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江氏集団は国連で古いやり方を再び使った 法輪功の迫害の暴露は各界に注目された

 【明慧ネット2004年4月15日】(明慧記者方洪、鄭岩雄)ジュネーブで開かれている第60回国連人権委員会で、中国で普遍的に深刻に侵害されている、法輪功学習者の人権問題は会議の焦点になっている。法輪功に対する拷問迫害を隠すために、江氏集団は嘘で各国政府を騙し、経済的利益で操りながら国際社会の批判から逃れようとしている。

 *手先は非政府組織(NGO)だと偽称し、江氏集団は人権委員会で再び人を騙す

 国際社会は中国での人権状態の悪化に注目していると表明した。3月末、アメリカは国連人権委員会で、中国の人権侵害に対して批判する議案を提出した。国際社会の批判に対して、既に国家主席ではない江氏に支配されている中国政府は、耳を塞いで鐘を盗むように、会議の礼儀を守らず、「非動議案」(校正者注—或る議題に対して裁決しないという動議)を提出しようとしたが、多数の国の反対を招いてしまった。

 江氏政府はいわゆる代表団や政府にしっかり支配されている「非政府組織」(NGO)等を派遣して、人権委員会で各国政府に法輪功を汚す嘘や宣伝資料などを撒き散らし、迫害真相を隠そうとした。法輪功学習者は自らの経験や確実な根拠のある真実で中国代表団の嘘を暴き出した。その中に、「非政府組織」の代表と偽称している、中国官吏王渝生の真実の身分が海外のマスコミに明らかにされ、多くの国の代表が真相を知ることになった。

 2004年4月6日午前、中国で一年半の労働教養を受けた日本の法輪功学習者金子容子さんは、ジュネーブ人権委員会で江氏集団による拷問の体験を公に発表した。しかも、労働教養所で法輪功を侮辱するビデオを無理やり見せられたが、科学者だと自称していた王渝生という人物のスピーチ場面があり、彼は眠らせない方法で法輪功学習者を苦しめるのを特に推薦していたと言った。

 金子容子さんは、「先週金曜日、“非政府組織”と偽称していた王渝生が、国連人権委員会で法輪功を侮辱しているのを見た時、非常に驚きました」と言った。彼女は、「代表の全ての人が王の法輪功を汚す言葉から、中国当局の迫害真相を隠す手段を見破ってほしい」と言った。

 「法輪功迫害追跡調査国際組織」の4月5日の報告によると、あのいわゆる「科学者」の王渝生は中国官吏であり、政府の「中国反邪教協会」の創設者であり、副理事長と秘書長でもある。王渝生自身は数回も法輪功を侮辱し、かつて山東第一女子労働教養所に行き法輪功学習者を直接迫害したこともある。

 4月7日の大紀元の報道によると、王渝生が「中国反邪教協会」代表団を率いてジュネーブ国連人権委員会に参加するのは、今年で第4回(年)目になる。王渝生は「非政府組織」の責任者と偽称して活動し、国連人権委員会で法輪功をそしっている。この度、法輪功迫害の手先である王渝生の真実の身分が明らかにされたため、各界の注目を集めた。

 1999年6月、専門的に法輪功を迫害するために成立した「610事務所」は、4年来法輪功迫害政策を案出し、それを広範囲に実施し法輪功を根絶しようとしたことで悪名高い。しかし、2000年、2001年の国連人権委員会では、中央「610事務所」の頭目である劉京が中国代表に混じり込んで、嘘で世人を騙し、公然と法輪功を侮辱した。

 *法輪功は嘘を暴き出し、74団体は批判法案を支持した

 明慧ネット4月の報道によると、河北省張家口市では、1999年以来江氏の迫害命令にしっかりと呼応し、非常に多くの法輪功学習者を不法に監禁したり、労働教養したりするだけでなく、十数人の法輪功学習者を迫害して殺した。陳愛忠さん一家だけで二人(兄陳愛忠さん、妹陳洪萍さん)が虐殺された。国際教育発展組織は2004年4月1日、国連人権委員会で主席及び各メンバ−国に陳愛忠さん一家の悲惨な境遇を述べ、国連は中国問題を調査する専門機構を設立し、人権問題の特別監査役員が、中国の案件を専門的に処理するよう国連に呼びかけた。

 人権弁護士ケイロン・パイク氏はスピーチの中で:「国連の不法逮捕問題処理グループは法輪功学習者の案件をたくさん受理した」と言った。実は、法輪功学習者が捕えられたり、監禁されたりする案件はグループの受理能力をはるかに上回っており、他の人権特別監査役員も同じである。例えば、不法に殺したり、残虐に刑罰を加えたりする案件も非常に多い。900人以上の法輪功学習者が虐殺され、10万人が拘束されていることに比べて、これらの案件は数が少なく、あまり目覚しくない。それだけではなく、法輪功のために話している人の基本的人権が保障されないのはまたどれほどあるだろうか。

