日本明慧


愛らしい子供たち

 文/吉林市法輪功学習者 帰航

 【明慧ネット2004年5月7日】

 (一)

 小新(仮名)は、共に修煉をしている学習者の一人娘で13歳であった。聡明で美しく、とても可愛い子だ。美しく、気高い、水晶のような純粋な心を彼女から感じた。特に大法に対する正しい信念には、何度も感動させられ、その度に浄化され、精進させてくれた。

 2001年、彼女の母親と共に北京に行く約束をしたときのこと、“小新、ママが北京へ行くんだけど、ママのことを思わない?”と言うと、彼女は“何で思わないでしょうか?”と答えた。“ならば、ママを行かせなければいいじゃないの?”と言うと、“行かせます。ママを思うから、ママを必要とするから、大法を証明しなければならないでしょう!”と答えた。それを聞いてとても感動した。外に出て大法を証明する際、どうしても家庭、仕事、身内など各方面のことが気に掛かりになる。差し迫った状況に遭遇すると、その中で迷い、捨て難く、いかに選択すべきか分からなくなってしまう。しかし、一人の少女は大義のために、情念を捨て、師父を助け、法を正すことを選択したのである。

 当地で真相を伝える時のことである。小新の母親は真相を伝えることに寄付をしようとしたが、娘には知らせたくなかった。彼女と母親に見送られ、彼女の家を去ろうとしたとき、“おばさん、私も真相を伝えることに寄付をしたいのですが、いいですか?”と尋ねられた。“いい子だね。その気持ちだけで十分よ。あなたを誇りに思うよ。でも、あなたはまだお金を稼げないでしょう”と言った。すると、彼女は腕を突き出し、掌を開らくと、そこには、5元のお金があった。その紙幣は汗に濡れていた。自分の小遣いを節約したものであった。

 心から敬服し、厳かにそのお金をもらい、彼女に向かって“あなたのお金は、最も差し迫った重要な時に使うからね”と言った。その後、この貴重な5元と彼女の母親が寄付したお金を資料管理所に手渡した。私たちの法を証明する際ための資金は、いつも逼迫している。その原因は多くあると思うが、最も肝心な点は、大法を証明することを第一に置くこと、正念をもってこの問題を扱うことだと思う。師父の慈悲深き、苦心な済度を想い、一刻も早く救い済度しなければならない衆生のことを考えたならば、このような“鏡”に面したとき、いかなる感想をもつものであろうか?

 2002年8月、彼女の母親は真相を伝える際に、目先の利益に目がくらんだ人によって告発された。警察は深夜、階下に水が漏れると言う口実をもって騙し、彼女の家のドアを開けさせた。そして、不法に家宅を捜査し、彼女の母親を連行して行った。しかも警察は、父親(修煉者ではない)と娘さえも不法に派出所へ連行した。一日監禁した後、二日目に釈放した。小新は全く怖がること、一つの不平ももらさなかったと言う。とても彼女に会いたく、抱きしめて慰めてあげたかったが、かなわなかった。他の学習者から:“娘は非常に強靱で、善悪をはっきりと見分けられ、是非をはっきり分別でき、大法を堅く信じている。彼女は:“怖くなんかない、正念を発しますから! ” と言ったという。またしても、この子の行動に心が打たれた。

 私たちは、長い間で形成された観念により、一層また一層の殻に包まれたかの様であり、そして、その一層また一層を除去していくのであろう。これらの殻によって、何かと気苦労があり、行動も鈍くなり、進むことが難しくなり、まとわりつかれ、正念を持って問題を見ることが出来ないようになってしまう。しかし、小新は、とても純粋で理知的であり、落ち着いており、師父と大法を堅く信じている。法をより多く学んでこそはじめて、これらの束縛を打破し、理知的となり、能力を十分に発揮することも出来、衆生を救い済度するという使命を貫徹することができると思う。

 (二)

 宝童は今年12歳で、まるまると太っていて、とても可愛い子である。宝童の叔父、叔母、大叔母とお祖母さんは、大法を学んでおり、彼が3歳の時お祖母さんの傍で法を聞いたという。6歳になった時、病を患い回復が芳しくなかった。ところが、お祖母さんの家に行ったところ、二日目には良くなった。明け方にふと目が覚めたところ、大きな法輪を見たと言う。お祖母さんが大法の本を読んでいると、彼は表紙の法輪の図形を見て叫んだ。“今朝見たのはこれだよ。多きいものと小さいもの、また丸まるのもあり、全て回転していました。中は線状らしく、7色の光を発していたよ”また、“自分は李先生のおっしゃることが全て真実だと分かったよ!”彼は目を輝かせて言った。

 1999年“7・20”以降、政府は虚言を流布していた。テレビで捏造された報道がされると、彼は怒り、すぐテレビを消すか、それともチャネルを変えた。母親は“テレビの中では継続的に法輪功を誹謗中傷したが、私たちは何も変わらない。子供は見ようともしない”と言った。この一家は虚言や捏造報道の影響を受けなかった。

 学校で法輪功を中傷するサインをするときのこと、彼はサインしたくはなく“先生、私は書けません”と言った。本当に書けなくなり、そして書かなかった。その後“クラスの中で自分一人だけがサインしていないけど、先生も批判せずに、優しく接してくれる”と彼は言った。大法を罵る子供がいると、彼は罵らないように伝えるが、本当に聞かないと、喧嘩をし始めた。叔母さんが“真・善・忍”に従い、人と喧嘩してはいけないと言うと、その後はよく真相を伝えるようになった。

 宝童は真相の資料の作成がとても好きで、とても真面目にやる。お祖母さんが、ケーキを一個買ってきてくれた時のことである。食べ終わった後、そのボール紙に“法輪大法は素晴らしい”と書いて木の上に掛けた。また頻繁に電柱に“法輪大法は素晴らしい”と書いている。ちょうど書く終える時に、人が来たことがあった。叔母さんは、待つよう伝えたが、彼は止めず、引き続き書いた。書き終わった後“これを遣る自分には少し悟性がある。やるべきことは、しっかりとやらなければならない!”と言った。真相の資料をとても大事にして、捨てられた資料あるいは引き裂かれた資料を見ると拾い上げ、綺麗に洗い、また貼りだす。やむ得ないものは、焼却する。

 彼は江沢民による大法への迫害をみて、とても憤慨し、悪い人は捕まらず、良い人を迫害し、人民を騙していると言った。大きくなったら指導者になり、江沢民を告訴する。法廷で法輪功学習者が原告であり、江沢民が被告だと言った。当時、単なる子供の天真爛漫な話だと思ったが、その言葉が今真実となり、現在まさに江沢民を審判するのではなかろうか?


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/5/7/74082.html