日本明慧


法廷論争を控え、法輪功学習者はシカゴに集まり、江氏に対する訴えを支持する(写真)

文/シカゴの法輪功学習者 

 【明慧ネット2004年5月23日のニュース】2004年5月27日、シカゴのアメリカ連邦裁判所は第7巡回法廷上で江氏の告訴案に対する法廷論争を開いた。5月22日、アメリカと世界の各地から2000人以上の法輪功学習者がシカゴに集まり、中国城でパレードを行い、連日、中国領事館の前で法輪功に対する迫害を暴露し、江氏に対する起訴を支持する活動の幕が開けられた。



*中国城でのパレード——“法輪大法はすばらしい”

 日中千人以上の法輪功学習者はシカゴの中国城で“法輪大法はすばらしい”というタイトルで盛大なパレートを行った。

 パレードは腰鼓と龍の舞が先頭で行進し気力がみなぎ、中国の唐装舞、仙女舞を踊る姿は優雅で飄々とし、美しく、鮮やかだった。功法の実演は、穏やかそしてしなやかで人々の注目を集め熱心に見学する人が多かった。このようなすばらしい形成と強大なコントラストの続きは“中国で迫害により死に至った法輪功学修者の名簿のリスト”との強烈な対比になり、人々にこの迫害は残酷であり、でたらめであることを気付かせた。また“全世界が江沢民の裁判を支持する”などの横断幕は法輪功学習者の心の声を表し、各地から来た学習者達は自ら作った様々な“法輪大法はすばらしい”、“真、善、忍”などの横断幕を掲げ、後々法輪大法がこの世で広く伝わるだろう盛況を博した。

 カナダの学習者林慎立は今日のパレードに参加し、とても感動したと語っている。彼はかつて大陸の労働教養所に法輪功の修練を堅持したため2年間拘禁され残酷な迫害を受けたことがあり、後に彼は各国の法輪功学習者とカナダ政府の救援を受け自由を得たのである。林慎立は、この国の人々はパレードなどのやり方で自由に声を出せるが、中国では想像もつかず、中国の法輪功学習者達は政府に陳情することさえ許されず、信仰を持つことで迫害に遭っていると語った。現在迫害により死亡した学習者は名前が確認されるだけで968人を上回っている。林慎立は、本当は中国政府が法輪功を鎮圧しているのではなく、江沢民が自らの私利私欲により、国家機関を操縦し法輪功を迫害していると語る。この迫害は民衆の支持を無くし、閉塞状態に陥れている。法輪功学習者はもっと多くの人々が中国で起きている迫害に気付き、迫害の元凶犯江沢民を一日も早く正義の法律で制裁するよう呼びかけた。

 パレードの責任者である法輪功学習者劉氏は、中国城でパレードを行うことはより多くの華僑達に法輪功の真相を知らせるためであると述べた。現在、法輪功学習者達が社会の各界に絶えず真相を伝えることにより、人々は、法輪功は政治に関与せず、政府に反感を持つ団体ではないと理解するようになり、この迫害に反対している。江氏を法廷に起訴することは、江氏がこの迫害の元凶犯で、彼が一手に鎮圧を引き起こしているからである。江氏は中国と中国政府を代表する人間ではない。彼を法廷上に送ることこそ本当の中国人民の望みであると述べた。

 パレードのとき資料を配布する学習者達は、大勢の観衆と話し合うことが出来、また人々の反応はよく、喜んで法輪功の資料を受け取ってくれ真相が伝え易かった。



*中国領事館前での集会——“全世界が江沢民を訴えるフォーラム” 