 法輪功迫害追跡調査国際組織の主席John Jawさんは、この国際組織の調査結果によると、中国教育部は全国の大学、中学校、小学校の教師と学生に、「文化大革命」の時のように全員に態度を表明させ、教師と学生に無理やり法輪功を誹謗し、攻撃する映画を見させた。大学、中学校、小学校で法輪功に反対する「百万人サイン」活動を強制的に行い、一部の人が発動した迫害に学生達を強制的に参与させ、教育部門によっては中学校と小学校の教科書や試験問題に法輪功を攻撃し侮辱する内容を入れた。それだけではなく、大学入学試験問題や大学院入学試験問題にまでこのような内容を採り入れた。法輪功攻撃に参与しないとか、法輪功修煉を放棄しない教師は除名したり、不法に監禁したりした。学生は学籍から除名されたり、進学や卒業の資格が奪われたり、無理やり色々な「転向班」(江氏集団が法輪功を弾圧するために設立した「準収容所」であり、如何なる法律手続きも無く、法律を執行する権利の無い部門が執行し、法輪功学習者の人身の自由を剥奪しながら暴力で洗脳を行う機構)に送られたり、労働教養所や精神病院に送られたり、迫害されて死亡することもある。1999年から、青華大学だけで教授、教師、博士、修士、大学生300人以上が不法に拘束されたり、学校から除名されたり、直接労働教養所に送られたりした。

 明慧ネット2004年2月27日の報道によると、1999年7月から2004年2月までの55ヶ月間に、遼寧省では少なくとも99人が「真善忍」の信仰を放棄しなかったため迫害されて死亡した。年齢は27才から65才までで、31才〜39才の人が最も多い。遼寧省は迫害により死亡した法輪功学習者の数が、全国で第4番目に多い。瀋陽市近郊地域にある馬三家労働教養院(遼寧省思想教育学校とも呼ばれる)は邪悪な手段で洗脳し転向させるため、全世界で悪名が高くなっている。遼寧省司法庁のある高級官吏の馬三家労働教養所での話によると、「法輪功対策のために投入した資金は戦争経費を上回っている」そうである。

 法輪功学習者趙才華さん(30才、専門学校卒業)は中国遼寧省葫芦島龍港区のある亜鉛鉱山の会計を担当している。2002年4月野菜を買って家に帰る途中拉致され、馬三家労働教養所に送られた。馬三家で邪悪の要求に屈服せず、奴隷のような酷使を受け入れないため、悪警察に二日間に亘り吊り下げられたり、強制的に10時間足を組まされたりして、最後には血を吐いた。また、馬三家労働教養所の院長に手紙を書いたため、11月の寒い日に薄着をさせられ特別監禁室に監禁された。戻って来た時両足は浮腫み、数日後まで震えていた。2002年末から2003年初め、信仰を放棄しないため、彼女は強制的に洗脳を受けさせられた。労働教養所の「総合棟」に2回送られて迫害された。2003年4月末、絶食することで迫害に抗議し、一ヶ月後骨と皮ばかりに痩せ衰え、歩けなくなったため、馬三家の悪警察は人命の責任を負うのを恐れて、彼女を家に帰した。現在生死不明である。しかし、趙才華さんの例は馬三家の警察にとっては“ごくありふれた”ことである。

 第2次世界大戦時のドイツ・ナチス政府は強制収容所を見学させることで、ますます増大してくる注意を逸らそうとしたことがあり、しかも、1936年にオリンピック大会を開催して国際世論をコントロールしようとしたことがある。数十年後、江沢民集団は労働教養所でナチスと同じような誤魔化しを系統的にした。2001年5月22日から、AP通信など多数の外国のマスコミも、飾りたてた馬三家労働教養所を見学するように許可された。

 この他に、中国で迫害を受けた法輪功学習者趙明さん、章翠英さん、夫が亡くなったオーストラリアの戴志珍さんも4月2日、国連の中国の人権問題を厳しく検討する会議上で、江氏が法輪功を迫害する運動で受けた自分達の体験を代表達に述べた。

 なお、明慧ネット4月9日の報道によると、全世界中で74の非政府組織が、中国政府の法輪功学習者に対する弾圧を批判するよう連署して決議を採択した。決議は、法輪功は一種の平和的精神修煉だと認識している。決議はまた夥しい事実を列挙して、法輪功に対する迫害は中国人民と世界の人々に実質的な危害を与えたと述べた。決議はアメリカが国連人権委員会で提出した、ますます悪化していく中国の人権状況を批判する提案を支持し、しかも国連人権委員会に出席した全ての国が、アメリカの提案を支持するよう要求し、国連が要員を中国に派遣して人権状況を監督するよう要求した。決議は最後に、中国が直ちに全ての人権迫害の行為を停止するよう要求した。

