日本明慧


学習者が長期に魔難の中に置かれ、また迫害により死亡した現象について

 文/大陸法輪功修煉者

 【明慧ネット2004年5月4日】いかに旧勢力の按配を否定し、魔難の中から抜け出すことができるか? 個人修煉と法を正す修煉の関係を正しくとらえてこそ、本当に師父が按配してくださった法を正す道を歩むことができると思います。

 「大法弟子が偉大なのは、皆さんと師父が法を正す時期をともにし、大法を守ることができるからです。」「弟子の皆さん、精進しなさい!最も偉大で素晴らしいことの一切がみな、皆さんが大法を証明する過程から生み出されているのです。」《法を正す時期の大法弟子》

 1999年7月20日の夜明け方、私ははっきりとした夢を見ました。夢の中では、関さん(会社の同僚)と会って「試験の時、あなたが教えてくれたとおりに回答したら、全部正解でした」と話しかけられ、「どのように答えたのか?」と聞いたら、「すべての固有の観念と認識を捨てる」という回答でした。「固有の観念と認識を捨てるだけではなく、新しく生み出した固有の観念と認識も一緒に捨てなければならない」と私が言いました。目が覚めた後、これは先生の慈悲の指導であることを悟ったが、その時の修煉の状態においては、ただひたすらに堅持するだけで、何が観念なのか、何が本当の自分なのかはっきりと分からなかったのです。それで重圧の下、いつも人間と神の間に揺れ動き、たまに正しいことをしたが、どこが正しいのか分からず、間違ってもどこが間違ったのか分からなかった。ある日、落ち着いて心を込めて《転法輪(巻二)--佛性》を読む時、何が観念か何が本性かやっと初歩的な認識を持ちました——「人間は主元神に支配されているから、主元神が麻痺して観念に取って代わられたら、その人が無条件に降参してしまったことになり、生命がこれらのものに左右されてしまいます。」「本性は物事に対して自分なりの見方を持っています。もし本当に後天に形成された観念を破り、人間の本性からの見方が戻ってくれば、それがあなたが来たところです。」「あなたの本当の本性が戻ったら、あなたの認識の標準はそこにあり、その標準が本当の自分です。」「異なる人に、異なる根基、異なる悟性があるというのはこのことを言っています。これを悟れる人はその人の佛性が戻って現れることができ、まだ望みがありますが、悟らない人はつまり後天の意識や観念に深く埋まり、何の望みもありません。」

 五年に亘る残虐な弾圧の中、世の変転を経験し尽くし、傷だらけになっても依然としてしっかりと修煉することができるが、これが合格した法を正す時期の法輪功修煉者であると思い、不注意で旧勢力の按配に従った。「一部の人が煉功する時、心が正しくないので、かれらの考え方にかなってしまい、するとかれらが教えにやってきます。」「「私を拝んでいるだろう? はっきりと拝んでいるじゃないか? よし、修煉したいのか? ならばわたしが面倒を見てあげよう。どのように修煉するかについてはわたしが教えてあげる」などと、かれらが修煉の段取りを考えてくれます。そういう形で修煉して成就したら、あなたはどこへいくでしょうか?」(《転法輪》第五講)。ついにふと目覚めた、自分がずっと自己を執着し、たとえ法を正すことをやっても、出発点と認識の標準はまだ“個人修煉”の状態に停滞し、いつも旧勢力の按配した“個人修煉”に関する邪悪な試練の包囲から抜き出し続けています。先生の慈悲的な加護の中で、危ないこともなく済んだが、しかし法を正す時期の弟子として、生命が法を正し、衆生を救い済度することに十分に用いるわけではなく、法に損失を与え、自分に対しても法を正す道に多くの遺恨を残しました!

 今長期に亘る魔難の中に置かれる学習者、ますます多くなる迫害によって死亡した法輪功修煉者達に直面して、沈痛に感じるほかにいつも反省しています。旧勢力はどうしてこんな大胆に迫害することができ、甚だしきに至っては死亡させたのか?! 旧勢力に按配された複雑な歴史の問題もあり、旧勢力の「破壊的に大法を試すということなのである」(《参考としての予言》)の原因もあり、同時に“殴打で彼の正念を出せ”の要素も存在しているではないか? 

