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江氏集団は抗精神病療法を乱用し、中国で数多くの精神病院が法輪功への迫害に参与している

【明慧ネット2004年5月5日】国際人権組織の“法輪功迫害追跡調査国際組織(略称:追査国際)”と“中国精神衛生観察”は、最近中国当局が“抗精神病療法”を利用して、精神健常の法輪功学習者を迫害する状況について共同追跡調査を行った。その結果は、迫害の凄まじさが人々の心を震わせた。

この調査結果によると、この5年間近くの法輪功迫害運動中に、抗精神病の治療手段で法輪功学習者を迫害する案例は全国の23の省に分布し、100以上の省、市、県、区の精神病院が迫害に参与した。膨大な症例数と地域分布の広さから見れば、法輪功学習者に対して抗精神薬を乱用して迫害することは、上から下まで計画的に実施されたことである。現在まで、少なくとも1000名以上の精神が健常の法輪功学習者が精神病院や麻薬禁断施設に監禁され、強制的に中枢神経を破壊する薬を投与され、しかも長時間に縛られたり、電撃されたり暴行を加えられた。それによって、少なくとも15人が迫害により死亡した。

 今年の4月、“追査国際”と“中国精神衛生観察”は、中国の15の省の100軒の精神病院(精神科)に対してランダムに調査を行ったところ、法輪功学習者を収容していると答えた精神病院(精神科)の総数は調査対象の82.55%に達している。一部の精神病院はこのような人たちを精神病院に入れることが違法行為であると認めている。調査結果及び調査アンケートを答えた人の言葉遣いや心理状態を分析した結果、中国大陸の精神病院の大多数は抗精神病療法や暴力を使って法輪功学習者への迫害に参与している。

 “追査国際”は「法輪功学習者に対して“抗精神病療法”を行った実質は法輪功への信仰を放棄させる目的であり、典型的な信仰迫害である」と、指摘した。調査結果によると、医療関係者が法輪功学習者の収容を政治任務として完成するように勤めている。被害者が法輪功の修煉を放棄する保証書を書くかどうかは治療効果の評価と退院できるかどうかの判断標準になっている。多くの被害者はいわゆる“犯人”と“病人”の二重身分で扱われており、頻繁に刑務所、洗脳クラス、精神病院の間で移送されている。被害者が精神病院に送致する時期は、殆ど迫害運動に関連する記念日の前、或いは政府部門へ陳情に行った後である。法輪功学習者が集団的に精神病院へ送致された場合もある。これらの現象から見れば、中国当局が実施している法輪功学習者への“精神治療”は一種の信仰迫害に違いはない。

 “追査国際”はまた次のことを指摘した「迫害に参与した中国精神病院の医療関係者が、法輪功学習者が精神健常者であり、法輪功が一種の信仰であることを知りながら、彼らに抗精神薬を投与したことは、精神科医師として守るべき精神医学の倫理原則に厳重に違反している。甚だしいことは、法輪功学習者に対して使用した抗精神薬は全部後遺障害がかなり強いものであり、且つ普通の用量を超えて使用している。専門家の指摘によると、このような薬を過剰に使用すれば、壊滅的な不可逆の結果を招くことになり、場合によって生命の安全を脅かすこともある。被害者の中に、“治療”を受けた後、厳重な健康損害や一時記憶喪失した人もいた。

  “中国精神衛生観察”の主席、精神病の専門家ジャリー医師は次のように指摘した、「数多くの精神健常の法輪功学習者は強制的に抗精神病治療法を実施されており、薬の過剰投与や長時間の睡眠剥奪及び洗脳などの虐待を受けた後、精神憂鬱、意識混乱、記憶喪失などの症状が現れ、生命の危機に瀕した場合も少なくない。」

NGO組織としての“中国精神衛生観察”(cmhw.org,http://cmhw.org)は2003年11月21日ニューヨークで成立した当時に発表した宣言の中に次のように指摘した、「国際精神衛生専門家チームの調査によると、中国国内の強制労働収容所で拷問などの迫害を受けたことがあって、海外の救援によって脱出した法輪功学習者は、民主、自由の国で2、3年間生活した後も、迫害による後遺障害が依然残っている。例えば悪夢、睡眠不安、拷問された記憶による精神不安、周囲環境の出来事に対しての過剰反応や回避反応、保護性反応などは、著しく彼たちの心身健康と正常な社会生活を影響している。」

また調査の結果によれば、大陸の数多くの公安局、刑務所、拘置所などの施設でも直接法輪功学習者に抗精神薬を注射するなどの迫害を行っている。一部被害者の家族は公安警察から「精神病院に入れなかったら強制労働収容所へ送るぞ」と脅されて、被害者を精神病院に入れて、迫害事態を加担するケースもある。

 “追査国際”は次のように強調した、中国で“抗精神病療法”を利用して精神健常の法輪功学習者を迫害するケースが数多く、関連する地域がかなり広いし、参与した病院も相当多い、且つ多くの病院はその実態を隠蔽しており、また中国当局はこのような迫害情報を厳重に封じ込んでいるから、実際の迫害状況は調査結果に表したことより遥かに酷いと考えている。

“追査国際”は国際社会の関連組織に実態の厳重性を注目し、適切な措置を講じて中国当局の“抗精神病療法”を乱用して法輪功学習者を迫害する非人道の行為を制止するように呼びかけている。 

注:詳しい情報に関して“追査国際”のインターネットサイトをご参考ください。(http://www.upholdjustice.org/NEWS/metalhospital_26/2004-05/1083633374.html)。 

法輪功迫害追跡調査国際組織

China Mental Health Watch

2004年5月3日 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/5/5/73941p.html