神病院、凌源市の某精神病院である。

 薄熙来は大連市市長、共産党大連市委員会書記と遼寧省省長の職に就いている時、会議や報告の中で、数回も法輪功迫害の経験をまとめ、迫害計画を手配している。法輪功を迫害する過程で、江グループは「リーダー責任制度」と「一票否定制度」(訳者注:中国では何かをする時、投票の形で決める時があるが、一票否定とは、この「一票」によって決めるということである)を使った。党と政府の最高責任者は上級に対し、責任を取らなければならない。上級にのぼりつめるため、薄熙来は下級に責任を押しつけ、下級に様々な酷刑を身勝手に加え、法輪功学習者に危害を加えるよう誘導し、人を殺害する案件を急増させたのである。

 *人権を迫害する悪人は歓迎されない

 薄熙来は至る所で歓迎されぬ人となった。彼は2004年3月25日、ドイツを訪問する計画だったが、ドイツ法輪功学習者と人権団体はみなこれに訴え、譴責し、ドイツ政府に彼を入国させぬよう求めた。薄熙来の非常に恥さらしな人権の記録が、一時、広く注目されたのである。中国政府は薄熙来の訪問期限を延長しなければならなくなった。

 この時、中国の呉議副首相に従いアメリカを訪問する際、薄熙来は広い地域で非難された。

 2004年4月20日夜、ニューヨーク法輪功学習者は中国領事館前で、「薄熙来、全力で江XXに歩調を合わせ法輪功を迫害したかどで、歴史の審判からは逃れられない」の横幕を揚げ、法の網から逃れられないことを厳しく通告した。同時に、全人類に危害を加える弾圧を止めさせ、公の場で江沢民に審判が下されるよう、社会全体に呼びかけたのである。

 2004年4月21日昼頃、ワシントン地域の法輪功学習者と「法輪功迫害追跡国際調査」、アメリカ「法輪功之友」は、アメリカ駐在の中国大使館前で共同記者会見を行い、人権を迫害する悪人、薄熙来を直ちに追い出すよう、アメリカ政府に呼びかけた。

 アメリカ「法輪功之友」の代表、Court Pearman氏は声明中、「アメリカ移民法第212(a)(2)(G)条、および1998年国際宗教自由法によりますと、あらゆる官員について24ヶ月以内に宗教の自由に違反する罪を深刻に犯した場合、本人ならびにその家族はみなアメリカへの入国が禁止されます」と語った。Court Pearman氏は次のようにも語っている。「アメリカの法律により、薄熙来はアメリカへの入国を禁止されている人であり、アメリカで歓迎されることのない人です。「法輪功之友」は薄熙来を直ちに追い出すよう呼びかけます」

 *法輪功を迫害する者は法の網から逃れられない

 ワシントンで起訴された他、薄熙来は率先して法輪功迫害に加わったため、世界中の他の地域でも起訴されている。ドイツでは41人の法輪功学習者が、連邦最高検察院に刑事告訴しているが、被告人の中には薄熙来が含まれていて、罪名は群体絶滅罪、反人類罪と残酷な刑罰罪である。

 2004年1月末、法輪功の迫害に参与した45人の各級中共党委員、「610(編集者注:法輪功迫害組織として悪名高い)」の責任者、政府官員と強制労働所の不法官員が、カナダロイヤル警察の監視リストに名をつらねられたが、その中にも薄熙来が含まれている。これらの者がカナダに入ろうとすれば、すぐ調査され、ビザを取得できない可能性があるか、あるいは入国を禁じられ、「反人類罪」のかどで、カナダで起訴される可能性まであるのだ。

 2004年3月9日、「法輪功之友」と「法輪功迫害追跡国際調査」は、アメリカ政府に、江沢民、羅乾、劉京、周永康、李嵐清、王茂林、薄熙来など率先して法輪功を迫害する102人の主な責任者の名簿を交付し、これらの者のアメリカへの入国を禁止するようアメリカ政府に求めた。

 薄熙来の他、江沢民に追随して法輪功を迫害する共犯者らも法の網からは逃れられない。羅乾、曽慶紅、李嵐清、夏徳仁、周永康、呉官正、孫家正、宋法棠、楊光洪、王東華、唐憲強、徐有芳、聞世震、宋善雲らも、アメリカ、ベルギー、フランス、アイスランド、フィンランド、モルドバ、アルメニア、スペイン、台湾、韓国、ドイツなどで法廷に告訴されているのである。その中で、趙志飛、劉淇、夏徳仁らに有罪がすでに言い渡されている。

 法輪功迫害の元凶である江沢民は、アメリカ、ベルギー、スペイン、ドイツ、台湾、韓国で次々と「群体絶滅罪」、「残虐な刑罰の濫用罪」、「反人類罪」、「人権迫害罪」、「生存権の剥奪罪」、「密謀罪」と「良知と信仰自由の剥奪罪」で起訴されているのである。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/4/23/73017.html