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同郷人に逢わす顔がない安徽省委員会書記、王太華

 【明慧ネット2004年5月30日】メリーランド州は安徽省委員会書記、王太華が訪米した最後の地でした。話によりますと、現地の安徽の同郷人たちは故郷の代表団と会うため、あちこちで代表団の行く先の予定を尋ねましたが、大使館と安徽省の関係者らは教えようとはしませんでした。

 普段は訪問団が現地の華僑と会いたがるものですから、同郷人はなおさらのことだと思います。しかし、なぜ王太華は隠れて同郷人と逢うことを怖がっていたのでしょう? 実は、王太華ら一行は5月23日にボストンに到着したものの、翌日(24日)には数名の法輪功学修者によって「群体虐殺罪、反人類罪、残酷な刑罰罪」でアメリカ・マサチューセッツ州の地方裁判所に告訴されていたのです。そのため、彼らは人と会うことが怖くなり、26日にメリーランド州の関係者に会ったのち、慌しく飛行機に搭乗し、帰国したわけです。

 調査によりますと、一部のメリーランド州の住民が王太華のスケジュールを知ったのち、州の役所まで行き、王の駆逐を要請し、王がボストンで起訴されていることも知らせ、王が悪人を助け悪事を働き、法輪功を迫害する際に犯した罪についても伝えています。受付係はこれに対し、感謝の意を示しています。

 王太華は過去5年間、安徽省共産党、そして政府のトップリーダーとして、政治の「功績」を上げるため、江沢民の法輪功に対する迫害に心血を注いできたのです。彼は共産党と政府の全省の大会で、数回に渡り、公然と「徹底的に取り締まり」、「厳罰に処し」、「引き続き法輪功を大いに摘発し批判する」よう扇動したのです。王は、省委員会を通じて法輪功を中傷し、でっち上げによるビデオや写真を見せ、各級党政府の組織と、善良な民衆をだまし、みなに法輪功に対する憎悪を焚きつけ、敵視させたのです。

 王のいる安徽省は,法輪功学修者に対し強制労働や、不法判決、不法拘束など、あらゆる方法を使って、法輪功学修者を刑務所、労働教養所に拘禁しているのです。その下の「610事務局」はさらに数多くの残酷な拷問をおこない、洗脳クラスでは法輪功学修者たちが信じているその心を放棄させようと虐待し、病気治療のための精神病院を、精神病の薬を用い法輪功学修者を苦しめる場所にしているのです。

 完全に整ったものではないものの、明慧ネットの統計によりますと、2004年5月26日までに、安徽省で迫害により死亡した法輪功学修者の数は14名に達しています。最近の5年間の迫害の中で、王太華は安徽省長と安徽省委員会書記のトップリーダーとして、省内の虐殺事件に対する責任を負わねばなりません。王は最近アメリカで告訴されている二人目の省級幹部なのです。4月22日、商務大臣の薄煕来はアメリカ・ワシントン地区裁判所で、法輪功学修者により、「群体虐殺罪、反人類罪、残酷な刑罰罪」で告訴されています。薄は遼寧省副書記、省長,大連市委員会書記、市長を歴任している間、大連と遼寧省の法輪功に対し、自ら迫害をコントロールし、指導していたのです。

 歴史とは鏡のようなものです。文化大革命ののち、「四人組(編集部注: 文革時に権力を振っていた四名の総称)」は逮捕され、その追随者たちもそれぞれ処罰を受けました。悪事をこれ以上ないほど働いている江集団は、あっと言う間に歴史に淘汰されるでしょうが、江本人も六つの国で告訴されているのです。江に裁判を、江の免職を、という声は国内外で高まっています。薄煕来、王太華以外にも、羅幹、周永康、李嵐清、劉淇などの中国の幹部も、世界数カ国で告訴されています。

 王太華は強い興味を持って訪米しましたが、すごすごと帰国しました。これが良知に背いた江沢民に従って法輪功を迫害する悪人たちの、国際社会における現状なのです。


 (中国語:http://minghui.org/mh/articles/2004/5/30/76019p.html