日本明慧


縁があるものは帰りの道を辿る

 文/台湾 彭清一

 【明慧ネット2004年5月8日】師父、こんにちは!各同修、こんにちは!私は彭清一ともうします。台湾から参りました。今年62歳です。今日みなさんと私の修煉過程と体験を分かち合う機会が出来て、とても嬉しく思います。

 大法を修錬し、名利を淡々と見る

 私は2000年7月に法を得て、現在まで既に三年以上の月日が経ちました。修煉の前を思い出してみると、私はずっと常人の名利観念の中にはまり込んでいました。私はもともと政府機関で高級責任者を担任していて、名刺は一年に数箱を配りました。2000年3月、私は退職しました。早めに退職した主な原因は体の具合が良くなかったためです。私は自分の免疫システムに問題があるのではないかと疑い、ちゃんと治さないといけないと思いました。然し当時の私は名利の誘惑に我慢できなくて、午前中は証券会社に行って、株券の売買をし、午後から或いは夜になると外で授業を兼任しました。時間を設けて運動し、食事もよく管理していたのに、体はまたもやその情況がますます悪くなり、気持ちもずいぶん落ち込みました。

 2000年7月の初、私は家族と一緒に兄嫁の絵画展に参加しました。当時従兄と兄嫁はちょうど九日クラス(法を勉強し、動作を学ぶ)を終えたところで、私達に法輪功を紹介してくれました。家内は当時ちょうど銀行を退職していて、私達は伝統的な功法を学んで健康保持をすることに興味が湧いて来て、九日クラスに参加しました。行って初めて師父の説法ビデオをみること、法輪功は動作を煉るだけではなく、後日も本を読み、心性を修めないといけないという事が分かりました。

 多分縁があるからでしょう。私達は一気に九日クラスの過程を終えました。最初家内の体に感応があり、九日クラスの二日目の夜、法輪が彼女の頭上で絶えず回っていました。彼女の体の状況はそもそも私より酷かったですが、法を得て間もなく、彼女を数年も邪魔していた問題が全て半年以内になくなりました。しかも私のあれらの疾病も同じく消えました。私達の皮膚はきめ細かくて柔らかくなり、精神は前よりずっと良くなりました。過去に医薬、健康食品、養生、フィットネスに使った費用が全て節約できました。師父の恩義に感謝します。私達は病気のない、全身が軽く感じる気分を再び体験しました。

 心性の向上について私は師父の教えに従いました。本に株券の売買は賭博だと書いていたのを読み、早速く株券を売りました。そしてそれから3年以来一度も株式市場に足を踏み入れませんでした。私はその他の各種名利を淡々と見るように努力しました。勿論、すぐこれらの執着を切り捨てるのは容易な事ではありません。私は退職後、まだ多くの兼職があり、当時はこの理事、あの委員などの肩書きを山ほど名刺の後ろに書きましたが、今はこれらの名刺を再び使いたくありません。利益についてですが、修煉の二年目、アルゼンチンで金融危機が発生して、銀行は預金人の預金の引き出しを凍結しました。台湾にいた私は意外にも少量の米ドルを買いに行き、銀行の大型金庫に置き、万が一を備えました。現在思い出してみると当時のその疑心と怖がる心は本当に恥ずかしく、笑うべきです。

 縁がある親族は相次いで法を得て修錬する

 2001年2月、末の弟の夫婦が私達の家に来ました。末の弟の嫁は免疫機能に問題があり、大法の資料を読んだ後、夫婦は二人の娘を連れて九日クラスに参加しました。彼らは十年前に二人目の娘を生んだのですが、その後弟の嫁は生理上妊娠が出来なくなりました。然し大法を学んで半年後奇跡的に妊娠して、2002年7月順調に男の子を産みました。私達はこの子を法輪赤ちゃんと呼びます。

 私の母は1980年パーキンソン病に罹りました。二十数年来薬物のコントロールによらなければならず、数年来、毎年一回か、二回は入院しないといけませんでした。台湾に住む私達兄弟姉妹は合わせて7人ですが、それぞれ結婚しています。それでも週末になるとみな集まり、母に付き添って食事をします。法を得た後私と家内は毎週家族が集まる機会を法を広めるチャンスだと思いました。そして私達の心身の改善や末の弟の嫁が妊娠した事実を話すと、他の弟と妹達も大法の不思議さを信じ始めました。2002年元旦から、三つ目の弟夫婦、二つ目の妹および末の妹の夫婦、一つ目の妹、四つ目の弟夫婦がリレーのように、五ヶ月以内にみな法を得ました。こうして大法家族が形成されました。現在毎週週末になると、私達はみな一緒に法を勉強し、交流し、正念を発します。母は身体が不自由で、煉功することが出来きず読むにも困難があります。然し彼女は法輪大法が素晴らしいと常に念じています。

 私達は毎週一回、子女が集団で法を読むのを聞き、この二年来、体はとても丈夫です。法輪は内回りに回転するとき、自分自身を済度し、外回りに回転するとき、他人を済度します。そして修煉のエネルギー場は無意識の内に体を調整し、病気を治します。これらは我が家で証明されました。弟と妹達が法を得た当初、私はずっと彼らに出来るだけ時間を設けて法を勉強するよう励ましました。それは法をよく勉強しないと、真相をよく伝えることと正念をよく発することが出来ないからです。絶えず経文を通読するに従い、彼らは法を正す過程及び法を正す時期の大法弟子の責任が理解出来ました。そして彼等は素早く法をただす列に加わりました。当地で法を広め、或いは貴い中国人へ真相を伝え、彼らは少しの漏れもありませんでした。弟と妹達の日々の修煉は彼ら自身の心身情況を変えました。本来持っていた体の疾病は消え、過去に捨て切れなかった一部の執着も淡々と見るようになり、家族全体は以前より更に調和がとれ、打ち解けました。しかもとても良い循環が形成されました。これらの幸せは私達家族が大法を修煉する前にはまったく想像出来なかったことです。