 「……人間の観念を用いて考えるのか、それとも修煉者の正念を用いて考えるのかによって、事の結果が違います。」(《2003年アトランタ法会での説法》)

 《明慧週刊》学習者体得の中に、一人の学習者は断食で刑務所から解放され、体がすこし回復したら、何人かの警官がまた捕まえに来ました。ドアを開けないと、気狂うように窓をたたき、彼女は“正念”を発し、自分に対する迫害を取り除こうとしたが、外の警官は依然として凶暴的なままでした。突然彼女は正念を湧き、「邪悪が大法を迫害するのは許さない!」。瞬間警官は去っていきました。刑務所に監禁された学習者は断食で迫害に抗議して、心身ともひどく傷つけられ、依然として監禁されたままで、また不法に労働教養されると言い渡された。労働教養所からの身体検査を待つ隊列に並んでいる彼は、突然思い付いた、「私達の地区には大部分の学習者は不法に監禁され、もし私もここに監禁されたら、誰が大法を実証することをやるのか?」 結局、労働教養所から“病気がひどいため、身体検査が不合格”の理由で入所を拒否され、順調に家に帰ることになりました。一人の修煉を堅固とした老年の法輪功修練者は、どんな状況においてもずっと邪悪に協力せず、“法輪大法が素晴らしい!”と大声で叫び続けた。何回も刑務所から出入りして、残虐な体刑で気息奄々になって、彼の元神が体から出て自分の元の世界に帰ろうとし、空間を通り抜ける時、衆生が彼の母に、「あなたの息子が帰ってきた!」と言ったことを耳にした。彼の母は、「もしあなた帰ってくると彼ら(衆生)は帰れなくなるよ!」と言い含めました。そこで彼はまた蘇りました……。

 法輪功修煉者は今の衆生が助かる唯一の望みである! 法輪功修煉者はこの時大法を正すことに参与できないあるいは迫害の中貴重な生命を失うのは、大法にとってとても巨大な損失である。「現在の人類の毎日もみな、大法の要求に応じて按配されたものであり、大法弟子のこの世での現れは歴史に残すためのものである」「今、大法弟子がおこなっている一切が、すなわち未来を創造しているのであり、今の三界内の一切のものがみな大法のために存在しているのである。」(《功能とは何か》)。それでは、私達はどのように先生が巨大な代価をはらって延長されてきた時間を十分に利用し、更に多くの衆生を救い済度することはとても重要なことである。しかし旧勢力は私達の“個人修煉”のこの隙間といくつかの執着心を利用し、心性を高めることを第一にたくさんの邪悪な試練を按配した。心性の摩擦、病気業力の苦難、監禁さらに迫害死などです。その目的は私達の精力を消耗する同時に、衆生が助かることができなくなり、甚だしきに至っては私達に法を正す時期弟子を強制的に放棄させ、それによって淘汰します! 「法を正す中で、向上する者や落ちる者もいれば、消滅される者もおり、神にしても、人及び鬼にしても、生存から全滅までの異なる境地にある全ての位置に新たに配置されます。」(《堅実》)

 先生の広々とした佛恩の下、宇宙の史前にない法を正す修煉の中、私達は旧宇宙の壊滅時期の生命として、どのように自己の束縛から抜け出て、大法の中で自分を正し、同化し、新宇宙の更新の生命になり、同時に衆生を救い済度する偉大な使命を完成するようになるのは、今すべての法輪功修煉者にとって、とても厳しい課題であります。 

 もし私達が落ち着いて心を込めて法を勉強し、大法を正す基点に立ち、個人修煉と法を正す修煉の関係を正しくし、旧勢力が按配した考えを直ちに識別して取り除くことができれば、旧勢力のいわゆる按配と試験は存在できるでしょうか? 「宇宙の真理に対する確固として粉砕されることのない正念は善良な大法弟子の磐石なる金剛の身体を構成しているが、すべての邪悪はこれに驚き恐れ、放された真理の光はあらゆる生命の正しくない思想要素を解体する。正念が強ければ強いほど、威力もその分大きくなるのだ。」(《二言三言への二言三言》)。私達が本当に法に溶け込み、法の中の一つの粒子になる時、誰か法を破壊することができるでしょうか?! 

 個人の浅見、慈悲のご叱正をお願いします。



(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2004/5/4/73785.html