「私にはわかった…私は明日610オフィスから離れる」
文/大陸の学習者
【明慧ネット2004年6月1日】王教授は、“転化”対象の重要人物であり、610オフィスは一人の著名人を転化することが出来たならば、多くの人を動かすことが出来ると考えていた。しかし、王教授は、拘禁されても、労働による再教育をされても、法輪大法を修煉する信念は微動もしなかった。
2002年初、大陸の学習者らは、テレビジャックという方法で真相を放映しることに成功した。江沢民政権は極度に恐れると共に憎しみを増長させ、メディアもデマを飛ばしては、この事件を攻撃した。610オフィスも、この機会を利用し、法輪功を攻撃する文章を王教授に聞かせ、感想を述べさせようとした。王教授には、彼らの邪悪な意図が直ぐに分かったため、「あなた方が、私に感想を求めるのは構わないが、その前にあなた方にいくつかの質問がある」と述べた。610オフィスの担当者は、それを聞く、心中自信があったようで、喜んで承諾した。(以下は、王教授と610オフィスによる質疑応答である)
問:彼ら(テレビジャックで放送した人を指す)は知識があるか?
答:ある。あるとても高い科学技術の能力がある。
問:彼らの精神は正常か?
答:とても正常である。
問:年齢は若いのか?
答:大部分は中年である。
問:それでは家庭があり、両親や子供もいるであろう?
答:その通り。
問:皆かなりの収入があり、良い仕事に就いているのであろう?
答:平均以上であろう。
問:このようなことを起こし、後の結果はどうなるのか、分かっていることであろう?
答:もちろん知っている。刑罰を下され、重刑に処され、極刑を受けることさえありえる。
最後に王教授は、「なぜ享楽へ向かうことなく、このような手段を講じざるを得ないのか?あなた方は考えたことがあるのか?」と言った。すると610オフィスの人々は、互いに顔を見合わせては、答えがでなかった。王教授は続けて、「どうしてか?あなた方を救うためだ!これも人の悲哀だ」言った。
王 教授の声は重く、力強い。ある者はぼうっとし、ある者は呆気にとられ、ある者はうなだれ、ある者は何かを考えているようであった。室内の空気は凝固したようになった。しばらくしてから、王教授は、煉功者は政治に関与しないと言うことから切り出し、この史上かつてない迫害まで、4・25の集団陳情から7・20の残酷な弾圧まで、煉功者は殺生しないから天安門焼身自殺事件まで、国内のメディアによる捏造からテレビジャックによる真相の放送まで述べて、真相をはっきりと説明した。
全てを理路整然と述べ、確かな根拠があった。話が終わると、聞いている者は夢から覚めたかのように、目をこすり、舌を鳴らしたり、言い立てたり、背伸びをしたりし、歩いて出ていった。最も年齢が上の上官は、一旦外に出てから戻ってきては、王教授に対し一礼をしてから言った。「あなた方、法輪功修煉者には本当に能力がある。普通の人ではない。私には分かった。私は明日610オフィスから離れる。悪行を続けると必ず自らの命を落とす。因果応報…私はこの道理を知っている」。思わず王教授も呻くと共に、一筋の涙がこぼれてきた。
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/6/1/76111.html) |