 台湾で、一人の新しい学習者が修煉を堅持しようとするなら、私は必ず煉功点に煉功に行き、何処かの勉強会を一つ選ぶべきだと思います。そして毎週行われる集団での法の勉強と交流に参加し、出来るだけ集団活動に参加するべきだと思います。私と家内はそのように遣り遂げてきました。夫婦が同修なので、互いに心性上の足りないところを指摘し合います。そして矛盾が発生すれば、うちに向かって探し、家ですでに一つの良い修煉環境が形成されました。私達が修煉して間もなく、私と家内の修煉後の心身の変化を見て、会社に勤めている娘は法を得、イギリスで勉強している息子も海外で法を得ました。

 衆生を救い済度するのは大法弟子の責任

 現在大法弟子は法を学び、煉功し、心性を修めて正念を発する以外、今最もしなければならない事は法の広め、真相をはっきり伝えることです。その目的は縁がある人に法を得させ、衆生を救うことです。これは大法弟子の遣ることであり、私達の負うべき歴史的な責任です。師父は米国東部法会での説法の中でこう教えました:「学習者として、自分が法から受益し、とてもすばらしいと思い、この素晴らしいものを親族や友達、更に多くの人に教えることは大いなる善の行為です。」と。親族に向け法を広める際、私は大法家族なので、常にいろいろ問われますが、一般的に言うと下記の二つの状況があります。一つ目は自分の修煉の表れがとてもよく、家族はそれ見て、法を得る場合。二つ目は修煉の表れ如何にかかわらず、家族の縁が未だ来てなくて法を得られない場合。二番目の情況は往々にして一部の修煉者に挫折を与えます。この情況に逢った時、もしかすると私達は先ず肉親同士の情に対する執着を捨てて、自然に従うべきかもしれません。実際このような困難に直面した時こそ、心性を向上するチャンスです!

 師父は2003年アトランタ法会での説法の中でおっしゃいました:“今多くの新しい学習者が徐々に入ってきました。これは皆さんが真象をしっかりと伝えたからそういう作用がありました。真象を伝えることは万能かぎのように、旧勢力が世の人々が法を学ぶことができないように遮っていることの要素を破ったのです。皆さんが真象を伝えたからこの作用があったのです。”この部分の経文に対して、私が最近台湾で体験したことで、今日の人類はまさに急いで法を得ようとする趨勢があるという実例を述べたいと思います。私が大法の展覧車を運転して台北の故宮へ法を広めに行った時のことです。そこを離れようとした時、一人の常人が車を遮り、私にどこで《転法輪》を購入できるかと聞きました。法を広める為に使う資料を買いに書店へ行こうとした時のことです。また帰りのバスで大法資料を読もうとした時、隣の人が押してきて一緒に見ようとしました。私の隣近所の人は私が大法を学んでいる事を以前から知っていました。ある彼女はエレベータで私に、以前バスに乗ったとき、隣の乗客が《転法輪》を読んでいるのを見て、知らず知らずにずっと盗み見たそうです。其の後、彼女も書店に行き《転法輪》を購入しました。《転法輪》を手に取った時、身体が震える感覚を覚えたと言いました。彼女は私にどこで九日クラスに参加できるかと聞きました。私はこれらの人はみな身分があると思います。もしかして彼らのわかる一面が時間の緊迫さを知り、急いで法を得ないと間に合わないと知ったのでしょう!

 私たちは法理から返本帰真は人間として真の目的であることを知っています。しかし縁、悟性、環境、あるいは業力の妨げにより、一人一人全ての人が法を得れるわけではありません。修煉者はなるべく衆生に大法のすばらしさを知ってもらい、縁がある人を漏らさないようにすることこそ、慈悲の中なのです。しかし衆生は幸いに法を得ても、やはり上士、中士の区別があります。師父を信じ、考えが法に基づいていて、心性を修め、執着を取り除いて、修煉に精進すれば人間から脱出することが出来ます。そして法を正す過程にぴったりついて行けば、大法弟子はみな天上の家に戻れることでしょう。

 法を得る機縁がたとえ難しくても、生きとし生けるものが、もし頭に“大法は良くないという考えを入れられた人は、大法と大法弟子に対する試練が終わるとき、淘汰されてしまいます。”(《導航(ワシントンDC国際交流会での説法)》)ですから、大法弟子は真相をはっきり伝えるなかで、すべての衆生を救い済度することがもっとも重要な目的となっています。社会で接触するすべての人、特に邪悪のデマに騙された中国人こそ私たちが真相をはっきり伝える相手です。これは師父から大法弟子に与えられた威徳を樹立するチャンスなのです。そして自分の果位を円満するなかで必要とするすべてと数え切れない衆生なのです。最後に縁がある人士はどう返本帰真の道を辿るのでしょうか?私は師父の2003年アトランタ法会での説法のひと段落で各同修と互いに励まし合おうと思います:“法を証明する中で大法弟子としてやるべき三つのことをしっかり行うことができれば、全てがその中にあります。”

 以上は個人の法を勉強する中での少しの体験です。次元の限りがあり、誤りについては同修らの指摘を願います。

 師父、ありがとうございます!みなさん、ありがとうございます!

 (2004年香港法会発言原稿)

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2004/5/8/74145.html