 *巨額の資金を投入することも厭わず、江氏集団は人権に対する批判を逃れるために再び利益で人を釣る

 嘘が明るみに出され、欺瞞が暴露されたにもかかわらず、江氏集団は相変わらず古いやり方を再び使い、金銭外交の方法で南米、アジア、アフリカなどの小さい国々を利益で釣り、中国の人権に対する批判の議案提出を阻止しようとしている。江氏集団が一体どのぐらいの資金を使ったのかはまだはっきり分からないが、最近の一つの例から消費した資金の巨大さが推定される。連合晩報2004年3月30の報道によると、中国はカリブ海にあるドミニカ共和国を味方にして、外交関係を結ばせるために、この7万人しかいない国に1億1750万ドルを「援助」した、それは人口当たり平均1600ドルになる。

 同時に、江氏集団は政治と商業利益で一部の国に圧力を加えた。例えば、今年1月末、中国国家主席のフランス訪問時、フランスの一部の指導者は江氏集団の商業利益に誘惑されて、英国、ドイツ、フランス、台湾、ノルウェーから来た法輪功学習者数十人を不当に逮捕したり、拘束したり、荒々しく対処した。自由で有名なフランスは、このような理不尽な行為のため国際世論に攻撃された。

 *国際上での「江沢民の訴追」を阻むために、中国は裏側取引に努力している

 資料によると、江沢民は弾圧を始めた張本人でもあり、主な責任者として、法輪功に対する集団虐殺と拷問などの罪で、アメリカ、スペイン、台湾、ドイツ、韓国、ベルギーなどで、起訴されている。

 内部からもれた情報によると、アメリカ・シカゴで江沢民が起訴されてから、江氏集団は「代価を問わず」、中国政府の名義で、政治と経済的利益で操ってアメリカの関係部門を強迫し、シカゴでの起訴案件の正常な法律の実施を阻み、一石二鳥の効果を図っている。つまり、一つは、迫害の首魁江沢民は法的制裁を受ける期限を遅らせようとしていること、もう一つは、法輪功とアメリカ政府の間に緊張が生じているような仮相を作り出し、矛盾を転換しようとしていることである。

 圧力はいろいろあるが、法輪功学習者の堅実な努力で、江沢民を告訴する活動は全世界的に最近ますます広く展開されている。

 明慧ネットによると、2004年3月12日午前、カナダ国民、芸術科教授張昆ロンさんの弁護士David Matas氏とLawrence Greenspon氏はカナダ最高検察官Irwin Cotler氏に、江沢民を含む法輪功迫害の責任者達を刑事訴追するよう訴状を提出した。張さんは法輪功を修煉するため中国で不法に監禁され虐待されたことがある。

 2004年4月7日午後、オーストラリアの中国系画家で法輪功学習者である章翠英さんは、人権弁護士Christ Nyst氏に依頼してジュネーブの国連人権委員会に江沢民の起訴に関する書類を提出した。これは個人の名義で、法輪功学習者が中国での迫害問題を国連機構に告発した初めての例である。

 *江氏集団の法輪功に対する壊滅的迫害は、世紀に亘る最大の人権災難となった

 現在、個人の仕事や生活の中の様々な困難を乗り越え、わざわざジュネーブに来て訴えた法輪功学習者達は、江氏集団の法輪功に対する壊滅的迫害は中国での最大の人権問題であり、世紀に亘る最大の人権災難であると揃って表明した。

 世界各国で勢いよく絶えず盛り上がってくる訴訟に対し、一般国民の身分であり、普通の共産党党員である江沢民は、自分の法輪功迫害中に犯した罪が国際社会で暴露されないように計らった。そのために、中国政府の名義を使って長年連続して大勢の人を動員し真相を隠し、各国政府を誤った道に導き、強弁の方法で、国連人権委員会を長い間強制して法輪功問題を看過させてきた。

 法輪功学習者は、江氏集団の「真善忍」に対する迫害は人類の良知と人間性に対する破壊であると指摘した。江氏集団が造りだした嘘と欺瞞、利益で幻惑するごろつき集団の圧力に対して、国際社会は金銭と良知の前で、自分の国と国民のために責任を負い、真相を認識し、正義を支持し、良心を守るべきである。

 *多くの国の法輪功学習者は集中して発正念し邪悪の妨害を取り除く

 ワシントンDCの法輪功学習者が明慧記者に伝えた話によると、時間を無駄にせずに的確に真相を伝えると同時に、多くの学習者はジュネーブでの情況に焦点を合わせて発正念している。迫害が始まってから4年以上経ち、現在は邪悪な勢力は非常に少なくなり、江沢民集団がジュネーブで騒ぎを起こしたのは、他の空間に残っている邪悪な物質要素が集中して邪悪な場になっているのと関係があり、ちょうどいい時期であり、修煉者はこの機会を利用してそれらの物質を取り除き、衆生に恵みを施そう。

 アメリカが提出した議案が金曜日午前に裁決される可能性があることについて、学習者は、議案の内容及び表決されるかどうかは法輪功学習者が真相を詳しく説明し、広く伝えた効果の体現であり、世人が真相を知ってから正邪の一念で決めた結果であろう、と言った。


(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2004/4/15/72432.html