 午後4時頃、中国領事館前で“全世界で江沢民を公訴する公共論壇"会が開かれた。全世界的に江沢民を告訴する連盟、全世界的に法輪功学習者を迫害から救出する委員会、言論の自由を守る人権連盟、法輪功の迫害を追跡調査する国際組織、ワシントンフォーラム、法輪功のウェブサイトの代表およびワシントンから来た人権弁護士、大紀元のコラムニスト、中国で迫害を受けている法輪功児童に強く心を引かれてワシントンから来る自転車リレー、カリフォルニア州から来る法輪功の車リレー及び法輪功学習者代表それぞれが会上で江沢民が犯した罪と全人類にもたらした危害及び江氏告訴案に対しての歴史的な意義を述べた。千人以上の法輪功学修者は中国領事館の前で座禅を組んで、正念を発し、江氏に対する告訴案に支持を表明した。

 法輪功の迫害を追跡調査する国際組織の代表汪氏は:“江沢民は嘘で人々を騙したり、憎しみをあおったり、利益を掛けて誘ったり、脅したり等等のあらゆる手段を尽くして、国民全体が嘘を信じるように企んで、法輪功の迫害に参与するように強いた。これは江沢民個人の意志により中国社会の主流大衆に対する迫害を国民全体の運動に変えたことで、法輪功学習者達の'真、善、忍'に対する信仰を攻撃し弾圧して、更に中国人民を精神的に壊滅する大災害に陥れている。……しだいに多くの中国政府各界の官吏と一般民衆はすでにこの迫害に対して嫌悪と抑制を表明しており、この迫害が一日も早く終結するよう望んでいることが調査により明らかになった。”と述べた

 “言論の自由を守る人権同盟”の代表馬氏は:“江沢民を‘残酷な刑罰、反人類罪、集団虐殺の罪’で告訴することは、人々を目覚めさせ、長期にわたる恐怖で傷ついた心の麻痺を取り除き、中国で真の話をし、真の話を聞く、本当に自由である新しい環境を開くことである。”と述べた。

 ワシントンから来た人権弁護士韓女史は:“江沢民は、今は国家元首ではないが、元首の権利を元のまま所有することはできないと語っている。たとえ彼が国家元首であっても、今は集団虐殺罪、反人類罪、残酷な刑罰罪の犯人であり、人類の最も根本的な信仰を打破しようとしており、人々の正念を壊滅しようと企てている。彼は善良な人々と、'真、善、忍'を信仰する民衆を打ち砕いている。”と述べた。 

 “全世界で江沢民を起訴する公審論壇"の役人の一人である呂氏は、この論壇を開く目的は法輪功学習者に対する道義上の支持を示して、より多くの人々に真相を知らせ、一日も早く江沢民を歴史、人心、道義上の裁判台に送ることであると語っていた。

江氏に対する告訴案の背景と今の状況

 1999年7月、中国では前例のない大規模的な集団虐殺が起きた。今までの集団虐殺とは違い、今回の集団虐殺は前例のない大規模で、偽りでデマを飛ばし、真相を覆い隠し、人々の精神的な信仰を打ち壊すことを主な目的とした。

 今回集団虐殺の直接の指導者である中華人民共和国の前主席江沢民は、権力を乱用し、多種の残酷な刑罰で一億人以上の法輪大法を修練する民衆を精神的に打ちのめし、肉体的に消滅させ、経済的に潰す迫害を行うと同時にデマを飛ばし無実の人を罪に陥れ、脅迫する等のあらゆる手段を尽くし中国及び全世界の人々を騙し、彼らを信じるように強いて、この大規模的な集団虐殺の運動に参与させようと企てた。この迫害は一億人以上の法輪功学習者の精神と肉体的の壊滅のみだけでなく、全世界の良知と道徳に対する絶滅でもある。

 江沢民は国家機関を乱用しデマを飛ばし、無実の人々を罪に陥れ、そのうえ中国の巨大な消費市場を利用し経済的に誘惑しているが、世界の多くの人々は江沢民の数年間の残酷な迫害、この集団虐殺の大規模性と世界にもたらす危害に気付いていない。

 もっと多くの人々に江沢民の集団虐殺の本質と危害を知らせ、更に大きな災難を避けるため、法輪功学習者は"集団虐殺罪"で江氏を法廷に起訴することを決意している。。

 2002年10月、江沢民がアメリカシカゴの個人訪問時の、10月18日に法輪功学習者は起訴状をアメリカイリノイ州北区連邦裁判所に手渡し、江××を残酷な刑罰罪、反人類罪、集団虐殺罪で告訴した。

 10月22日の午後4時頃、被告に法律訴訟の召喚状を渡す作業は終わった。それからの数ヶ月間、原告は何度も法律訴訟書類を中南海に送り、江××事務室では何度も法律の郵便物を署名し受け取った。

 2003年1月13日、法廷は江××を起訴する訴訟事件の第1回目の会談を行い、弁護士と裁判官は訴訟事件について次の日程を決めた。

 2003年4月14日、法輪功学習者を代表して、江沢民と"610事務室"を起訴する原告の弁護士テリー・マシー博士は、裁判所に起訴の法律書類を手渡した。江××は2003年3月15日に国家主席から下りたため、起訴書類を正式に手渡す時は、すでに江氏は"国家元首"ではなかった。

 2003年6月10日、38人のアメリカ国会議員は"法廷の友"の名義で、法廷へ江氏の告訴案の審理を支持する弁論書を手渡し、被告江××が"元首免責特権"を受け起訴を免れることについて、政治的な圧力による外交ルートを通じ解決するのではなく、《外国元首の免除法》の確実的な基本原則により、これらの訴訟が法律の標準に基づいて法廷で解決するべきだと強調しだ。

 2003年9月12日、イリノイ州北区の裁判所の裁判官は、被告人江××は"元首免責特権"(当時江はすでに国家元首ではない)を受けて、手続き上で原告の告訴を却下するが、原告側の部分的な論点に対しては認めていた。

 2004年1月19日、原告は法律に基づいて起訴書類を正式的にアメリカの第7巡回裁判所に提出した。起訴書類はこう指摘している:もし原告が提供する内容が確実ならば、つまり被告は国境法の根本的な規範に背き、同時に広く受け入れている至上の正義的な規範にも背いており、残酷な刑罰と集団虐殺罪も含んでいる。この規範は国内、或いは国際外交政策上に立てられているだけでなく、人類の法律、道徳と民衆の秩序に基ついている。その他、起訴書類はまたアメリカが署名してある集団虐殺協約と残酷な刑罰協約に基づいて、2003年3月15日すでに中国の国家主席の座から下りた江沢民は、いかなる元首免責特権を享受することは出来ない。

 2004年3月5日、アメリカの行政部門は、目前の国家と国家の間に絡んだ複雑な利益関係を考慮し"法廷の友"の身分で、1月19日に原告側の弁護士が提出した起訴書類に対する回復書を交付し、免責特権と召喚状などの法律手続の問題に対して異議を申し立てた。

 2004年3月19日、原告は上に述べてあるアメリカ行政部門の回復書類に応じ取り消された書類を交付した。1月19日交付した内容以外に、江氏の告訴案に対する手続上の合法性に対する要点を加えた。

 2004年5月27日に起訴法廷上(第七巡回法庭)で口頭弁論が行われる。話によると、アメリカで行われる江氏告訴案は、世界の各地から次から次へと起きている。全世界で法輪功を迫害する元凶犯江沢民と追随者に対する法律訴訟案はすでに25件にのぼり、彼らは"残酷な刑罰罪、反人類罪、集団虐殺罪”などで告訴されている。その中で江沢民本人はアメリカ、ドイツ、ベルギー、スペイン、韓国、台湾などの6ヶ国の地域の法廷で告訴されている。

 今まで、江氏の告訴案の過程は、すでにアメリカと国際法律界に大きな反響を呼び起こし、民衆の法輪功に対する関心をもたらし、多くの善良な人々の正義感を呼び起こしている。このように江氏の告訴案を通し、世界各界の人々は、中国における法輪功学習者への迫害の真相を知り、また法輪功についても理解し、法輪功学習者の江氏への起訴は全人類に大きな意義をもたらしている。


 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/5/23/75426.html

 (英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/5/24/48526.html